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リアルタイムなエッセイ Vol.20「いきてるしょうこは、とつぜん、めのまえにあらわれる」

今日はエッセイ2篇書いてます。2篇目です。

生きてる実感が湧かない、そんな日がある。普通に毎日は過ぎているけど、今日何をしていたか思い出せない、やる気が出ない、失意の一週間だったりする。

あなたが毎日そんな日を過ごしているのだったら、ふとした瞬間に爪を見よう。
手の爪でいい。なんなら足の爪でもいい。

なにか感じない? 

確実に記憶より爪が伸びているはずだ。
ついこの間、ふと手を見た時に、「あれ、この前切ったばかりだったのに、こんなに伸びてる」
ボクはちょっと、感動した。

どんなふうに一日を過ごそうと、毎日沈んだ気持ちで過ごそうとも、容赦無く爪は伸びる。爪は一つの例だけど、他にも日々、望まなくても成長している部分はある。爪に思いを馳せる必要はないけど、ちょっと感情移入したら、それだけで愛おしくなる。まあ、切っちゃうけどね。

だから、気持ちがどうであれ、僕たちは生きている。
それだけで、もうけもの、じゃないかな。
それ以上は言わないけど。

短いけど、このへんで終わろう。
自分の爪をぜひ、見て記憶に焼き付けて。

またね。バイバイ。


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