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仕事は自分で創れ

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2023年2月の記事一覧

もし新興国の人が自分の上司だったら・・・

もし新興国の人が自分の上司だったら・・・

もう15年以上前になるが、近い将来、自分の会社の上司が、アジアの人だったら?
と、セミナーや執筆の機会に問いかけた。
加えて、自社の新卒採用の説明会でも、結構話していた。

昔からそうだが、いわゆる外資系の企業(概ね先進国)で働くと、上司は外国人というは当たり前だった。ある意味、日本国内でも外資系の企業で働くことは結構なステイタスだった時代もある。
特に金融系などはそうだ。
今ならIT系も外資系は

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顔を識別する人間の能力とAIを考える

顔を識別する人間の能力とAIを考える

今、世間ではChatGPT(チャットジーピーティー)騒がしい。私の周りでもとても盛り上がっている。とは言え、まだ、知らない人も多いと思うが、Microsoftの最新AIチャットサービスだ。
そんなことで今回はAIの話しにしようと思う。

仕事柄もあるが、もともと私は、変わったことを調べたり考えたりするのが好きだ。
最近、少々ハマっていることがある。
それは、人間がなぜ、人の顔を判別できるのだろうか

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長年仕事していると誰でもが陥る落とし穴

長年仕事していると誰でもが陥る落とし穴

長年仕事していると、どんどん退化していく能力がある。これは、仕事だけとも限らない。

それは、思い込んでしまうという癖や習慣だ。
ある意味、本能的なところから生まれるものではないかとも思う。
どんな人でも、基本的には、安定的に穏やかに生きていきたい。精神的にはストレスを溜めたくない。変化は少ない方が良い。
昨日、上手くいったことは、今日も明日もそのまま、上手くいってほしい。一回、良い結果が出たら、

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縁の下の力持ちという生き方

縁の下の力持ちという生き方

人前には出てない、目立たない、謙虚である、控え目である。あまりその活躍や存在が知られていないけれども、とても重要な人。
縁の下の力持ちという言葉には、こんなニュアンスがある。

語源を調べてみても、予想通り。
今、縁側がある家は、都会では見当たらないが、田舎に行くと縁側があり、その下をのぞけば見える。色々なものが縁の上に乗っかっても、平気なように、柱がある。その下には基礎だ。

仕事の世界でも縁の

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理論と実践のギャップのジレンマとバランスのとり方

理論と実践のギャップのジレンマとバランスのとり方

理論より実践である。
これは、仕事に限らないが、現場で実際に実践している人の言い分である。
私もこれに同意するところはある。言うだけ番長になりたくないので、理論が先行しそうになったら、現場に行く。

この逆で実践より理論という話は、聞いたことがない。理想とする所は、理論も実践もちゃんとできている事。私の目指すところもここであるが、これは実に難しい。
自分がやっていても難しいが、世の中を見ていても、

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起業も創業も色々なのに・・・

起業も創業も色々なのに・・・

起業も創業も、私がずっと関わって、気にしてきたキーワードだ。
私は結果的に31歳で起業したし、そもそも創業という活動が好きだ。

今、世間でも起業を推奨するブームを感じる。
この30年間で考えても、起業が流行った時期が何度かあった。私が起業して間もなくして、第三次ベンチャーブームであることに気づいた。そして、その勢いに巻き込まれた。
その時からすでに起業を支援する活動は色々とあったが、日本としては

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情報にお金を払う人は一体どれだけいるのだろうか?

情報にお金を払う人は一体どれだけいるのだろうか?

