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学ぶことへの向き合い方 ~12月のまとめ~

だいぶ久しぶりになってしまった。書かなければと義務感のように思ってしまうとなかなか手が進まないもので、1,2個ボツになったテーマがあった。ただ1カ月のまとめは自分の心境を整理するのにも便利なので書いていきたいと思う。

12月の前半は勉強の日々だった。近現代史や言語のテストがあり、その対策に追われていた。11月末から3週間ほど空き時間や授業後に図書館でポルトガル語のWikipediaや文法のテキストとにらめっこする毎日で、今思い返すと自分でもよく頑張っていたなと思う。その甲斐あってか、近現代史と言語は無事に単位を取ることができ、何の成果も得られずに0単位で帰国という各方面から怒られそうな展開は回避することができた。

後半は打って変わって非常にゆったりとした日々だった。やることが全くなかった訳でもないが、大学が休みに入り、普段講義に行っていた時間や復習に励んでいた時間がごっそり無くなり、残ったのは何に充ててもいい時間、つまり暇だ。日本の友達とテレビ電話をしたり、新しい人に会いに行ったりなどそれなりに充実していた感じも受けるが、本音を言えばもっと言語の勉強をする時間を確保するべきだったと思う。もちろんそれは自分の持ち合わせている暇な時間の使い方に原因があるのであって、それ以上でもそれ以下でもない。

ただそんな自己嫌悪に似た感情を抱く一方で、受験生時代のことを思い出すこともあった。それはおそらく勉強というものへの向き合い方として、自分なりの型がはっきり見えていたのがその時期だったからだと思う。高校、大学受験ともにかなりマイペースで進めた部分が大きい。塾や学校に先導される部分がベースにありながら、それに加えて自分が何をする必要があるのか、何をしなくていいのか、自分で取捨選択をしながら進んでいた。自分の中でゴールを設定して、それが達成できていれば満足だった。勉強することというのは、すぐにだらけたくなってしまう自分との限りない戦いのだとその時期を思い出して思う。

それを最近は忘れかけてしまっていた、というかだらけたい自分に負けまくってしまっていたような気がする。おそらく大学生活で付いた悪癖だろう。どれだけ楽に単位を稼ぐか、そんなことに腐心していたら勉強への向き合い方を忘れてしまった。これからの半年はそんなだらけたい自分に鞭打ちつつ、暮らしていきたいと思う。

そんなマイペースな自分ではあるものの、負けず嫌いであることも良いエンジンになっていると思う。矛盾しているように思われるかもしれないが、互いに悪影響を与えず自分の中で共存しあっているように感じる。周りの人たちに追いつけ追い越せでやっていけたらと思っている。

それで思い出したのだが、生まれてこの方自分の周りの人たちの優しさや人の良さには恵まれ続けている気がするのだ。そういう環境というものに関しては豪運の持ち主だと思う。日本に居る時でさえその運の良さに驚いていたのだが、ポルトガルに来ても変わらない自分の引きの強さはもはや世界規模だ。ここまで恵まれていると、釣り合いを取るためにとんでもないブラック企業に入社することになったり、呪われているとしか思えないような事故物件に住むことになってもおかしくないという恐怖すら覚える。とりあえずは今の自分が置かれている環境の良さに感謝して、それを存分に享受する日々を送りたいと思う。


来月からはポルトガル生活も5ヶ月目に突入する。相変わらず授業のない日々が続くが、自分のやりたいことや、反対にやらなくてもいい無駄なことをしっかり見極めて満足のいく日々を送りたいと思う。これは先月も書いたような覚えがあるので、永遠の課題なのだろう。

そして1月はポルトガルで出来た多くの友人がそれぞれの国に帰ってしまう寂しい時期でもある。彼らと過ごせる残り少ない期間を精一杯楽しみ尽くしたいと思う。また、この留学記も色んな人に楽しみにしていただいているようなので、それをモチベーションに先月よりは多く投稿できたらと思っている。

それでは一番最初にするべき挨拶を最後にして締めたいと思う。

皆さん明けましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願いします。


【今日の一枚】

12月下旬、自室より

日本であれば自室からの風景を投稿するなんてセキュリティ上やめた方がいいに決まっているが、わざわざポルトガルで我が家の特定に走る人もいないだろうということで。
普段は空の写真なんて撮らないのだが、どういう風の吹き回しだったのだろう?





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