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連載105 2023年8月のお酒のエッセイ「白州」


 今月はまず飲んでない。9日/30日中でちょうど0.300だ。年当初からは0.447。今年の中で一番飲んでないひと月だった。体の不調、多忙、いろいろあるけど、なんか体がお酒を受け付けなくなってきたのかな。先月いただいた高いお酒もやっと半分空けたきりだ。

 もうひとつ理由があり、2日の飲み会で始まって1時間で気絶してしまい、残りの記憶がなにもなかったのが、怖かったからだ。

記憶を無くしたことは初めてではないが、今回は早すぎる時間に気絶し、そこから何の記憶もない。どうやって帰ったかも、空白の時間も記憶がない。流石にこれは怖い。

あの日のわからない点はたくさんあって、終わってタクシーに乗せられたらしい時間は多分21時前くらい。あのお店からなら10分で着くはず。だけどつれあいによれば、帰ってきたのは24時近くだったらしい。空白の2,3時間何があったのだろうか。タクシーの記憶もないし。ずいぶん歩った記録がスマホにある。当然領収書もない。そして、ジャケット背中の謎の汚れ。これはいったいどこでついたのかな。

あと、玄関先にあった謎の水のペットボトル。これはボクが買ったものなの?おまけに吐いたあとが服にあり、どこで吐いたの?なんにもわからない。

その日以来、なんか体がお酒をあまり受け付けなくなった。

よほど精神的にもこたえたのかな。でも終わったことを考えるのはよそう。もう二度と戻っては来ないのだから。

 さて、わずか9日しか飲んでないけど、今月は残っていたグレンターナーと、頂き物の白州と山﨑のミニボトル2本を飲んだ。あの日の飲み会では角ハイ4に、赤ワイン2で気絶。載せる写真もないけど、いただいたお酒の写真を載せて今月はお別れとしよう。ではアデュー

いただいた、白州と山﨑のミニボトル

2023年12月現在、当時を振り返って

 5ヶ月前にプレゼンの隅にこっそり載せたお酒のエッセイ。連載104の同じ月のフリーエッセイにも書いたけど、オーバーワークで精神的にも体調的にもキツくてお酒を飲める状態じゃなかった。そんな中、短期の実習に来た女の子の歓迎会で、会が始まって1時間弱の時点で気絶してしまい、記憶をなくしている。こんな早く気絶したのは初めてのことで、そこから謎の状況証拠だけが残り本当に何が起きたのか怖かった。後から部屋の人におそるおそる昨日のことを確認したけど、「普通でしたよ。19時に寝ちゃいましたけど。疲れてるんですよ」とみんなで言う。

なんか、すみません。

あまりにも疲れている時は、想像を超える範囲で世界が動く。多分いつもの3倍くらいのスピードだ。それがわからずいつもと同じつもりでやっていると、時間のはざまにポツンと取り残される。そうならないように気をつけるべきだった。このオーバーワークは11月まで続く。はたしてこの後、どうなったのだろう。

じゃこのへんで。オ・ルボアール!


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