情報はタダである。
日本ではこういう考え方が長く蔓延していた。

私が起業した頃、中小企業の経営者の多くは情報はタダでもらえという感覚が主流だったと思う。その頃、中小企業向けの有料の情報提供などは成り立たないと言われていた。
実際、中小企業向けの経営誌ぐらいが関の山で、とても重要な経営情報でもタダで手に入れるという人が多かった。

一方で、士業の顧問やコンサルタントと付き合っている人は、顧問料など

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言われなくてもする人、言われたらする人・・・

言われなくてもする人、言われたらする人・・・

人間、色々なタイプがある。これは、どこの国の人でも変わらない。
私の場合は、日本人だけではなく、ベトナム人などのアジアの人やアフリカの人と、仕事をしているが、基本的な事は変わらない。

彼ら彼女らを部下として見た場合、何か指示を出すことは多い。ところが、国籍変わらず、一定の比率で、分かれるのが、言われなくてもする人、言われたらする人。
前者は、自主的に率先垂範出来る人。もちろん、何も言われていない

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本音と建前の人間関係の中で

本音と建前の人間関係の中で

人間関係を好きな人もいれば、わずらわしいと思う人もいる。
人間関係の中で疲れ果て、ストレスが溜まり、悶々としている人がいる。
人間が社会的動物である以上、人間関係を避けて生きることは難しい。
ただ、必要以上に人間に関わらなくても、幸せに生きることはできる。
特に、家族や親しい人に囲まれていれば、それで充分とも言える。

ところが、長い人生、様々な人付き合いが生まれる。学校に通えば、友だち関係、先生

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自分でする仕事と人に依頼する仕事の区分と考え

自分でする仕事と人に依頼する仕事の区分と考え

仕事を自分一人で完結する場合と、人に依頼して完結する場合、どらちが難しいだろうか?

ケースバイケースで簡単に答えられるテーマではないが、仮に、自分がある分野のエキスパートとして自他ともに認められる状態だったとして、それを人に任せることから考えてみる。

当然、自分にはプロとしての納得できる品質、出来具合などの尺度がある。もちろん、こだわりという見えないものも加味される。

この仕事を誰かに任せて

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スケジュール管理で始まる仕事の段取り

スケジュール管理で始まる仕事の段取り

毎日変わらず行う基本的な仕事は何か?
その一つは、スケジュール管理であると言える。

時々、過去の書類の整理をしていて、印刷した昔のスケジュール表に出くわすことがある。見た瞬間に思い出す。スケジュールに記載されている面会やMTGの数々。
先日も、溜まりに溜まった書類をまとめて整理した。数年前のスケジュールを発見した、懐かしくもあり、記憶が蘇ってきたものもあり。

仕事の立場や内容にはよるが、仕事で

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結果に一喜一憂しない領域とは?

結果に一喜一憂しない領域とは?

結果に一喜一憂しない人は、世の中にいるのだろうか?
平常心を常日頃意識していてもなかなか難しい。
私は子供の頃、極端なあがり症だった。
だから、人前で何かするようなことになると、心臓がのどから飛び出るぐらい緊張した。
例えば、音楽の授業で歌を歌う。ちよっとした演劇で台詞を言う。そもそも授業中に先生にあてられて、何かを話することすらドキドキだった。

今どうかと言えば、根本的には変わっていないが大抵

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賞味期限と消費期限と食品ロスについて

賞味期限と消費期限と食品ロスについて

私が、賞味期限を過ぎているカップヌードルや缶詰を食べていると、私の周りにも驚く人が多い。

正直、賞味期限も消費期限も意味はもちろん知っているが、子供の頃の体験ともったいないという感覚で、今でも、私は、腐っていると確証がないものはできるだけ食べる。

昨今急速に、世の中でも食品ロスの問題が、注目されるようになってきた。かなりの食料品が消費されることなく、捨てられている現実。
多くの人が知るところと

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質より量、量より質、どっちが大事かを考える

質より量、量より質、どっちが大事かを考える

下手な鉄砲数打ちゃ当たる。
こういう言い方をビジネスで使うと、一般的には好意的には受け取れないと思う。
だが、私は、必ずしもそうは思っていない。

仕事をしていて、世間でも常に、質より量か量より質かの選択は奥が深い。
下手な鉄砲・・・というのは、明らかに、質より量の話である。何事もそうであるが、どんな世界でもどんな凄い人でも、最初は、ヘタである。
ここから、練習して鍛錬して、上手になるためには、や

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