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理解力を上げる方法

こんばんわ。koshiです。
大層なタイトルですみません。

今回は『理解力』と『伝え方』について書いてみます。


人の説明を受けるときに、『何を言ってんのか分かんないなぁこの人』と思ったり、

人に説明したときに、『何を言ってるかわかりません』と言われたり、したことありませんか?

大体の原因は、これから書く内容が出来てないからだと思います。

この記事は

自分のために
理解の手順を知って、理解力を上げる

相手のために
理解しやすい伝え方を知る

↑これを目標にして書いています。


──────まえがき──────

スクールでの生活でなぜか『理解力』を褒められました。

何も取り柄もない私ですが、

「2人以上が同じことを褒めてくれたならそれは間違いなくお前の真実だ」

漫画:『宇宙兄弟』より

この言葉を信じて、受け入れようと思いました。

そして、私でもできるなら、誰でもできる。

なので、普段意識していた『理解』の仕方を書いていこうと思います。

※『対人での会話』をメインに書いてます。

──────────────────

理解プロセスについて

まず、人の説明を理解するときに、意識していることです。

1.目的を確認する
2.分類して例える
3.常に『全体のどの部分か』を把握する
4.なるべく『応用が効く形』に変換する
5.理解した点を繋げる質問をする
6.繋げた結果を言葉にして確認する
7.6までで得た内容で仮説を伝えて確認する


なるべく具体的に書いていきたいので、いろいろなものに例えて書いていきます。

1.目的を確認する

人から何かを聞くとき、説明を受けるときは、必ず相手の「目的」を確認します。

これが出来てるだけで、理解度は天と地ほどの差が出ます。

学校教育がまさにそうですね。学校での勉強は『目的』が明確じゃないので、身が入りません。

塾に行く子達は、『志望校に受かる』という目的があるので、『受かるために』を必死に理解しようとします。

学校教育でも『目的』を設定してあげればいいのに... と思います。

料理のレシピを説明されるときも、『これからすぐに一人で作って欲しい』なのか、『料理の難しさを知って欲しい』なのかで、聞く姿勢や、知らなきゃいけないことが全然変わりますよね。

目的を知って、『どこまで知ればいいのか』という、一番大事な軸を把握します。

文脈で把握してもいいですし、思い切って『〇〇ができるようになればいいですか?』と聞いてしまいましょう。

2.知っているものに例えてみる

持てる知識を総動員して、説明を受けるものを抽象化して、知ってるものに例えます。

〇〇に似てる』という考え方です。

イメージは、仮想通貨の話を聞いたときに、『株みたいな電子マネーか』って理解する感じです。
※厳密には違います。

『株に似てる』と分かると、『じゃあ、株は会社が発行数を決めるけど、仮想通貨の発行数は誰が決めるの?』みたいな、違う部分を探しに行きます。

もう一個例えです。

これは元々SEだった自分が感じたことですが、システムの設計とデザインって似てるなぁと思いました。

デザインは『必要な情報を整理して、優先順位をつけて、ビジュアルに落としこむ』

システムは『必要な機能を整理して、システムに落とし込む』

デザインとシステムの違いは『優先順位の付け方』だなぁと。

1から理解するのと、違う部分を見つけて補完していくのでは、理解度が変わるのは明確ですよね。

自分の知っているものに例えられたら、後は共通点と違いを探すだけで、勝手に理解が深まります。

知っているものに例えてみる』の大事さがわかりましたでしょうか。

※例えの見つけ方は、4.の【なるべく応用する形で捉える】で書いてます。

3.常に『全体のどの部分か』を把握する

今説明を受けているのは、全体のどこかを把握します。

イメージは、本を読むときに常にもくじを横において、今どこを読んでいるかを確認する感じです。

家を建てるときや、結婚式の準備をするときがわかりやすいかもですね。

『家を建てる』『結婚式を成功させる』というゴールがあって、ゴールに向かって進みます。

今、自分が準備しているのはどの段階なのか?を把握してないと、『今なにしてんだっけ?』ってなりますよね。
(家を建てたことも、結婚式を挙げたこともありません。笑)

理解のプロセスも一緒です。

全体感を理解してないと『今なんの話?』となります。そうなってしまうと、理解が遅れてしまいます。

常に『全体感』を意識しながら聞きましょう。

4.なるべく応用が効く形に変換する

これもとても大事です。

言われたことをそのまま受け取るのではなく、1つ、または2つ上の階層で理解します

なにを言ってるんだ、という感じですね。

イメージは、『図書室を出るときは、本を棚に戻して、椅子をきちんとしまって下さい。』と言われたら、そのままを受け取らずに、『図書室を出るときは片付けること』と捉える感じです。

