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「職務経歴書」の勝ち筋。書類選考を突破する、ショクレキ基本編 【転職活動している方向け】

こんにちは、マルゴト株式会社今 啓亮です。

採用代行の”まるごと人事”ではおかげさまで東京の成長企業様を中心に、札幌から鹿児島の会社まで計350社以上の採用をご支援させていただきました。

企業が中途採用をする際に、求職者の方について最初にチェックするのが「職務経歴書」です。職務経歴書は、あなたのキャリアを伝える入口です。

あなた自身の資格とスキルを具体的に示し、「自分はなぜそのポジションに最適な候補者なのか」ということを企業にアピールする最初のツールです。

しかし、この職務経歴書に頭を悩ましてしまう方が多いことも確かです。

履歴書に比べて形式や構成に規定が少なく、自由度が高いため、「どのように書けば自分のことを最大限アピールできるのか」、「どのように書けば企業にしっかり伝えるのか」などのモヤモヤを抱えたまま書いてしまうこともよくあると思います。

そこでマルゴトとして「ショクレキ」という新サービスを立ち上げました!

その記念として、2回にわたって職務経歴書の勝ち筋をみなさんにご紹介しようと思います!今回は【基本編】です。次回の【実践編】はこちら

↑今回の目次はこちら!

01. 大前提:「合うor合わない」が99%

1-1. 合格するのは、企業と「合っている」人

まず、大前提から確認していきます。この前提を把握していないと、入り口の時点で勝ち筋を見失ってしまいます。

そもそも、企業は提出された職務経歴書を通して、あなたのレベルを見ているわけではありません!この点は多くの方が勘違いしていると思います。

では企業は何を見ているのか?
それは、「合うか、合わないか」です。

この「合う合わない」という基本的なポイントが、転職する際の大きな分岐点になります。つまり、転職の合格・不合格はこの入り口部分で99%決まってしまっているのです。

1-2. 必須要件に答えが隠れている

まずチェックするのは、「合うか、合わないか」です。
企業は、合うかどうかを提出された職務経歴書から見極めます。
なのでまずやるべきことは、「この企業は何を求めているのか?」を明確に理解することです。

では、この企業が求めていることはどこに転がっているのでしょうか?
それが採用ページに記載されている「必須要件」なのです。

試しに、当社「マルゴト株式会社」の中途採用ページを実例に見ていきましょう!

このように、採用ページは職種別に分かれています。
ということは、職種によって企業が求めていること(必須要件)は当然ながら異なります

では実際に、一見同じように見える「LD/LD候補(リーダー)マネジメント経験者向け」と「LD/LD候補(リーダー)採用経験者向け」を比較してみましょう。

LD/LD候補(リーダー)マネジメント経験者向け

必須スキルを見ると明確に要件が定義されています。
これまでの経験を必須要件に載せることが主であり、職種によっては、目安となる勤続年数などが提示されています。

では、「LD/LD候補(リーダー)採用経験者向け」はどのような要件が提示されているのでしょうか?

このように、実は全く異なっているのです。

職種名称は似ていますが「マネジメント」と「採用」という大きな違いがあるので、明確に提示されている必須スキルも当然ながら異なります。求められる年数も違うことがわかります。

このように企業は、必須要件と職務経歴書に書いてあることを照らし合わせることで、「合うか合わないか」のチェックをしているのです。

したがって、職務経歴書を書く前にまず行うことは以下の通りです。

① 企業が求める必須要件をチェック
② 「合うか合わないか」を自己採点
③ 合っているポイントを職務経歴書でふんだんにアピールする

しかし、例外もあります。


1-3. 必須要件には例外もある!

