見出し画像

【未来予想図】男性が自由に、ヘアカラーをする日はすぐそこ

ここ数年のヘアカラーの進化はすさまじい。美容師10年のキャリアが必須の技術が2年もすればできるようになっています。

そんなカラーが得意な美容師が増えると、お客さまの髪色がどんどん変わっていく。

コロナもあいまって派手な髪色をする女性が増え、少し前ならNGだろその色はとなっているところでも、なんとなくOKになっていたりする。

決まりはあるが、取り締まる人の感覚による。そんな感じなのかな。

空気的にOKになるくらい今ではなじんでいる明るい髪色。厳しいところもあるが、自由度は確実に高まっています。

さて、本題は男性もこの流れにのれるのかということ。

社会人になり、女性はヘアカラーをしてもいいが男性はだめという職場がほとんど。でもこの価値観も変化する可能性があります。

それは、男性の美意識の向上と男女平等の意識

メンズコスメが年々需要が高まり、若い世代でメイクをする人も増えています。百貨店内にメンズコスメだけを取り扱って店舗もあり、人気を物語っています。


同じように脱毛もメジャーに。銭湯にいくと毛がまったくない人が多いです。流行りの髪型にしている人は顔から下の毛がほんとにない。

少し前は女々しい空気感があったけど、今は清潔感を保つ必須のことなんでしょう。全くめずらしいものではない。

K-POPやアイドルの影響は大きく、みんなツルっとしてメイクも当たり前。それがカッコいい!新しい価値観が生まれています。

ヘアカラーも同様で派手な髪色な男性が増えています。アーティストもスポーツ選手もインフルエンサーもYouTuberも、メディアに出る人の見た目があざやか。

「社会人の男性は黒髪である」という価値観がないジャンルでは、女性同様にヘアカラーを楽しんでいます。

以前も学生まではヘアカラーをしている男性はとても多かった。でも就職と同時に黒髪に戻し短くする。女性は職場に慣れてきたら明るくするのに対し、男性にそれはほとんどない。

社会人になって髪を染めるなんてという空気感なのか、男らしくないからなのか、仕事上よく思われないからなのか。とにかく黒くなっていきます。

男性は仕事で評価されるかをベースに物事を考えるから黒髪にしてる方が結果が出るなら当然それにする。茶髪にして出世に響くならやめておこうといった具合に。

それも変化していくかもしれません。

今の学生や新入社員の人と話をすると新しい価値観だなーと実感することがあります。ジェンダーレスの意識なのか、仕事において男女平等であることを望んでいる気がします。

「同じ給料なのに女は良くて、なぜ男はだめなのか」

女性は髪を染めてるなら男性もやっていいじゃないか。女性だけ許されるのはなぜか。そう言われて納得させる言葉はあるのだろうか。

どの業界でも人材不足が深刻な現代で、これを理由にやめられても困る。社会が緩和にむかってもなんら不思議ではないと思います。

今の価値観である仕事にコミットする黒髪は引き続き求められることは間違いないです。同時に髪色が関係ない職場では新しい価値観が広まっていくんだろう。

働く世代の入れ替わりや、いわゆるゆるい職場が増えることで男性のヘアカラーの自由度は増していく。今の子供が大人になるころには、鮮やかな職場ばかりになっているかもしれませんね。

---

美容師の意見として、髪型は万人が楽しむもので人生を豊かにするものだと思っています。好きなように選択肢があり、その時に応じて表現する。

そこに業種性別年齢はなく、やりたい時にやりたいものにするのが髪型です。

既存の価値観を否定するわけではなく、新しいものが増え、それらを選択できる社会が理想的ではないかなと。

外見はとても大切です。自信を持てる、気持ちが上がる、ポジティブになれる、自分らしくいられる。見た目をきっかけに元気になり、内面はそれに続いていくと思います。

僕はそんな日が来るのが待ち遠しいです。

この記事が参加している募集

多様性を考える

いただいたサポートは他のクリエイターの方への支援として使わせていただきます。