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ぜんぶ、星のせいだ。

あれ、このあとゆっくりするはずだったのに、忙しくなっちゃった。
あれ、このひともう少し優しかったはずだったのに、会話が噛み合わなくなっちゃった。

あったはずのことが、ないとかなしい。

でもかと言って、期待せずに生きることもなんだか悲しくて、休んだ方がいいのかなあとトイレでつぶやく。そしてずっと心に引っかかるものがある日曜日を終えようとしていた。もう寝ようとおもってダイニングホールに行くと、交感神経大逆転が起こるカオス状態だった。

ふだんでは起きないような、感情が入り乱れた会話がおこなわれているかとおもえば、裸の二人がいて、「どうしちゃったの!!」と学校が不穏状態に。

人の問題が混沌すぎると、自分の抱えている問題が小さくみえてくるもの。「今日わたし、全てがちょっとずつうまくいかなくて、もやもやしてたの。でも、今日はそういう不穏な日なんだなって思えたわ!」と隣にいる友達に言った。

すると「え、あなたも?わたしも!!」「え、わたしも!!」と2人が続く。文字通り、頭を抱えちゃっていた日だったけれど、なにが嫌だったのか忘れるくらい、友達と共有できてたことがうれしかった。なかったはずの小さな幸せがあると、こんなにもうれしい。

きっと天体のいたずらで、時計仕掛けがちょっとずつ、ずれるように設計されている日だったんだ。そうだと決めつけて眠りについた。ぜんぶ、星のせいだ。

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「青春は純白だ」「ぜんぶ、雪のせいだ」が出た2012〜2013年。大学1・2年生という、バッチリJR東日本のターゲット層だったころを思い出した。

調べてみたら、1998年のコピーは「愛に雪、恋を白」。そこに着想を得て、「ぜんぶ、雪のせい(精)だ」となったとか。セカオワのスノーマジックファンタジーが、本当にファンタジーな世界だったことを思い出し、感動せざるを得ない。

やっぱり、一生青春していたいな。


お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!