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【意識】をトレーニングに活用する

今回の動画では『意識』っていう
少しマニアックなものを扱ったので
こっちでも更に意識について
書いていこうと思います
動画とはまた違う観点で
意識の大切さを書いていきましょう

✅ 意識とR-PDCA

意識っていう感覚が強くなるっていうのは
『カラダの情報の機微を
捉えることができるようになる』
ってことですね

R-PDCAサイクル
・Research(調査)
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(修正)

で言うならば
Researchの能力を高めてくれるということになります
ってことですね
ありきたりな言い方をすれば
自分のカラダをもっとよく知ることができるよ!
ってことです

でも実は運動で多くの人が1番欠落してしまうのが
Researchなんです

R-PDCAのうち
ほとんどの人が
D(Do)・C(Check)・A(Action)をメインに
しています
実行・評価・修正ですね
そんなことない!
ちゃんと色んなカラダの情報を
集めてる(Researchしてる)
って思うかもしれないですが
残念ながら違います

収集しているのは
Plan(計画)です
PlanがないとDo(実行)ができないから
そのPlanを情報として集めています
悪い言い方をすると
自分でPlanを作れないってことです

なぜか?
Research(調査)がないからです
調査ってのは言い換えれば
実態を把握すること
意識という感覚を使って
自分のカラダの実態を把握すれば
Planが立てられます


大切そうでしょ?
ってなわけでいきましょー

✅意識は色んな意味で用いられる

まず、意識っていう言葉は
大きく分けると2つの意味で
用いられていることが多いです

①【感覚としての意識】
意識っていう言葉の語源は
『六識』のひとつである『意識』です
六識っていうのは
眼・耳・鼻・舌・身・意の
六つの感覚器や作用を表す意味があります

現在の言い方をすれば『五感』の事です
なので意識っていうのは
『第六感』『シックスセンス』とも
言えるかと思います

で、第六感とかシックスセンスとか言うと
なんか怪しいものの雰囲気も纏います
超能力とか霊能力とか小宇宙(コスモ)とかね
実際に第六感は五感を超越した
ひとつ上の感覚っていう人もいます

でも六識としての意識は
そんな怪しいもんじゃなくて
もっと身近でシンプルなもんです

意識は五感と共に働いて五感の感受性を
高めるようなこともしますが
簡単に言えば五感では表せないけど
確かに感じてるもの
これが意識です

好きな人が隣にいるとドキドキする
このドキドキは目で見えなければ
音や匂いもしないし触れることもできない
でも確かに感じてはいます
こういう心や感情が1番わかりやすいですよね
五感で捉えることはできないけど
ちゃんと感じ取って認識はしている
それが意識の働きです

なので、意識っていうのは
ある意味感覚受容器であり
五感と同じような感覚的な要素を持つもの
そういう意味で用いられます


②【考えや取り組み方としての意識】
一方で
・意識する(しない)
・意識が高い(低い)
・美容意識
・意識改革
・意識調査

こういう言葉もあります
物事に対してどんな考え方や取り組み方を
しているのかってことを表す時にも
意識という言葉は使われます
逆にここに六識の方の意味を当てはめると
なんかよくわかんなくなりますよね

特に根拠はないですけど、今はこの
考えや取り組み方を表す方の意味で
『意識』という言葉を使ってることが多いような気がします

というわけでまずは意識を
大きく2つに分けてみました

どっちの意識を活用する?

じゃあ運動する時はどっちの意識が大切なのか?
ブルース・リーはこう言ってますね
『考えるな、感じろ』(Don't think.Feel.)
なので①の感覚的な要素を持つ意識を
大切にしてそうです

まぁ、ブルース・リーが言ってるから
正しいってわけではないですけどやっぱり名言ではありますよね

なぜ考えちゃいけないのかについては
動画内で『意識する』(②の方)をしたら
脳やカラダはどんなことになってるのかを
説明していますのでよかったら見てください

じゃあ感覚的な要素を持つ意識を
活用するとして
これがまたなかなか難しい
まさに考えるな、感じろですからね
意識『する』っていうのは
考えるの要素が強くなる
意識の活用だと思います

だから意識を『する・しない』ではなくて
また違う活用法が必要になってきます
それは
意識が『ある・ない』
という捉え方での活用が
個人的には良いと思います

✅​意識が『ある・ない』

感覚としての意識なら
そこには他の五感と同じく
『感覚情報』があるはずです
その感覚情報があるのならば
それは『意識はある』になりますし
情報がなければ『意識はない』になります

