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「赤い傘がマリーで、あっちのアニメ柄の小さな傘がダニエルだ。そして僕はこの家の中で1番使…
「金魚鉢の大きさで金魚の大きさが決まるようにさ、結局会社や組織の大きさで俺たちの力量なん…
「風薫る、星光る、空晴る、後はえーと、夢眠るとかどう?」 事務所の社長兼マネージャーであ…
子どもの日が近づき例年通り僕らは倉庫の奥から出された。 「今年もよろしく頼むな。あら?こ…
こちらの続きになります。 🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸 春の夢なら早く覚めてくれ、留置所へ向かっている…
花吹雪が目の前を覆って僕は思わず歩みを止めて桜を見つめた。 駅から会社までの道のりには桜…
風車にふぅと息を吹きかけると、まるでスイッチが入ったみたいにくるくると回り出した。それと一緒に煙草の香りが微かに漂った。窓際に置いてあったそれに煙草を吹きかけてはくるくると回して遊んでいたあなたの姿が目に浮かんだ。懐かしいその香りが目に染みたのかふいに涙が込み上げてくる。ここで泣くのは何だか悔しくてすぐに目尻の涙を拭った。 *** 「ちょっと息を吹きかけるだけで面白いくらい回るよなコイツ」 アパートの西側にある窓がヘビースモーカーのあなたの定位置だった。どこかのお祭りで
桜色の断面にほくそ笑んだ、早朝のキッチン 🍖🍖🍖🍖🍖🍖🍖 こちらの企画に参加しています。…
変わる時代に生きたあの人とずっと比べられてきた。″坂本龍馬″それが俺の名前だった。あの幕…
美味しい弁当に綺麗な桜、ここは天国ですか 🍱🌸🍱🌸🍱🌸 こちらの企画に参加しています …
始まりは僕のコメントからでしたね。 あの日偶然読んだ君の記事。 会社の先輩から小言を言わ…
桜色症候群が流行り始めたのは数年前の春ごろだった。その年、病院には頬が桜色に染まり原因不…
かつてフーリンはバス会社一の人気者でした。 帳面町から東京まで向かうバスはフーリンの1台だ…
朧月夜を利用者たちと一緒に唄う。 大きな口を開けて唄う利用者たちに微笑ましさと、そして切なさを感じた。 施設を利用している人のほとんどが大なり小なりの認知症を患っていた。昨日あったことを憶えているのは稀で、さっき食べたばかりのご飯を忘れてしまったり、中には家族のことまでも忘れてしまう人もいた。 ただ不思議と昔の歌を記憶している人は多かった。 うちの施設では昼食前に口腔体操も兼ねて歌を唄っている。週ごとに唄う歌を替えており今週の歌は童謡の『朧月夜』だった。1週間毎日同じ歌を