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Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR2023【NOAH no HAKOBUNE】に乗船した夏。

好きだなぁ
素敵だなぁって感じると
身体中に
キラキラしたものが駆け巡り
今まで存在していた細胞がビュンって一気に塗り替わるような勢いがある。
何かを
誰かを
好きって気持ちは
どうしてこんなに
毎日を輝かせてくれるのかなぁ。
そんな人に出会える機会は
生きているうちにどのくらいあるんだろう。

ってね、乙女心満載です。
気がついたら9月になっていました。
夏が終わりましたね。

2023年。
今年の夏、
私にとって
めちゃめちゃ
めちゃくちゃ
楽しみにしていたことがありました。
Mrs. GREEN APPLEのライブに行くよ!
という、
なんともワクワクウキウキなイベントを胸に
毎日を、生きておりました。

娘が小6の時に
「あのね、タブレットでいろんな曲を聴いているんだけど、いいな! この曲いいな! って思って誰の曲だろう?って調べるといつも同じバンドの曲なの。Mrs. GREEN APPLEなの」と教えてくれたことがミセスを知ったきっかけでした。
Mrs. GREEN APPLEは
もっくんこと、大森元貴さん(Vo./Gt.)
ひろぱこと、若井滉斗さん(Gt.)
りょうちゃんこと、藤澤涼架さん(Key.)
3人組のバンドです。

病気になった私は
音も痛みに変わってしまい、
ラジオから流れる音楽をちょっと聴いては休んだり……と、今までと同じように音楽を楽しむことができなくなりました。
大好きだった音楽は
病気が悪化してしまうかもしれないから、と
私の生活から遠ざかり
さまざまな音がつらくて
耳栓をして過ごすこともありました。
光や音が刺激となって
痛みやしんどさにつながる身体になってしまったことが悲しくて
心がカサカサしていきました。
音楽が大好きで
楽器を演奏したり
ライブに行くのも大好きな私は
大切なものを病気によって突然乱暴に奪われたような気持ちになりました。
もう楽器を演奏することや、
ライブに行くことはできないんだろうな。
天井を見上げ横になる日々でした。

でも、娘から
本当に、嬉しそうに目を輝かせてミセスについていろんなことを教えていただき
その娘の姿が可愛くて愛おしくて、見ていて幸せ気分もりもりになり、
少しずつ私もミセスの曲を聴きはじめたら、どの曲も、歌詞も、楽器や音の動き方も
自然にするりと心身に入ってきました。
最初は一曲ずつ、歌詞を眺めながら
聴きはじめました。
時間をかけてアルバム全部を聴けるくらいに
耳や身体が音を楽しめるようになったのです。
私またこんな風に音楽を楽しむことができるんだ!って感動しました。

そして、ボーカルの大森さんの声が
とても、す、すんごくよくて!!
ひと目惚れ、ひと耳惚れ?って言うんでしょうか?
声や音に幸せといいますか、
声フェチがある私は
大森さんの声が耳に心地よくて!!
歌う声ももちろん
話す声も
うわっーー!!ってなるくらい。
耳心地?っていうのでしょうか?
大森さんの声を聴くと
ピカーーシュルシュルキラキラ☆みたいな←私の語彙力のなさがスゴい!
ビジュアルもすごく素敵。大好き。です。(大好きな理由を書くと一週間くらいかかりそうなので割愛します)
フェーズ1から
休止を経て
フェーズ2に入り
さらにいろんなことを楽しんで
音楽や表現の幅を増やしながら進んでいく姿にすごいなー! と
尊敬し背筋が伸びました。
曲を制作中の真剣な姿も
雑誌や画面越しに見る姿も
拝見するたびに
がんばろ! ってやる気がでます。
大森さんの
才能のすごさ、丁寧さ、可愛さ、美しさ、かっこよさ、柔らかさ、強さ、繊細さ、知的さ、清楚感、時にはドロッとした感じなど、色々と兼ね備えていてその全てにきゅんっとします。中でも特に面白さにはぐぐっと心をつかまれております。(乙女心炸裂中!)