必須要件に合致しないから今回は諦めるか。。。

と思って採用ページを閉じてしまうのは、まだ早いです!
完全に合致しなくても「それに準ずる経験」をされていたら、企業側は書類選考で落としません

例えば、必須要件が「法人営業経験3年」にも関わらず未経験だが、居酒屋の店長を3年間経験していたと仮定します。普通ならこの時点で落ちてしまいますが、以下のポイントを抑えて書くと、企業側は聞く耳をもってくれます。

具体的な数字を盛り込んでアピール
→「売り上げ目標に対しての達成率は年間130%を常に達成」

具体的な行動
→「売上の読めないことを避けるために、過去の利用顧客の団体様の予約を積極的に獲得していました」
→「団体の予約を獲得するため、何名の方々の名刺・連絡先を獲得しておき、忘年会シーズンの前には必ず団体様の予約が埋まるよう動いていました」

得意なこと
→「数字から逆算した上での自分やメンバーに対してのアクションプランの提示が得意です」
→「初めての顧客に対しても、なぜこの店を選んでくれたかを幹事にヒアリングし、また選んでもらえるような関係性構築をしました」

というように、完全に合致はしていなくとも、企業が求める必須要件に準ずる経験をされていた場合は、それをアピールすることで企業側もすぐ落とす、ということを防ぐことができます。

次は、企業側に「この人、合うかもしれない。」と思わせるための実践的な書き方を見ていきましょう!

02. まずは、「合うこと」をアピールしよう

2-1. 企業研究

合うことをアピールするためには、まず企業がの求めていることを把握することが必要です。そのために必要不可欠なのが企業研究です。

希望する会社のミッションやビジョン明記したうえで、共感した部分やそのビジョンに関連する行動や経験を記載します。


2-2. カルチャーフィットを伝える

企業は「この人は我々のカルチャーにフィットするのか?」という点を重要視しています。企業カルチャーと候補者がフィットしなければ、能力を存分に発揮してもらうことは難しくなります。

企業カルチャーを知るためには、企業のサイトやSNSをチェックしたり、就職・転職関連サイトで社員の声を見ることが効果的です。

そのように企業のカルチャーを理解した上で、主体的な姿勢を求めていそうであれば「積極的に提案を行い・・・」という要素を加える。チームワークを重んじていそうであれば「チームメンバーと◯◯を行いました。コミュニケーションを大事にしてきました」と加える。などカルチャーに合わせて、自分のことを明確にアピールしましょう。


2-3. 自己PRで「合うかも」と思わせる

自己PRはただのまとめではありません!
自分のスタンスを表現するために有用です。

企業が求める要件と照らし合わせて自分の見せたい方向にまとめることで、企業に「合うかも」と思わせる最後の一押しができます。


2-4. 応募先の職種に合った用語を使う

「合うかも」と思ってもらうためには、相手に合わせた用語を使うことも重要です。

外資系企業への応募を例に考えてみましょう。

日常的にはほとんど聞かない単語でも、外資系ではよく使われる単語があると思います。その際は、単語をそのまま使用したり、役職名を英語で表記することもアリです。例えば役職名:Senior Consultantなどと記載してもOKです!

逆に老舗企業向けであれば、あまり聞き馴染みのないアルファベット表記やカタカナ単語は控えることが望ましいです。例えば、「この分野のエグゼキューションを担当しました」、などは相手に伝わらない可能性が高いです。

相手に伝わりやすい単語や表現方法を用いることが重要です!


03. 職歴をアピールしよう

3-1. 職歴の関連性と選択的記載

要するに、職歴における「選択と集中」です。

希望する企業との関連性が低い職歴はあえて省略することも検討した方が良いです。経験やスキルが応募する職種や業界にどの程度関連しているかを評価することにも繋がります。

例えば、1つの企業で経験した業務や役割が5つあったとします。
すべてを同じ分量で書いてしまいがちですが、その必要はありません。

企業が求めていることと自身の経験を照らし合わせて、「これは企業にとってウケが良さそう」「これはアピールしておきたい」と思う業務を2つ選択し、重要度の低い残り3つはほとんど記入しない、ということもアリです。

企業側としては経験やスキルが応募する職種や業界に、どのくらい関連しているかを評価するため、どこの経験をアピールするか選択と集中をしていきましょう!


