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【文章講座】プロ作家への道⑦ついに自著出版デビュー!

文章講座を始めるにあたり、私がプロになるまでの道のりを綴っています。よろしければ併せてご高覧くださいませ。

期せずして出版プロデュース


本を出すまでのプロセスは実に様々だと思います。

その中でも私のケースは若干珍しいかも知れません。

雑誌でインタビューさせていただいた方の書籍を出すことになり、
いつの間にか出版プロデュースのようなこともするようになりました。

しかも、本の企画を立ち上げるだけでなく
構成から執筆まで、一手に引き受けていたのです。

つまり、

  1. 出版社に企画を持ち込む

  2. 企画が通ったら本構成をつくる

  3. 構成に則って適宜取材をしつつ執筆(ゴーストライティング)する

  4. ゲラの校正をする

  5. 表紙デザインなどの打ち合わせ

  6. デザイン校正

  7. 入稿作業

という書籍制作の全工程に携わっていたわけです。

多いときには月に一冊は本を書いていました。

それはさすがに大変で、
文字通りしゃかりきになって書いている状態です。

何しろ、Aという本の執筆をしながらBの本の取材を同時に進めていき、
Aを脱稿したら、即座にBの構成を組み立てて執筆に入る・・(以下繰り返し)
という状況だったからです。

そうか、自分の企画を出せばいいんだ!


やがて、ハタと気づいたのです。

もしかして、自分の本の企画を編集者に話したらいいんじゃないの?!

・・・けっこう気づくのが遅かったかも知れません(笑

それくらい必死で仕事を回していたのです。

そんなわけで、二回ほど一緒に仕事をした編集者に
「本を出したいので企画書を読んで欲しい」
と、相談しました。

彼女(その編集者は女性でした)は、一瞥して
「難しそうだけど、企画会議にだしてみますね」と請け負ってくれました。

結果、企画が通ったのです。

「まさか通ると思わなかった」と、彼女も驚いていました。

それが、2008年に講談社α新書から出した
『いまも生きる武士道』という本です。

残念ながら、同書は重版にはなりませんでした。

講談社のルールとして、
一ヶ月内に重版にならなかった新書は絶版となるためです。

こういう厳しい現実に向き合いながらも
アイディアが浮かぶと企画を持ち込み、
通れば制作し・・・とキャリアを積んでいきました。

出版社側からオファーがあって書いたのは
実はそう多くはありません。

裏を返せば、それだけ企画書を書いていると言うことになります。

「オファーが来たから本を出した」というのは
なんとなくカッコいい感じがしますが
ものは考えようです。

企画から携わっていくことによって
得られるものは計り知れません。

また、オファーがなくても
本を出したくなったら企画すれば良いだけなので
焦ることもありません。

自分次第だ、ということですね。

これが私の強みになっていると思っています。

ちなみに、ベストセラーとなった『女子の武士道』(致知出版社)は、
インタビュー取材がきっかけとなり、出版に至りました。


これからは出版形態も自由に


ここまで、私が作家になるまでの道のりを綴ってきました。

広告、雑誌記事、書籍(他者)、自著と表れ方は異なっても
根底にあるのはたったひとつ

文章を書く

ということに他なりません。

だから、私にしてみれば、
ただひとつのことを淡々と続けているだけなのです。

「文章を書く力」を中心に据えることで
多角的な活動へと繋げていくことができる
のです。

多角的な活動の中には、「語ること」も含まれます。

音声で伝える際、どんな言葉をどんなふうに用いるのか
それは文章力をはぐくみ磨く中で、おのずから質が上がっていきます。

また、今はもう、出版形態そのものも変えていくときが来ています。

すでに「一人出版社」が増えつつありますが
著者が自分で本づくりから販売まで手がけることも
模索していくときです。

実際、私は、すでにそのフェーズに入っています。

著者や読者の喜びに繋がるのはもちろん
地球も喜ぶような本づくりを夢想しているのです。

このように「書く」ことが大好きな私が
いよいよ「文章講座」に挑戦します。

ここまでの年月で積み上げてきた独自の技術を
お役立ていただくことで

文章を書くことをもっと楽しんでいただき
さらには、次元を上げていき、

より良い出逢いを引き寄せていただきたいと願っています。


2022年5月上旬から
「文章講座」をスタートいたします。

25歳で大手出版社の編集プロダクションに
コピーライターとして所属してから約30年

広告、雑誌記事、書籍執筆、出版プロデュース、
ウェブライター、自著の出版・・・と、
一貫してプロの書き手として歩むなか

「現場」で身につけた技術を
体系的かつ実践的に伝授いたします。

「出版に繋がる道」でもありますが、
それ以前に、「文章を書く」という
極めてクリエイティブな世界を
磨き上げていくことがテーマです。

もっと純粋に伸びやかに、何より豊かに
「文章を書く」ことにより世界を創造する。

ここに本気で取り組みたい方をへ向けて
独自の技術を伝授いたします。

先行のご案内をご希望の方は、
こちらからご登録ください。


みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。