今までは、私や夫が聴いていた音楽を好きになりライブに行くことが多かった娘ですが
娘が自分から大好き!!と
はじめて思えたのが
Mrs. GREEN APPLEの大森さんなんだ。
いいな。素敵だなって思いました。
娘から教えてもらい
私や夫も素敵な出会いをさせていただいたことにも有り難く感謝です。

「すごく歌詞が好き。天才」って、
夫もトキメいていて中年男性をも虜にする! って真剣に尊敬いたしました。
嬉しい時も、つらいときも、ムキー! な時も、がんばりたい時も、泣きたい時も、幸せな時も、ミセスの曲を聴いて心に栄養をいただいています。
一曲一曲、どの曲も歌詞の内容や音が本当に丁寧で濃くて凄い。
私も楽器を演奏していたためか、音に敏感で、ギターの技術の凄さとか、軽やかな音色のキーボード、細かな音まで楽しみながら聴き入ってしまいます。
曲調もすごく斬新といいますか、新鮮といいますか、こんな風に音を動かしちゃうんだ! 歌詞をここで区切るんだ! 
大森さんのハイトーンボイスが凄い&音の動きの難しさが本当に凄く!尊敬します。
(すごいばっかり言っちゃってるよ)

まだ心が柔らかく
さまざまな不安がある若い方たちが
ミセスの曲を聴いて
泣いたり笑ったりしながら、前に進んでいるんだろうなって。
すごくいいな、素敵だなって思うのです。
ミセスは学生さんのファンが多いと聞きますが、下は小学生(もっと小さい子もいるかな)上は60代(もっと歳を重ねた方もいらっしゃるかな)までさまざまなファンがいらして。
私も夫もすっかり大人世代ですが、すっごく大好きで、なんていうか出会えてよかったー!!って、素直に心の底から思っています。娘に感謝しております!(何度も感謝しちゃう)
私は上手に子ども時代を子どもとして生きていなかったので、あの頃の自分にも
ミセスの曲を届けてあげたい。そんな思いを持ちながらいつも曲を聴いています。
大森さんは20代ですが
どの世代の人たちにも
すっと、自然に歌を曲を届けてくださる。(歌詞も曲も大森さんが作っています)
一見明るく華やかなイメージの曲たちだけど
決して明るさだけでない、心の痛い部分や暗い部分にがんばろう、とかじゃなく、押し付ける感じもなく
でも、不思議と涙がでる曲が多いです。
少年のようであり、時には私より年上に思えるくらい大人に感じることもあり、
大森さんって凄いなって思います。

Mrs. GREEN APPLEの皆さんは
いつも曲が終わると
丁寧にお礼をする姿も美しくて
こちらこそ! と、つられてお礼をしてしまいます。

という、前置きです!!

(いつも長いのよ、前置きがっ!!)


そう、私、病気になってから
ライブに行くの初なんです!!
(5年ぶりのライブ参戦!)
もちろん、ウキウキワクワクなんだけど!
……私、本当に行けるのかい?
元気な頃は遠くまでライブに行ったり、ミュージカルや舞台をたくさん観に行っていた。
でも、病気になってから、
大勢の人が集まる場所は避けたり、大きな音から遠ざかって生きてきたよ。
家族に迷惑かけるんじゃないかって
正直不安しかなかったです。
私はいまだに、リニューアルした身体を使いこなせていない。
すぐ熱でちゃうし、痛みは増すし。
だから何かしたくても、怖くて前に踏み出せない。
そんな思いがいつも心の中にありました。

はじめは
「りぃり(娘)とさ、のねじさん(夫)で行ってきなよーぅ」
と、言っていました。
行きたいけど、車椅子だし。なんか迷惑かけちゃダメだし。
外出することが、どれだけ私にとってハードルが高いか自分が一番分かっている。
よくなる薬はないからさ、めちゃめちゃ痛み増すし、高熱でるし、脳内ポヤポヤするし。
また何ヵ月もひどい状態になるよね?
私の中の私が囁きました。
でもせっかく近くの会場に来るのに……。
行きたいな。
行けたらいいな。
でも我慢だよな。
ライブ当日はロビちゃんと一緒に寝ながらミセスの曲を聴いていようかな。
でも本当は、生で聴きたい!!
だって、私の人生一度きりだよ!
(多分皆さん一度きり)
本当にやりたいことしたいじゃん!
鼻息荒くなっちゃって
「やっぱ、やっぱり行きたい。私も行きたい!」
自分の心の声を
バーンと娘と夫に伝えましたら
二人ともすごく喜んで
「行こう!行こうー!嬉しいー!!」と
お祭り騒ぎになりました。