少し変な表現になりますが
意識をすれば意識はあるになりやすくて
意識しなければ意識はないになりやすいです
ただ、必ずしもそうなるとは限りません

例えば積極的に匂いを嗅ぎにいけば
嗅覚は働きやすくなりますが
『勝手に』何かの匂いを感じ取ることなんかは
多々ありますよね
・聞き耳を立てなくても音は聞こえる
・異物がカラダに触れるとわかる
こんな風に積極的に情報を捉えにいく作業を
しようがするまいが
入ってくる時は感覚情報は勝手に入ってきますし
逆に捉えようとしても入ってきてくれないこともあります
感覚情報ってそういうもんです

なので意識をする・しないは関係なく
意識が『ある・ない』を情報として
受け取ることができるかどうかが
感覚的な意識の活用につながる
ポイントになります

✅存在を認識する

じゃあ意識が『ある・ない』っていうのは
具体的にはどんな情報が『ある・ない』と
いうことなのか?
これは意識の定義の幅が広いので
ひとつではありません
ただ、感覚初心者
(こんな表現でいいのかはわかりませんが)
にオススメの意識があります
それは『存在』です

例えば片手で携帯を操作している時に
操作している方の手は
特に何もしなくとも意識は『ある』に
なっています
操作する方の手の『存在』を
認識してるってことですね
なので仮に携帯を持っていなくても
いつも操作しているように
エア携帯操作をしてみて
と言われてもできると思います

じゃあ携帯を操作していない
もう片方の手は携帯を操作している時は
いつも何をしていますか?
こっちはこっちで何か動きをしたりしてますか?
それとも動かずにじっとしてますか??
こう言われるとちょっと困りますよね
多分『わからない』になると思います

意識がないから情報がない
情報がないから何をしているのかわからない
結果的に存在が『ない』状態です
もちろん手が本当になくなったわけではないので
手は『ある』んですが
意識としての存在は『ない』ということです
こういう認識の仕方をしていくと
意識のある・ないの感じ取り方の
良い指標になります

✅トレーニングや運動への活用

意識がある(存在がある)ことを
認識すれば自然に情報は入ってきます
あとはトレーニングや運動の時に
それをどう活用するのか?

まずはトレーニングや運動中に
『意識がない』場所の存在に
気づきましょう


多くの場合、トレーニングだと負荷がかかっている場所、運動だとたくさん可動したり仕事をしている場所、ここは放っておいても意識はあります

腕立て伏せでいうなら
胸・肩・腕・手
ここは放っておいても意識はあります
意識がないのはその他の部分
足の指には意識はありますか?
膝には意識がありますか?
こんな感じになります

こういう風に意識がない部分を
探してみましょう
面白いもので『意識がなかった』ということを
認識した時点で意識は『ある』になります

そしてそれと共に今まで認知していなかった
情報が入ってきます

✅ほとんどの情報はムダ

最後にこの入ってくる情報について触れておきます

ほとんどがムダ、必要のない情報です
要はその情報が入ったからっていって
カラダの動かし方がいきなり上手になったり
するようなもんではないってことです


そもそも、ほとんどがムダで必要がない情報だから
この情報はいらないって判断をされて
意識が『ない』になったものなんですね
だから『ある』にしたとてやっぱりほとんどは
ムダで必要のない情報です

これが落とし穴かもしれないですね
・良い感覚が欲しい
・正解を知りたい
・役立つ情報が欲しい

こう思うのが人間ですしね

でも自分にとって役立つ情報ばかり
ムダな情報なんてほとんどない
なんてことの方が本当はおかしいんですよね
Researchなんてそんなもんです

なので意識を『ある』にしても
入ってくる情報なんてたかが知れてます

でもそれでいいんです
たまにとても役立つ情報も入っていますし
今は役に立たなくてもいつかどこかで急に役立つこともあります
何よりもこの作業がカラダの情報の機微を捉えることに繋がっています
Research能力を高めてくれてるってことですね

というわけで今回は『意識』の大切さを
動画とはまた違った観点でお話ししてきました
興味を持ってくれたなら動画の方も見てください

大阪市 谷町四丁目 
パーソナルトレーニングジム

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