見出し画像

本気の文章講座作品集『なないろの記』ついに完成!

講座から誕生した「本気の本」

ごきげんよう!
石川真理子です。
4月8日はお釈迦様のご生誕日でしたね。
当地は朝から良いお天気でした。
夜中は嵐のような猛烈な風雨だったのですが、朝にはすっかり光が満ちていたのです。
まさに「特別な日」にふさわしいお天気というほかありません。

なぜ特別なのか・・・それは、「お釈迦様の生誕日」だけでは、ないのです。

【本気の文章講座】の作品集がついに、ついに、完成したのです!!!!!

ごめんなさいね、「それがどうしたの?」って思う人だっていらっしゃいますよね。でも、これは他にはない、まったく新しい講座であり本づくりのプロジェクトだったのです。
ちょうど一年前、このようなご案内をいたしました。
【本気の文章講座】を開講するにあたっての、プレセミナーです。


あれから一年、やれるかやれないか、ではなく、「やりたい!」「できる!」という想いひとすじで、とにかくここまで来ました。

作品のタイトルは『なないろの記』です。七名の人生の彩りがきらきらと綴られた分厚い本になりました。


A5版サイズ、ページ数は358ページの大著となりました!

まるで約束されていたかのような出来事

ここに至るまでは紆余曲折ありましたが、私の中でなんとなく「4月8日」という感じがしていたのです。だから、印刷会社から届いた時には、「なるほど、この日に届いたか!」と驚きでした。でも、それだけではなかったのです。Facebookの機能に、一年前の今日の出来事がわかるものがあります。そこになんと!【本気の文章講座】のことや、「まったく新しい本づくり」についてのことをちょうど一年前の4月8日に綴っていたのです!
もし、Facebookに登録されているようでしたらリンク先をご覧ください。

https://www.facebook.com/bkmariko/posts/344212071063560

登録されていない方の為に文章を引用します。

_______________________________

【本との関係は変えられる!!】

およそ30年間、
出版業界に関係してきた私は
15年ほど前から
本についての種々のジレンマを抱えていました。
ジレンマは広範囲に渡りますが、
一言で表すなら
本への敬意がなさすぎる!!
ということです。
だから本作りそのものを
独自の形にする挑戦もしました。
『心をたがやす言の葉帖』は
その一環でつくっています。
ただ、それでもなかなか
越えられない壁があったのです。
どうすれば越えていけるのか、
突破口はどこにあるのか。
それが今日、
花吹雪とともに見えてきました。
鎌倉山のブックカフェ 惣commonさんを訪ねたためです。
折しも『本気の文章講座』を
スタートする矢先、
これは、、すごいことになるー!!
と、妄想が止まりません!!
もう頭の中は
「その時」の光景でいっぱいです!!
声まで聴こえてくる‼️(これは間違いなくヤバい人)
あああ、いい時代になりました~(遠い目)
わたしはこうやって
夢ばかり見ながら生きていくんだなぁと、あらためて思う^^
やっぱり人生は
楽しむためにあるんだよねー
何も、苦しむこたあないよ、君(誰?!)
嬉しすぎて文章崩壊していますので
この辺でやめておきます。

__________________________________

本気で文章を学びたい、本を作りたいと思ってくださる方々と
「先生と生徒」ではなく、「同志」として、まだ見たこともない風景を一緒に見に行く。
そんな冒険の果てに、想像を超える景色が広がっていました。
すべて、原動力は「勇気」と「情熱」と、そのさらに根本にある「愛」です。


カバーの袖には「七人の書き手たちが、それぞれ見いだした種が、この本に編まれた七つの作品です。七つの色彩、七つの輝きが、ここにあります」と入れました。


これは、私たちの宣言です。ことばを大切にしていきたい、後世に伝えていきたいという想い

本気で取り組んだ七名の作家さんたちと、美しい装画を添えてくださった日本画家さん


今回、【本気の文章講座】の作品集を一緒に制作した作家さんは

大磯爵歌さん
太田晴子さん
隈部りささん
白河晃子さん
廣本建一さん
野崎真由美さん
山岸恭子さん

(五十音順)

この七名です。それぞれ、素晴らしい書き手の方々です。
私は黒子に徹底して、七名が七色の色彩を光と共に放つことだけを考え、
行動してきました。

そして、美しい本に仕上げていく上では、どうしても協力していただきたい人がいました。

日本画家の太宰宏恵さんです。

太宰さんはもう4年も私の講座をご受講くださっているのですが
深みと透明感のある、味わい深い日本画を描かれる画家さんです。

宏恵さんにはすでにある作品の中から7作をご提供いただいたうえで
表紙画は、新たに描き起こしていただきました。


作品ごとに太宰宏恵さんの装画を扉として使っています

デザイナーは二十年来のつきあいのある、ツーカーの人に頼んで
最後の最後まで妥協のない仕上がりを目指しました。

このように語ると、のびのびと本づくりをしたように感じられると思いますが実際はさまざまな制限がありました。
その制限の中で、どれほど不可能を可能に出来るのか、
「みんなの大事な作品を、妥協して作るなんて絶対にヤダ!」
この一念で、納得いくまで何度もデザイナーに頼んで調整してもらいました。
たった一文字の位置にもこだわったのです。
それはもう、ワガママすぎるものでした。でも、それをデザイナーさんも
よくわかって、快く引き受けてくれました。
信念といえば聞こえが良いけれど、結局わたしは度外れたワガママ人間なのです。それが、このように感極まる仕事をさせていただけたのは
お釈迦様の仰せになる縁起のおかげです。

すべて巡り逢いは奇蹟で、けれど、シャワーのように降り注いでいます。
それをキャッチできるかどうか、キャッチしたら走り出せるかどうか、
違いは、たぶん、それだけなのです。


カバーだけでなく表紙にもこだわりました

感激の前に安堵。やっぱりまたやりたい。本を作りたい

正直なことを申せば、本づくりをここまで漕ぎ着けることができて感激のまえに、ホッと安堵するほうが先でした。
そして、「もう一回できる?この馬力が出る?」という問いかけには、ほんの少しだけ戸惑います。山登りと一緒で登頂に近づくほどキツかったから、まだその余韻があるせいでしょう。

だけど、元気を取り戻せば、やっぱり山好きが山に登るように、私もまた、本づくりに挑んでいくのです。それも、嬉々として。

『なないろの記』を、晴れて公開させていただきます。そしてこれからご購入いただけるようにも、していきます。

この本はISBNという書店コードもつけた「れっきとした本」なので、国立国会図書館にも提供することになっています。

なんだか、何もかもがワクワクする、この頃です。

自分の話題だけで突っ走ってしまいましたが、最後までお読みくださってありがとうございます。

そして・・・文章講座第二期も、開講することにいたしました!
やはり私は書くこと編集すること、デザインを考えること、本を作りあげること、なにもかもが好きなのです。


『なないろの記』のプロモーション動画も作りました。2分ほどなのでよかったらご覧くださいね!



みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。