見出し画像

3週間のオークランド生活

ニュージーランドから帰国して2週間が経ちました。
やっと情緒が安定して、前に進みたい気持ちになってきた。
安心できる環境に身を置くことが、現状の私にとっては一番大切なことだと気づきました。

ニュージーランドで過ごした3週間、たった3週間だったけれど、
私はたくさんのことに気付かされたのです‼

ニュージーランドは、オークランドのグレイリンという所に滞在していました。Airbnbで予約したシェアハウスに滞在しました。

オーストラリア出身のジェニー、チェコ出身のピーター、ベルギー出身のキリアン、この3人が一番長く時間を共にしたルームメイトです。
彼らは本当に多才で、驚きました。
ジェニーはオンラインで絵の先生をしていましたが、他にもタロット占いができたり、タトゥーを掘る練習もしています。
ピーターはピアニストで、オークランドでは映画館で働いたり、家の壁を塗る仕事をしていました。日本でピアノの先生をしたいと言っていました。
キリアンはバーマンで、とにかく話が面白いです。滞在中の夕飯もほとんど彼が作ってくれました。ワインの勉強をしにニュージーランドへ来ています。

私の特技って何だろう…当時ふと考えた時に思い浮かぶことは、これと言って何もありませんでした。
けれど今思うことは、特技って完璧ではなくてもいいんだ、ということ。
自信を持って人に特技だと言ってしまえば、もうそれはその人の特技になるのかもしれないです。
なので私の特技は、テニス、ピアノ、英会話になります。
好きと特技が同等のものならば、もっとたくさん出てきます。
歌うこと、書くこと、言語を勉強すること、人や風景の写真を撮る事です。

ルームメイトについて何が言いたかったのかというと、
彼らは全員自信があり、好奇心があり、ユーモアがあり、勉強熱心で、冒険家です。
本物のバックパッカーと出会ってしまったのだ💛と嬉しくなりました!
そして自分もその一人なのだと実感しました。
ワーホリに来ている人たちって、バックパッカーとも言えるんだ。
私いま旅人なんだ!と強く実感し、にやけてしまいました。

そして現地での生活は、上手くいかないことがほとんどでした。
毎日、晴れの日も雨の日も、風が強い日も、CV(履歴書)を配りまわりました。合計20枚~30枚ほど配って、即日面接をしたところが2件、それ以外は返答なしです!
面接をした2件はどちらも韓国人が経営しているお店でした。
トライアルもさせてもらいましたが、1件目はトライアル後に自ら契約を断り、2件目はトライアルの最中に「帰っていいよ」と言われました。
一緒に働いた韓国の方は、とても賢くパッションに満ちている人ばかりでした。

仕事も決まらず、フラット探しも返答が来ない中、私の気持ちは焦りと不安でいっぱいになりました。
そんな時よく周りの人から言われていたことで、好きだった言葉が
「Take your time」という言葉。
焦らないで、ゆっくりでいいよ、と言われていた当時、とてもその言葉に救われていました。きっとみんな何気なく使っている言葉なのですが、私にはとても響きました。
この言葉はこれからも私にとって大切なものになると思います。
なぜならば私は、短大に入学したころから今までずっと、いつも何かに追われていて焦っていたからです。

気づけば「帰りたい」気持ちに引っ張られていた

帰国することを決めた理由は、体調が悪い期間が続いたことと、話すことに自信をなくして部屋から出られなくなったこと、そしてこれ以上オークランドに滞在したいという気持ちが無くなったことです。

滞在中、シェアハウスのオーナーにこんなことを言われました。
「あなたは本当にアメリカアクセントだね(笑)」
「内向的な人は仕事を見つけることが難しいわ」
「あの子はもう車もゲットして、生活基盤も整えて仕事も見つけて、旅行に行く計画も立ててるよ」
人から言われたことの受け取り方は人それぞれですよね。
私はどうしても、オーナーから言われる言葉に傷ついてしまいました。
どんどん英語に自信がなくなっていく日々が続き、

もう帰ろう。
不安や焦り、安定しない生活、孤独感から私は逃げてしまいました。
何よりも私が逃げていたことは、目の前にいる人と向き合うこと。
そして自分自身と向き合うこと。
これはワーホリの期間に気付いたことなのですが、
ワーホリでの生活だけではなく、これまで生きてきた過程すべて、私はずっとこのような生き方を繰り返してきたなと気づきました。
毎回人と良好な関係を築けないのです。そしてストレスを溜めている状況に耐えられないのです。
今までどうして気が付かなかったのだろう。それは外の世界に答えを求めていたからです。
それだけではなく、気づいていないフリをしてきたのかもしれません。

今回少し長めに書きましたが、
ワーホリ生活で気づかされたことは、本当に今の自分自身に影響しています。
ニュージーランドでのくやしさをバネに、イギリスでのワーホリ生活はより良い方向になるよう、逃げずに向き合っていきたいと思います。
と言っても、簡単にできることではないですよね。

昨日から、映画 love actuallyを観ながら勉強しています。
わからない単語や聞きなれないフレーズが盛り沢山(笑)

みなさまも良い一日をお過ごしください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?