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3ステップで書く!理想の職務経歴書。ショクレキ実践編【転職活動している方向け】

こんにちは、マルゴト株式会社今 啓亮です。

”まるごと人事”ではおかげさまで東京の企業様を中心に、札幌から福岡の会社まで計380社以上の採用をご支援させていただきました。

中途採用を行う際に必ず見るものが「職務経歴書」です。

職務経歴書は、あなたのキャリアの窓口です。あなた自身の資格とスキルを具体的に示し、「自分はなぜその職に最適な候補なのか」ということを企業にアピールできる重要なツールです。

しかし、この職務経歴書に頭を悩ましてしまう方が多いことも確かです。

履歴書に比べて、形式や構成に規定が少なく自由度が高いため、「どのように書けば自分のことを最大限アピールできるのか」、「どのように書けば企業にウケるのか」などのモヤモヤを抱えたまま書いてしまうこともよくあると思います。

そこでマルゴトとして「ショクレキ」という新サービスを立ち上げました!

その記念として、職務経歴書を書く際に知っておきたいことを、2回にわたってみなさんにご紹介しています。前回は【ショクレキ基本編】企業を射止める、職務経歴書の勝ち筋として、以下の5項目に分けて解説しました。

この勝ち筋を押さえた職務経歴書を書くと、意中の企業を射止められる可能性がググッと上がります。しかし、その効果は「作成の仕方」に大きく左右されます。

「職務経歴書の作成の仕方」ってなに?

職務経歴書の作成には3ステップがあります。それぞれのステップの抑えるべきポイントを守ることで、職務経歴書を最適化できます!

職務経歴書作成の3ステップ!!

今回の記事は、前回の基本編をより実用的に活用する、「実践編」です。
あなたならではの勝ち筋を、見つけていく手助けができればと思います。

では、この3ステップを詳しく確認していきましょう!


ステップ1. とりあえず職務経歴書風の形にする

ステップ1は、骨格をつくる基礎工程です。

職務経歴書における基礎とは、あなたの基本情報のことです。
この基本情報を整理することが、職務経歴書の基本的な形を形作っていく重要な要素となります。なので、まずはメモ帳に基本情報をリストアップしていきましょう。

基本情報とは何か?というと、あなたの「個人情報、職歴、学歴、保有資格やスキル」などのベーシックな要素のことです。このステップの目的は、「必要な情報を整理して、職務経歴書の骨格を作ること」です。

建物は基礎がしっかりしていないと、傾いたり、沈下したり、時には倒壊してしまいます。基礎は私たちには見えない部分ですが、建物の安全性、耐久性、快適性を保つためには欠かせない要素です。

職務経歴書も同様です!

企業にとっては、この基本情報はあなたを知るために重要な情報になります。なので、このステップ1ではどの企業にも送れるような最低限の内容になっていることが望ましいです。

このステップでの重要なポイントは、「とりあえず形にしてみる」ということです。最初はいいものを作ろうと気を張らずに、まずは基本情報を並べて整理して、とりあえずの骨格を作りましょう。


ステップ2. 自分のスキルや実績がわかりやすい職務経歴書にする

次は、ステップ1で出来上がった骨格に一気に建物を立てるイメージで、職務経歴書を進化させていきます。

ステップ2では、これまでに培ってきた自分のスキルや実績を、具体的な数字や事例を用いて成果をわかりやすい形で強調していきましょう。あなたの能力が直接的に伝わりやすくなります。

例えばこんなケースがあるとします。

前の会社で営業部にいたAさんは、担当商品の「売上を増加させた」としましょう。この表現はかなり抽象的すぎますよね。期間や具体的な成果がないため、この成果がどれほどすごいのか、を読み解くことは不可能です。

そこで「6ヶ月で売上を20%増加させた」という形で、期間と具体的な数字を用いることで、一気にイメージしやすくなりました。

より成果を強調するには「通常は6ヶ月で売上増加率5%のところを、その後の6ヶ月で売上を25%増加させた」など、過去との対比を用いるのも良いです。

また、特定のスキルがどのように前職で役立ったか、という部分も強調したいポイントです。この際は具体的なプロジェクトや成果と関連付けて説明することが重要です。

このステップを経ることで、あなたの職務経歴書がより説得力を持ち、読む人にあなたの能力を明確に伝えることができます。


ステップ3. 募集要件に合うように職務経歴書をカスタマイズする

最後のステップ3では、職務経歴書を応募先の企業や募集要件に合わせてカスタマイズしていきます。

ステップ1・2は、今までにやってきたことを並べてそれらを整理する、という工程でした。この工程で整理した情報を、採用ページに書いてある「求人の必須条件と歓迎条件」に合わせることが求められます。それが、ステップ3です。

そのためにはまず、求人広告や会社のウェブサイトを綿密に調べて、企業のニーズや求めるスキル・価値観を把握します。これは【ショクレキ基本編】における「1. 大前提:「合うor合わない」が99%」とも関係してきます。

次に、その企業が求めていることに対して、ステップ2までに書いた自身の職務経歴書の内容を調整していきます。相手に合わせて、自身の経歴書を最適化していくイメージですね。

最重要ポイントは、応募先の企業が最も価値を置くポイントに職務経歴書の焦点を合わせることです。

そのために行うべきことは、企業がよく使ったり大事にしていると思われるキーワードを経歴書の文中に配置していくことです。これにより「私は、企業が大切にしているポイントを把握しています!」というアピールをすることができます。

また、企業の文化や業界の動向を反映させ、自分がその職位と企業に最適であることを強調することもプラスアルファとして加えておくと、より確実に「合っている」ことを強調できます。

この3段階のステップを経ることで、あなたの職務経歴書は応募先の企業にとって魅力的かつピンポイントな内容になります。


まとめ

職務経歴書の作成の仕方3ステップの振り返りです!

<ステップ1> 
あなたの基本情報を整理して骨格を作る
<ステップ2>
具体的な数字や事例を用いて成果をわかりやすい形で強調する。
ステップ3>
出来上がった職務経歴書を企業に合わせてカスタマイズする。

職務経歴書を作成する際には、これらの3ステップを意識することで、あなたの経歴やスキルの最大限なアピールにつながり、応募先の企業に強い印象を与えることができます。

そのためには各ステップを丁寧に行うことで、職務経歴書の全体的なレベルがググッと上がり、まずは書類選考の通過には一気に近づきます!

転職活動中の方に向けた職務経歴書の作成代行「ショクレキ」では、皆さんの職務経歴書の作成を代行することで、志望先の企業に合格する可能性を上げることができます!

「ショクレキ」は、オンラインの1時間の打ち合わせのみで、最短2日で
人事目線の職務経歴書を作ることが可能です。より良い職務経歴書を作りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

マルゴト株式会社
今 啓亮

企業向けの中途採用の本も出版してます。転職活動をしている企業目線を知りたい方もどうぞ!

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