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人生に”フラグ”はあるのか?

※やや性的な表現を含む記事です。

ゲームのフラグを知っていますか?
例えばドラゴンクエストのようなRPGの中で

王様に話しかける

姫を北の洞窟から助けて欲しいと依頼される

洞窟から姫を助けると王から褒美を貰える。

みたいなシナリオがあったとします。
王様に話しかけないとイベントは始まりません。
その話しかける過程を”姫様救出フラグ”がたった
と表現したりします。
このようは、絶対通らないといけない
チェックポイントみたいなものがフラグです。
これが人生にあるかどうか?を考えてみます。


例えば、とても性欲が強い人がいるとします。
街で女性の薄着を見るだけで、元気になってしまい
そのたびに、トイレで自己処理しないと収まらない
人がいたとします。この人をAさんとします。

Aさんはある夜
居酒屋で日付をまたぐ時間まで遊び
その帰り、道で横たわっている女性を発見します。
彼女はとても酔っていて
このまま地面で寝てしまいそうです。
放置すると、置き引きにあうかもしれないし
悪い男に襲われてしまうかもしれません。
Aさんは彼女を抱え交番に連れて行きました。
彼女の匂いや感触を思い出して
Aさんは自己処理に励みました。


翌日Aさんのもとに警察から連絡が入ります。

「昨日助けた彼女が被害届を出されています。
 酔っぱらってた私に痴漢行為をしたと
 訴えています。
 署まで出頭してください」

Aさんは彼女を運びはしましたが
性的な部分に触れていません。
彼女に対して性的な興奮を覚えはしました。
だけど、欲望に流されてはいません。
もし、これで彼女の言い分が通った場合。
Aさんのスマホ履歴から
性的なサイトへのアクセスがあるかだとか
幼女趣味のサイトを見ているかだとかが
明るみに出た場合。
Aさんは世間から

”変態痴漢野郎” とか
”性欲MAX男” なんて

差別を受けることでしょう。
そのうえに

”こんな奴を野に放つべきでない”

なんて言われるかもしれません。
Aさんの人生のフラグは泥酔した彼女を
助けるかどうか?だったのだと思います。
なので大抵の人は
事件の臭いのすることに遭遇すると
見なかったことにしてしまいがちです。


Aさんの場合は自制心が強かったので
冤罪と言える結果になりましたが
これが自制心きかない人だったら
どうなのでしょう?
生まれた時から、犯罪をせざる得ない
性質だったのだとしたら…
普通の人がご飯を食べたいと思うレベルで
「女性にいたずらしたい」と思う人だったら…


何が正しいかなんて、その時の空気でしかない
のかもしれません。

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