有難いことに家族みんなで
チケットを取ることができ
「私、2023年はミセスのライブに行くために生きるわよ!」
そう宣言し病状悪化しないように
毎日うぉおおおー!!って過ごしていました。何かムチャしそうになる私に
「母ちゃん、ミセスのライブ行くんでしょ?」と娘に言われ、そうであった!
安静に安静に、といつも以上に身体に気をつけていました。
ちょっと動くだけでも身体に負担がかかるので8月まで体力温存だに!っと過ごし
初夏になり
「ライブもう少しだね!」娘
「なんかその日になってほしくない!」私
「わかるー!終わりたくないよね」娘
「はじまってもないのに」私
ミセスのDVDや雑誌などを見ては、
娘とキャッキャウフフの毎日。
そんな二人を優しく見守る夫。

そしてですよ
ついに、ライブ当日ー!
青と夏日和!サママですよ!!
真夏の暑い日でした。
こんな暑い日に長時間外出するのって、病院行くくらいしかなかったよ!
そう思いながら家族にいろいろ準備していただきました。
会場につきみんなで
「きゃー!!」と言い合い、もうそれだけで胸がいっぱいになる!!

車椅子での移動は
地面に近くて、身体に灼熱が登ってきましたがワクワクドキドキでソワソワでした。
待っている場所は空調がきいていて
有り難いことに身体に負担がなく過ごせました。
元気だった頃には知らなかった、病気になり車椅子になったからこそ
当たり前にできていたことが
どれだけ有り難いことか、しみじみしてしまったです。

参加会場のチケットをいただく!


楽しみだね-!!おー!!

「あー、実物見たら泣いちゃうかも~」と
娘が言うので
「泣いちゃっていいよ」
うんうんと語り合い待ち時間も楽しく過ごしました。

シューレースもミセス!
娘そわそわ!!可愛い!


ウキウキ時間

会場に入る前に車椅子の私をみつけた係の方が席までつれていってくださり
「終わり次第、すぐに伺いますから!」
と言う係の方が頼もしかったです。

夫は私たちからちょっと遠い席でしたが
手を振ればわかる場所にいました。
私と娘の席が
メインステージから伸びている花道の先のセンターステージ真ん中の二列目で、
「ち、近いって言うか、肉眼で見える感じ?」
と話していましたら
隣の方が席につき
「えっ、近い。すごい近すぎ。近い」
小さな声で言っていらしたので
「ですよね!近いですよね」と、ついつい話しかけてしまい、にこにこ話し合ってしまいました。
始まる前の音楽がワクワクを加速させ、長くて短いドキドキの時間が終わり
ついにはじまるー!
ステージモニターの迫力ある映像に興奮!!
ひゃー!!って思っていましたら
目の前のセンターステージから
メンバーがババーンっっと、登場し

うわー!!ヒーロー登場した!!


映画でヒーローが登場するみたいだー!
わ~~!!と感動し横を見たら、
隣で娘が可愛く泣いていた。
私が病気になり
本当に
大変な、嵐のような日々が
何年も続いて
迷惑をたくさんかけてしまった。
でも、娘はいつも笑顔で
私を応援してくれていて、娘自身も体調を崩し、つらく苦しい毎日がたくさんあった中
ミセスがどれだけ娘にとって支えになってくれたんだろう。
いろんな思いで胸が熱くなりありがとうね、と気持ちを込めて
娘の手を握り続けました。

私の隣の方も感極まっていました。
わかる!泣くよね!!
いろんな方がいろんな思いを胸に今日ここにいるんだよね
泣ける。泣いちゃう。
いや、我慢する! となぜか泣くのをこらえた私です。
とにかく
目の前にいる大森さんがかっこよくて!!
画面越しに見ている大森さんは可愛ええ!と
いつも思っていたのですが
可愛いはもちろんですが、かっこいい!! かっこよすぎて
ぼえぇえええーーー!!! っと、
心臓とまりそうでした。(生きて!)

