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「英語」を話す そのコツ

恥ずかしながら私はTOEIC最高点は680点。
いくらやっても700点にたどり着かず、その後はTOEICに背を向けています。

海外そんなに行ってるのに?留学してたのに?元CAなのに?そんなもん?

私はこんなもんなんです。

でも、旅行して英語でコミュニケーションは十分に取れるし、トラブルも回避できるし。
なによりネイティブ方々に「君の英語は流暢で発音もいいよね」と何度も言われました。
自分でも発音はうまいと思っています。

留学して、気がついたんです。お勉強の「英語」と現地での「英会話」って全く違うことを。

カナダの語学学校に行ったとき、
私よりTOEICの点数が高くて文法もしっかり勉強している子がいました。でも彼は会話が苦手で、話そうとすると、一瞬、フリーズするんです。完全に頭で文法を組み立ててる。パーフェクトな文法で会話しようとしてるんです。
私はそれを見てイライラしてました。なんでもいいから話なよぉぉ!って。

別の時期に別の語学学校に行ってたとき。
私はミドルクラスにいましたが日本人が一番多いクラスでした。ということは、そういうことです。日本人はだいたいこれくらいのレベルなんだって。
中学や高校で学んだ文法をまた英語で勉強する。一度学んだことなので理解はできますよね。
しかーし。ディベートの時間になると私を含め日本人全員が固まるんです。
ディベートができないんです。意見や考えは持っているんですが、全く発言するタイミングを見失ってるんです。
各国から集まった英語を学びたい人たちが
人の話も聞かずに自分の意見をああだこうだ言ってるわけです。「人が話してるときは静かに聞く」の教育を受け続けて来た我々日本人からすると、
人の話に割り込んで意見を言うなんて、もぅなんかありえないっ!失礼だろ!って思うんです。
でも、違うんです。とにかく文法がめちゃくちゃでも発言するんです彼らは。
さっきやった文法はどうした?!ってくらいのめちゃくちゃ文法ですよ。
それでもディベートが成り立ってたんです。
そして、静かな日本人の私たちに、「何か意見はないのか!」と言ってくるんです。
日本人は指名されてようやく発言できるようになっているんです。

そして、気がついたんです。 TOEICのために勉強しても、現場では発揮できてないぞ!って。
そこで私はTOEICのために頑張ることをしなくなりました。(←逃げてるだけだろっ)

入社試験のときにTOEICの必要最低点数があったのでそれを越えるようには努力しました。
でもやはり、英語でコミュニケーションができるようになるには、TOEICを頑張る!とかの話ではないんです。

留学して感じたのは発音の良し悪しは関係ないです。語学学校に行っている時点で拙い英語を理解してくれようとする環境にいるので、少し発音が悪くても先生や他の学生たちは理解しようと努めてくれます。
我々日本人に足りないのは、「崖に飛び込む勇気」です。
間違えてもいいやっ!えいっ!という勇気があれば私はあのディベートに参戦できたと思います。
日本人にはえいっ!の勇気が足りていないと思います。つい「正しい英語」を喋ろうとして頭の中で組み立てを始めてしまうんです。でもその間にどんどん話が進み違う話題になっていたり。

ディベートで熱くなっていた彼らは文法も発音もひどかったけど、思いっきりさがありました。
とにかく喋る、喋る。

もちろんこれから大学に行って難しい授業を英語で受けなければならない方はTOEICも文法もしっかり学ばないと行けないかもしれません。

でもただ旅行で英会話にトライしてみたい人や初めて語学学校に行ってみるぞ!という方はそんなに真剣に英語を勉強しなくていいと思います。
すでに日本の授業で勉強していますから。

そんなことより、間違えてもいいや、大丈夫。とにかく喋ってみる。という勇気を持つことが何よりも大事です。

ディベートで固まってしまった私でも卒業間近になると少しずつ発言できて、「今日のあなたの英語は思いっきりさがあったわ!」と褒められました。

次回私の英語がネイティブに褒められたワケとコツをお話しようと思います。

崖から飛び込む英語力。これが大事です。


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