3-2. 成長の軌跡を示す

経歴を通じての自己成長や学びを示すことも、企業へのアピールにつながります。

たとえば、以下のような形で自己成長や学びを示してみましょう。

法人営業の1年目は初めての業務だったため、営業数字が上がらずできないことが多くありました。1年目に先輩営業担当に常に指導を仰ぎ、研修会も企画してきました。

2年目には先輩から学んだ法人営業のアプローチをマニュアル化して取り組み、月間での営業成績1位を3度達成する成果へ繋げることができた。

3年目は自身の学びの経験を、後輩の指導に活かせたことで、最年少でリーダー職に昇格する成果に繋がった。

成長の軌跡の分かりやすい形として、社内で受賞した賞や表彰を記載し、専門性や貢献をアピールすることもアリです!


3-3. チーム内での役割やプロジェクトサイズを明示

チーム内での役割やプロジェクトサイズを明示することは、企業にとっては候補者の能力とポテンシャルを理解する上で非常に有益です。

例えば、企業がチームワークを重要視する場合、チーム内での役割や成果を示すことは、候補者が企業文化に適合するかどうかを判断する上で重要な指標になります。プロジェクトやチーム内でリーダーシップをとった経験がある場合は、それも積極的に明示しましょう。

また、携わったプロジェクトの規模(予算、チームの人数、期間など)を明記することは、候補者がプロジェクトや複雑なタスクに対して、成功に導く能力を持っているかを効果的に示すことができます。


3-4. 専門性の強調

特定分野の専門知識や経験を明確に示すことも重要です。

この際に気をつけるべきポイントは、専門知識をもたない人でも理解できる分かりやすい表現で伝える、ということです。

専門用語や業界特有の概念を理解していない人に対して自身のスキルや経験をわかりやすく伝えることは難しいものです。特に、抽象的な表現を使ってしまうと、具体的な専門性や成果が伝わりにくいこともあります。

それを避けるためには、具体的なエピソードや数字を交えることで、自分の経験や専門知識・成果を伝えると効果的です。

たとえば、「〇〇業界のトップ10の企業とはすべて営業をした経験があります」であったり、「〇〇分野の領域においては研修講師を務めました」など、簡潔かつ分かりやすい表現で伝えましょう。


04. キャリアをアピールしよう

4-1. キャリア目標・持続可能性を明示する

企業は、「個人が描くキャリア目標」も重要視します。
目標がある人とない人では、当然ながら目標がある人を採用しますよね?

個人的なキャリア目標を示すことで、「なぜあなたはここを志望したのか?」という企業の疑問に答えることができます。

「今後こういう風になっていきたい。だから御社でがんばります!」という長期的なキャリア目標を記載することは、企業が納得する材料になります。

キャリア目標を明確に記すことで、長期的な視点での業務への取り組みを示すことができ、持続可能なキャリアの構築をアピールできます。


4-2. キャリアの一貫性

キャリアの一貫性は、「4-1. キャリア目標・持続可能性の明示」とも関係します。

一貫性のあるキャリアパスは、候補者が目標に向かって計画的にキャリアを築いてきたことを示し、その人物のプロフェッショナリズムと成長へのコミットメントを如実に反映します。

ここで書くポイントは、転職の理由が明確かつ合理的であるかどうか、です。

このポイントを抑えることで、信頼性、専門性、長期的なコミットメントなどを企業に対してアピールできます。採用担当者は、これらの情報を基に、候補者が将来的に企業内でどのような役割を果たせるかを評価するのです。


4-3. キャリアギャップの説明

ただ、転職する際は一貫したキャリアではない場合も往々にしてあります。いわゆるキャリアギャップ(休職や大きなキャリア変更)がある場合です。キャリアギャップは多くの方々にとって自然なことで、その理由は多岐にわたりますよね。

このような場合は、その理由が適切に説明されているかを確認しましょう。

説明する際は、キャリアギャップの中で経験したプロジェクトなどの積極的な取り組みを強調したり、長期的なキャリア目標への関連性を説明することに努めましょう。そして、その理由を適切に説明することが重要です。


05. 神は細部に宿る

「この人は合いそうだ!」と企業に思ってもらうまで、もう一押しです。
より細かな部分を整えていきましょう!

