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美しい本づくりをしたい。それは命題だった
『なないろの記』の最初に原稿用紙の写真が出てきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1681183428517-PMXGVHO37t.jpg?width=800)
そのもとになったのがこの写真です。
![](https://assets.st-note.com/img/1681183457737-eEG1ZodUsC.jpg?width=800)
そこには次のように綴られています。
はじめに ことば ありき
ことばは 詞(ことば)となり 言の葉として
文(ふみ)に記され
文明を生み 文化を成した
歴史とは 文による
ひとびとの物語。
我らは それを
受け継ぐものである。
【本気の文章講座】一期のクリエイティブコースに申込みくださった方々へお送りしたお手紙です。
これとまったく同じように、原稿用紙に綴って郵送いたしました。
「ことば」を大切にしたい。
心を込めて綴りたい。
わけても日本語という言語を与えられたことに
もっと感謝と敬意をもって用いたい。
私の中にある、そんな想いをここに込めました。
そして、これを私たちの宣言としたのです。
私にとって決して譲ることの出来ない主題・・・いえ、命題です。
この命題のうえに
「だからこそ美しい本づくりをする」というコンセプトを貫きました。
ノートの走り書きは、それから約一年後に『なないろの記』として完成を見た折に綴ったものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1681183705593-8i03Jv4Z3E.jpg?width=800)
はじまりと、終わりとが、一続きになりました。
自分なりの命題を以て本気の仕事をするということは、なんという幸せなことでしょう。
ひたひたと満ちていく感動、その根底には愛がありました。
ことばへの愛、日本語への愛
歴史への愛、人間という存在への愛
人生への愛、本というものへの愛
そして、筆を持つ同志への愛。
私のなかでより確かになっていくもの
やはりそうだ、間違いない、これ以外ないと、
信じられるものが、「愛」でした。
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登山はとかく登っていく過程に意識が行きがちですが、下山という過程もあります。
下山した私は、瞑目してみました。
そして、瞼を上げた時には「次の山」が見えました。
【本気の文章講座2期】開講することにいたします。
募集は今月末からですが、事前に「先行案内」にご登録いただくと、プレセミナーなどのご案内が届きます。
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みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。