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140. 高級スーパーへの営業/ Hacer negocios a Casa Rica(2)

JOPOIの突然の閉店によって、
現在、ミドリの卸先は4軒だけになってしまいました。

コロナ前の全盛期は15箇所もあったことを考えると、
4分の1まで縮小したわけです。流石に対策と営業が必要です。


一方で、JOPOIで今まで買っていたお客さんが、

すぐ近くのShopping del SOLのOver Allなどに写る可能性は十分にあるので、

既存卸先のケアも今後より強化していくべきですね。



では、

本題に入っていきたいと思います。


僕がおととい営業をしてきたのは、

“Casa Rica”というアスンシオン市内でも有名な、高級スーパーです。


オーナーはドイツ系の家族だそうです。

今までは一店舗だけでの運営でしたが、

ここ数年で一気に2店舗も支店を増やし、どこも多くの人で賑わっています。

堅調な営業状況が伺えます。


高級と言っても、他の一般的なスーパーの品揃えとそこまで大差はないと思います。

強いて言えば、輸入品が多かったり、高品質な食材を扱っていることでしょうか。


当然、値段も張ります。

お惣菜コーナーも美味しそうなものが多く並んでいます。

安くはないですね。味はかなりいいです。


あとは、空間作りだと思います。

商品の陳列はもちろん、インテリア内装には力を入れているし、

商品棚の整理整頓もきめ細やかにキープされているように思います。


スタッフさんも小洒落た制服で、それだけで雰囲気よく感じます。


大型スーパーというと、雑多で、いかに安く大量に売るかが、

コンセプトの場所が多いように感じますが、

このCAはその真逆の戦略マーケティングで勝負しているようです。


ゆったりとしたカフェスペースも併設されていて、

食事はもちろん、ちょっとしたパーティーやイベントごとにも使えそうです。

食事やデザートは美味しいのはもちろん、価格もそこまで高価でないです。

スーパーのカフェというとで、そこは価格設定もうまいと感じました。

安すぎず、高すぎず。


また特筆すべきは、「客層」です。

この日も、お昼直前ということもありましたが、大勢の客が入っていました。


そして、少し歩けばわかりますが、

いかにもハイクラスそうで、身なりもしっかりしている人から、

欧米系の顔立ちの人が多いように感じます。

外国人も多くアジア系はもちろん、海外の外交官や駐在員も多く利用しているそうです。


駐車場は特に顕著ですね。

高級車ばかりが目立ちます。

ベンツ、BMW、ワーゲン、トヨタ(パラグアイでは高級車の一種)、レクサスなどなど。

駐車場を見れば、客層がわかる。

パラグアイは格差社会ということもあり、

そういった見分けは顕著に現れてきます。

わかりやすいですね。


さらに、3店舗の立地も素晴らしい。

人通り、車通りが多い場所というのは当然として、

そのエリアに住んでいる人の層もかなり研究したと思います。


いわゆる富裕層が多く住んでいる高級住宅地や、

近くの商業施設や公共施設も含めて、生活に余裕ある人の目に多く触れるであろうエリアに絞り、そう言った立地を決めていますね。


マーケティング業界では常識なんでしょうが、

自分たちのお店のコンセプトをしっかりと理解した上での作戦がよくできているように感じました。

総じて、バランスがいいスーパーだと思います。




ということで、

明日から営業の話に移っていきます。(やっと)


あ。まず、どうやってコンタクトを繋いで、アポまで取れたのか。

そんな話もしたほうがいいですね!


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