5-1. ヘッダーとフッターを利用する

職務経歴書に書く内容が増えてくると、1ページを超えることもよくあります。大体2〜3ページほどになると思いますが、その場合はヘッダーやフッターにページ番号や名前を入れることで整理されて見えるので、印象がよくなります。


5-2. 文章と箇条書きのバランス

つい熱が入りすぎて長い文章にもなりがちです。
この際は、文章と箇条書きをバランス良く混ぜることで、格段に読みやすくなります。ChatGPTを利用して、バランスや文章の流れを添削してもらうのも良いですね!


5-3. レイアウトの工夫

情報の重要度に応じて、レイアウトやデザインを工夫することも企業への伝わりやすさが向上します。

エンジニアの場合、右側の欄に開発言語と開発体制の概要を記載し、通常の左側の部分にて業務内容を書いていきます。これにより、採用担当者は候補者のスキルセットを一目で確認できるため、企業の求めるスキルに合致しているかを判断しやすくなります。


5-4. 履歴書は写真も大事

職務経歴書と一緒に提出する履歴書。履歴書に載せる写真にも、企業に「合いそう」と思わせるためのポイントが眠っています。

写真スタジオで撮ってもらうのも数千円かかりますがオススメです。なぜなら、光の当たり方や明るさの部分を調整してもらえるからです。

特に写真に映るうえで「表情」は大事です。インスタント証明写真の機械で取る時に、「あれ、撮れてるかな?」みたいな心配気な表情だったり、ぼんやりしていたり、焦っていたりする雰囲気ではなく、しっかりと余裕があり目力が入った表情の写真を目指してみてください。

職務経歴書では文章だけになってしまいますが、写真という武器を使えるのが履歴書の良いところ。その武器をふんだんに利用していきましょう!


5-5. ちゃんとしたメールアドレスの使用

「そんなところも見られるの!?」と思われるかもしれませんが、メールアドレスも専門的でシンプルなものを使用することをおすすめします。

「chocorate.love@gmail.com」や「pikapika.kirakira@」などだと社会人っぽくないな、、と企業側は感じてしまいます。このようなプライベートすぎるアドレスは避けましょう。一番無難なのは、アルファベットで「名前+名字@gmail.com」が好ましいです。


5-6. ソーシャルメディアとの整合性

企業は、職務経歴書だけではなく、LinkedInなどのソーシャルメディアに記載されているプロフィールや投稿内容との整合性もチェックします。本名でSNSの投稿をしている場合は、投稿内容も企業から見られるものと考えて、見直しておきましょう。

職務経歴書に記載されている内容と普段使っているSNSの投稿内容とのズレをなくすことで、企業側の安心感に繋がります。


まとめ

職務経歴書においては、希望する企業に「この人とは合いそうだ」と思わせることが最大の目的です。

そのための勝ち筋やちょっとしたコツを抑えることで、
採用可能性を自ら上げることが可能です。

380社以上の採用を代行し、10万件以上の書類選考をしてきた人事チームだからこそ、個人の方の書類作成に関してお役に立てると考えています。

そのサービスが職務経歴書の作成代行「ショクレキ」です!

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今回の職務経歴書の勝ち筋まとめ!

じゃあ、実際に職務経歴書をどう作るの?ということを3ステップで解説した【職務経歴書の実践編】も合わせてお読みいただければ嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

マルゴト株式会社
今 啓亮

企業向けの中途採用の本も出版してます。転職活動をしている企業目線を知りたい方もどうぞ!