『片付ける』の中に『椅子をしまう』がある
『片付ける』の中に『本をしまう』がある

どちらも、上位階層は『片付ける』になるので、『片付ける』でまとめてしまうというやり方です。

そうすると、もし『机が汚れていた場合』に、『机を拭く』という応用ができるんです。

机を拭けって言われてないもん!』と言う人が、応用がきかない人です。

1言ったら10理解する人は、これが出来ているだけです。

あと、2で書いた【知っているもので例える】をするためにも、この上の階層を捉えることが大事です。

仮想通貨→値段が上下する
株→値段が上下する

だから、仮想通貨は株みたいかもんかぁ、となります。

もう一つ。

柱→建物を支えるもの→支えるもの
お父さん→家庭を支えるもの→支えるもの

だから、一家の『大黒柱』と言います。

こんな感じで、抽象化して上の階層を捉えてから、同じものを探すと、簡単に例えられるようになります。

抽象化して上の階層を捉えて、応用できるようにする』ことの大事さが伝わりましたでしょうか。


5.理解した点を繋げる質問をする

これは、理解が少し進んできたら行うことです。

説明を受けるとき、何を言ってるか分からない部分と、理解できる部分があると思います。

その『理解できる部分』を何個か見つけたら、その何個かを繋げて、他を補います

イメージは、『からあげとタルタルソースの作り方は理解した。でもチキン南蛮の作り方が難しい。あれ?でも、からあげにタルタルソースをかけたらほぼチキン南蛮?』みたいな感じです。

↑だけ見るとめちゃくちゃ当たり前ですが、この考え方を持ってることが大事だと思います。
※いい例えを教えて下さい。


Figmaで例えてみます。

テキストツールは理解した。シェイプツールも理解した。でも、ペンツールがよくわからんから質問しよう。

『ペンツールは、テキストかシェイプかどっちですか?』

ペンツールで出来上がるものはシェイプです。

『じゃあ、シェイプか。自由自在なシェイプツールって覚えればいっか。』

みたいな感じかと。

言いたかったのは、『理解した点を使って、理解できなかった部分を補う』ことです。

6.繋げた結果を言葉にして確認する

↑で得た内容を伝えて、認識が間違っていないか確認します。

イメージは、『からあげにタルタルソースかけたらチキン南蛮ですよね?』みたいな感じです。

これ、大事です。これをやると、相手に『自分がどこまで理解しているか』を簡単に伝えることができます。

間違っている場合は、どう間違っているかもわかりやすいため、相手からすると指摘しやすいです。

おしい!チキン南蛮には他にも南蛮酢が必要なんだよ。』って。

7.仮説を立てて確認する

最後の仕上げです。

ここまでで理解したことを、最初の1で確認した『目的』に沿った形で仮説を立てて検証します。


例えです。

車の運転ができるようになる為に説明を受けました。ハンドル、アクセル、ブレーキ、ギアチェンジ、安全確認、一通り教えてもらいました。

仮説『色々教えてもらったけど、要は事故らず目的地につくのが大事だよな。だからアクセスを踏みすぎるのは良くないし、急ブレーキも良くないよね?そして安全確認が一番大事なのでは?』みたいな。

これ、教えたあとに言われたら『よくわかってくれた!』と言いたくなりますよね。

この仮説が合ってたら、もう相手が伝えたかったことは理解できたも同然です。

理解力が高い人の特徴

今まで私が仕事で出会ってきた超人的な人たちは、ここまでのプロセスを瞬時にやってました。

私から何かを伝えようとすると、真っ先に『目的』と『全体像』を確認してきます。

そして、『階層』をすぐに理解して、「〇〇なんですね。なるほど。じゃあ、こういうときはこうすればいいんですね。」と。瞬時に理解されてました。1言うと100理解するような人たちです。

まだここでは書ききれてないこともあると思います。現時点で私が考えていることを書いてみました。

ちゃんと伝わる伝え方

ここまでが理解できれば、良い伝え方もわかると思います。

はい。

ここまででお伝えした『理解の順番通りに伝える』だけです。

1.目的を伝える

必ず最初に目的を伝えてください。相手に『どうなって欲しいか』を伝えることで、相手は『どこまで理解しないとダメなのか』がわかります。

2.全体像を伝える

まず全体像を伝えて、その後に全体のどの部分なのかを伝えてください。人間は、全体→詳細の順に説明を受けたほうが理解しやすいです

肉じゃがの作り方の説明で、いきなり『じゃがいもの切り方を説明します。』ではありません。

『肉じゃがは、肉とじゃがいも、人参などを煮込んでできる料理です。まずは、切らなきゃいけないものを先に切りましょう。じゃがいもからです。じゃがいもの切り方を説明します』です。

3.例える

なるべく身近なものに例えて伝えてください。相手が知ってるであろうことで例えると、伝わるスピードが格段に早くなります。

『あ、そういうことですね!』みたいになります。

4.目的に沿って伝える

何かを伝えるときは必ず、相手に『こうなって欲しい』があると思います。

なので、一通り伝えたあとに、『〇〇を覚えて貰えれば、〇〇(当初の目的)ができるようになります。』と、当初の目的に沿って伝えてください。

『結局何が言いたいの?』と言われることが無くなります。

いかがでしたでしょうか。
もっといい例えが浮かんだら、更新しようと思います。

以上でした。

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