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【近藤昇のITなんでも相談室】IT活用のペースメーカーがあなたの質問に答えます。

質問①:ベトナムと日本の情報セキュリティはどのように異なるのでしょうか?

回答①:
 ITを活用すると、一方で情報が漏洩するリスクが高まります。インターネットとスマホやパソコンなどをつなぐと、思いもよらずに個人情報が漏れてしまうことがあります。
 日本の方が情報セキュリティ対策をきちんと行っているように感じると思いますが、ところがそうではないのです。日本は安心安全の国という意識が日本国民の間にあり、相互信頼関係が構築されています。
 しかし、ベトナムは日本ほど安心安全の国ではなく、どちらかというと、国民同士で信頼関係が構築されていません。したがって、ベトナムでは、情報セキュリティ対策をしっかり行おうという意識が高いです。
 はっきり言って、日本は先進国の中では情報セキュリティ意識はかなり低いです。現状のままではいけないので、日本でも国を挙げて情報セキュリティ対策を頑張っているところだと思います。これらの内容はIT活用の羅針盤に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

質問②:文系出身でもIT業界で活躍できるのでしょうか?

回答②:
 今は、文系・理系の区別はしませんが、質問にそくして答えるとするとインドや中国の場合は、IT開発に今力を入れているので、理系の人が多いと思います。
 日本の場合は、ITがなかった時代に製造業などの素晴らしい産業が出来上がっていて、理工系の人たちが多く携わっていました。
 日本にITが普及してからは、理系の人たちはすでに他の産業に従事していたため、主に文系の人たちがIT業界に携わるようになりました。
 プログラミングに関して言うと、日本もノーコード・ローコードの時代がようやく来ました。これからの日本はITの専門家でない人もITに携わっていくと思います。

質問③:今後、日本のITベンチャー企業が世界に台頭する未来は訪れると思いますか?

回答③:
 日本はIT分野に関しては、アメリカなどと比べると後発です。コンピューターの言語は英語で、アメリカから始まっています。マラソンに例えると、日本はアメリカに追いつきようがありません。
 日本の有名企業のIT開発は国内に留まってしまいました。コンピューター言語が英語であることからも、日本のITベンチャーが世界に台頭するのは難しいと思います。
 では、これからどうすべきなのか。世界がいくらIT技術を使って便利な世の中にしようと努力しても、結局は日本に帰着します。日本が答えを持っています。
 日本のサービスレベルは世界一です。日本は人間同士のコミュニケーションを大事にしていて、よく情報共有をしてきました。日本はITを使わなくても、素晴らしいサービスを提供してきた実績があります。
 コンピューターだけで人間が暮らしやすくなる社会は作れないので、やはり日本人に学ぼうという風潮になると思います。海外の人と話していると、日本のように高品質なサービスは提供できないし、教育の仕方も真似できないと言います。日本の国民性を世界は求めているのだから、日本はITの最先端技術を磨くことだけに固着するべきではありません。
 ITは他の国に任せて、私たちはITを利用するだけでいいのではないかと思います。こんなことを言うと、真剣にものづくりをしている人から怒られるかもしれませんが。

「ITなんでも相談室」の動画は下記URLよりご視聴いただけます。



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