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幼少期の家庭環境は大人になると影響する。けれど前に進むしかない。

日本にいる時の自分より、海外にいる時の自分のほうが好きだな。
海外が好きな日本人は、ほとんどこのように思っているのではないかと、考えることがある。
たくさん笑えていたり、自信をもって発言できたり、学ぶ意欲や目の前のことに好奇心を持っていたり、間違いを恐れず行動できたり、、、
日本をでると自然と開放的になっていくのだ。
けれど、どれだけ海外で自分を好きでいられても、日本へ帰国すると
「私なんて…」の文化にまた溶け込む生活に戻り、自己肯定感は下がってしまう。

日本にいる時も、海外にいる時もすべて”本当の自分”だと思っている。
帰る場所があることはとても幸せなことで、何気ない日常も大切に生きることで充実感や満たされた気持ちになるのでろう。
だけど、一度海外へ旅にでると、日本に籠った日常を繰り返すことはできなくなるのではないか。

日本で幸せに、生活するためには何をしていけばよいのだろう。
幸せだけれどいつもどこか曇りなのは、私だけだろうか?

私は3年ほど彼氏がいないが、その理由は自由でいたいことと、長く付き合えば自分が蔑ろにされたり、見下されたり、暴力を振るわれたりするのではないかという不安があるから。
私は男性に対して、自ら自分を下げるような行動をとってしまう。
これは幼少期からの家庭環境が影響していると気づいた。

幼少期から、父親はアルコール依存症でよく声を荒げたりものを投げたりするような人だった。
父の期限が悪いと、母親と二人で外へ出て、帰ってくると、母親が作ったご飯がすべて床にまき散らされていることもあった。
私が父親を怖い人として意識し始めたこと、そして私が我慢するようになったきっかけは
ある日、姉に対して父親が怒鳴っていた夜に、私は耐えられず大声で泣こうとした。その時母親は「大きな声で泣いちゃだめよ、お父さんがこっちにくるから。何をするかわからないから。」と言った。
あの恐ろしい生き物から攻撃されないために、逆らうことはやめよう。
どんなことも、とにかく我慢しよう。早く働いて家をでるんだ。
今思えばあれが始まりだった。
大人になって気づく。私は人とは違う環境で育ってきた。
それはもう自分では選択できないことで、もう、そのような環境で生きてきたことを認めるしかないのだ。

だから私はいつも自由でいたい。
誰からも縛られず否定されず、生きていきたい。
そう思って一人で生活してきたが、寂しさや孤独感はひどくなる一方なのだ。
どうあがいても、私は人と関わって生きていきたい。
まずは自分を認めることから始めようと思ったが、「認める」方法を間違えてしまったこともあった。
本当に私は、いろんなことを間違えて認識していたし、どんどん不幸になる一方だった。何も感じないし、目が笑ってないと言われることもあった。風邪はひかないが、めまいや吐き気がすごく、過食したり、逆に食欲がなくなったり、いつも無気力だった。
そんな状態でワーホリに行くことを決意したのだ。
出発するときも、ワクワクなんてなかった。到着した後も、湧き出てくる意欲のようなものがなかった。
けれど私の考え方が変わったり、間違えていたことに気付いたり、少しだけ健康的な自分になれたことは、ニュージーランドで出会った人達のおかげである。
友人から言われた言葉で覚えていることがある。
「yesかnoは、はっきり言わなきゃだめだよ」
「まずは自分自身で幸せになる。そうしてやっと他の誰かを好きになれるんだよ。」
「他人に意見を求めて、決断までゆだねていても、自分がうまくいかない時その人達は助けてくれないよ。自分で決めなきゃ。」
「何をするにも泥んこになるまでチャレンジしてみなきゃ。失敗しないと気づけないことが沢山あるから。」

くじけそうになる時や、精神面で不安定な時、私はいつもこの言葉に励まされている。

今まで育ってきた環境がおかしくても理不尽でも、自分自身で立て直して、認めていかなければならない。
少なくとも私は今、夢や目標があるから、そのことに支えられている。

きっとこれからも大丈夫。



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