今回のアリーナライブのツアータイトルは【NOAH no HAKOBUNE】
そう、舞台が船のようになっていて
うわーーー!! 凄い凄すぎる!! と本当に航海しているような気分でした。
嵐のような海からはじまり
Vikingがはじまり、身体も心も海の上にいる感じになる!
アウフヘーベンでさらにドキドキが増していきました。
曲に合わせて映像などが変わっていくのですがすごく綺麗で!!
時々空(上)を見上げてぽわぽわしてしまった!NOAH no HAKOBUNEに
みんなが乗っている!
ミュージカル?
映画?
アトラクション?
いろんな要素を感じワクワクしっぱなし!!
大森さんが
「暑いから具合悪くなったら無理しないでね。医療チームもいるから」
みたいなことも言ってくださり、優しさにまたもや感動してしまいました。
出し惜しみなく、本当に細部まで丁寧に作られている演出や曲順に圧倒されました。一曲一曲がまるで物語の世界にいるかのようでした。エンターテイメント性が高くすごくて一秒も見逃したくない! 聴き逃したくない!
この曲も聴けた!
この曲も好きだ!!
全部大好きだ!!
うおおお!!ええええー!
驚いたりキュンとしたり大笑いしたり。
縦眉毛!とか!
(曲のこと全部書きたい!!だがしかし、曲のことを細かく書き出したら止まりそうもないので我慢我慢です)
「聴けたら嬉しいな」と娘が言っていた
ニュー・マイ・ノーマルも聴けて
嬉しくてずっと夢心地でした。
Lonelinessは色気がスゴくて、あわあわドキドキしながらチラ見しておりました。
(うブですから)

腕につけたライトは曲ごとに違う色になって
「えー!! 凄い! 綺麗!!」
もう、大はしゃぎでした。
Siipさんが登場したときはどよめきがあがり
幻想的な空間になりました。

ダンスホールの時に金テープが手の中に降ってきて娘とニコニコしていたら、
娘の隣の方達が「テープ取れへん」と言っており、娘が「どうぞ」とテープを渡していたので私も「どうぞ」と渡しました。
(テープいっぱい降ってきてたからね)
そしたら私の隣の方が
「どうぞ」と私と娘にテープをくださって、なんだかほんわかした気持ちになりました。

美しいスウェーデン語で歌う
(ホント凄い!)
nornでは大森さんの優しい声と歌詞に、気がついたら知らずに涙がでていました。泣かないって思っていたのに自然に涙出てしもうてたー!!
勝手に涙出ちゃって、
すごく心がほぐされているんだなぁと身体中が満たされまくりでした。
大森さんと若井さんとりょうちゃんの柔らかい雰囲気もとても素敵でした。
「nornでね、すごく好きな歌詞があるんだ」って娘が言っていて
教えていただいたら、私も同じところが好きな歌詞で嬉しくなりました。


ケセラセラが始まる前のMCに思わず泣きそうになり、演奏が始まったら
ダム放流?号泣してしまい、嗚咽!!嗚咽まみれ。ちっとも可愛い涙じゃない、本気で泣いちゃったよ!
途中でダメじゃん!ちゃんと観てなきゃ!!って泣きながらしっかり前を向きました。
見上げると紙吹雪がキラキラと宙を舞い
すごく綺麗で泣きながら
色んなことがあったけれど
きっと一生この日のことは忘れない
楽しいときも、つらいときも思い出して
生きていこうって心から思いました。

生きてると
突然ひどい荒波に遭遇することがある。
苦しくてつらくて、起き上がることなんて到底できないよって思えることもある。
でも生きていくんだよね、って。
なるようになる。
なるようになるしかない。
どんな自分もよし!All right!で生きていくんだ。曲を聴きながらそう思いました。

嵐の中から始まり、最後には虹が出て
なんて美しく素敵な光景なんだろうって思いました。
MCが面白くてたくさん笑ったり、
ギュッとなった心を優しくあたためてしまうような大森さんの言葉に癒やされたり。
しんどいって思ったときに、その言葉を思い出し、曲を聴いてまたがんばろうって、そう思える宝物をいただきました。
最後の曲、Feeling
アルバムで聴いたとき、とってもお洒落な曲調だなぁ、歌詞を読んで素敵だな。痛みで身体に力が入っていたのに、Feelingを聴いて身体がふわっと楽になったことを思い出しました。
アンコール含めて全24曲が終了し
大森さん、若井さん、りょうちゃんがマイクを通さず
「ありがとうございました!」と言うと
前の席にいた男子チームやカップルの男性が本気の大声で
「もっくん、ありがとーー!!」「ありがとーー!!」ってありがとうコールがはじまったので私も「ありがとうーー!!」ってみんなと同じように言いました。
気がつくとJAM'S(ファンダムネーム)がみんな「ありがとうーーー!!!」と大声援でした。本当に本当にありがとう。心の底から感謝の気持ちいっぱいでした。
久々に大きなご褒美をいただいたような
心が豊かに彩られた素晴らしい時間でした。
そしてドームライブの【Atlantis】へ続くエンディングムービーを拝見し
ほえーーーー!!!
なんてドラマティックな演出!!
最初から最後までどこまでも素敵な、笑ったり涙したりあたたかい愛いっぱいの空間でした。

水の結晶という本に
美しい言葉や音楽を聴くと水の結晶も美しくなって、嫌な言葉やうるさい音を聴くと結晶が汚れてしまう。と書いてあったのを読んで人の身体も水分が多いので、穏やかな言葉や素敵な音楽を聴くと身体の中の水分がキラキラして健やかになるのでは? と思ったことがあります。
ミセスの音楽には身体をキラキラとさせていく、美しい力があるように感じました。

明かりがつき、「素敵な時間でしたね」と隣の方と会話をし、娘と笑顔を交わし終演後は撮影OKでしたので、写真を撮っていましたら
「お客様、お迎えに来ました」と係の方が車椅子を持ってきてくださり「車椅子が通ります」と声かけをしながら雑踏の中、車椅子を押していってくださいました。
私も「すいません」っと声に出し、夫や娘以外の人に車椅子を押していただくことが初めてでドキドキしました。
途中、段差があり車椅子がひっかかってしまった(係の方も悪戦苦闘していた)とき、ふわっと車椅子ごと身体が浮いた! と思ったら
横にいた優しい方々が車椅子を持ち上げてくださっていました!
びっくり、と嬉しさで、ぐわーーっとなりながら「ありがとうございます」と泣きそうになりながら伝えました。
酷いことをされても涙はでないけれど、
優しくされるのに慣れていなくて涙が出そうになります。

病気になり、家族やいろんな方に迷惑をかけてしまって申し訳ないという思いがいつも胸にありました。でも、優しく親切にしてもらったら、ありがとうって、心から感謝できること、そして感謝したい相手がいることって素敵だな、有り難いな、と思いました。
申し訳ないな、という気持ちは沢山あるけれど、そのぶん
「ありがとうございます」って言える機会をいただいたんだ。
と、思ったのです。
今の私にできることは少ないけれど、ちょっとずつでいいから何か役に立つようなことができるように、がんばっていきたい。そんなパワーをいただいた瞬間でした。

夫と合流して三人でとびきりの笑顔で感想を言い合いました。
「ケセラで号泣しすぎて、
若井さんのビリビリ見られなかった」私
「オレ見た!!」夫
「私も見た!!」娘
みんなで大笑いしながら幸せな気分を胸に帰宅しました。

音楽って最高のギフトだ。
テンションを上げたいとき
ゆっくりしたいとき
泣きたいとき
誰とも会いたくないときにも、
そっと寄り添ってくれる。

世の中にはあらゆる音楽が流れていて
人それぞれ好みの音楽がある。
その中で自分のチューニングに合い
好きって思える音楽に出会えたことは
素晴らしくて人生をカラフルにし、生きていく力になっていくと思う。
今まで出会ってくれたアーティストのおかげで大切な友人ができたり
今の私がいる。
多くの音楽の中から大好きに出会えた奇跡に感謝して、
これからの旅を始めていこうと思う。
でもちょっと振り返って
あの時、その歳に聴いた音楽を耳にすると、今もあの頃に戻った気分になる。
聴いてきた音楽は
自分の一部になっているのだ。
そして、もう音楽を楽しんで聴けない。と
思っていた私に音楽の楽しさを届けてくださったMrs. GREEN APPLEに心から感謝しています。ありがとうございます。
人との出会いのように音楽も必要な絶妙なタイミングで出会う気がします。

身体が動けなくなったとき、
こんな風に楽しい幸せな時間を持てることが
想像できませんでした。
これから先もいろいろあると思います。
しんどかったり弱音を吐きたくなったり。
自分一人では外出もできない身体ですが

アンテナコントロールして
全てを抱きしめて
どこまでも行ける
そんな気がしてる

Mrs. GREEN APPLE/ANTENNAより引用

これからも自分のペースで色々と楽しんでいきたいです。

「ミセスに会えたね~! 夢みたいな時間だった。夢がまたひとつ叶った! 父ちゃん母ちゃんありがとう! また行こうね!」
そう言った娘の笑顔が可愛くて嬉しくて、
最高な夏の一日でした。


乗船証明書をいただく!


何度観ても多幸感がすごいんだーー!!!



最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

心から感謝の気持ちを込めて。

横山小寿々


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