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仕事は自分で創れ

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2022年5月の記事一覧

社会課題を解決するとはどういうことか?

社会課題を解決するとはどういうことか?

最近、社会課題というキーワードが目立つようになった。
ビジネスの社会は言うまでもなく、一般の生活者の間でも社会課題を意識している人は増えてきた。また、必然的に政府や行政も社会課題の解決のための政策や予算の執行が増えている。

私自身が運営する会社での活動も、経営者と向き合いながら、官公庁自治体とのかかわりの中でも実感するところである。
社会課題と言っても今の日本には実に多くある。
高齢化社会、少子

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そもそも社員教育は何のためにするのか?

そもそも社員教育は何のためにするのか?

最近、ずっと考えていることがある。
それは、今の社会人とは何かである。
そもそも、昔は、社会人=会社人=働く人という印象を持っていた人が多いと思う。
私も、学生の頃は、社会人=サラリーマンになることと思っていた。

サラリーは給料のことであるから、サラリーマンとは月給をもらって働く人のことを指してきたと言える。
これは高度経済成長期を眺めてみれば、自然のことかもしれない。
貧しい生活から抜け出すた

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ベトナム活動が活発化しつつある楽しみ

ベトナム活動が活発化しつつある楽しみ

越日国交樹立50周年。
来年2023年は両国にとって節目の年である。
これは、ベトナムから見たら、戦後50年という事になる。
私は、小学校の頃、ベトナム戦争の様子はテレビで観た記憶がある。
あれから、半世紀と思うと、本当に思いは複雑でもあり懐かしくもある。残念ながら、あれからも世界で数多くの戦争が繰り返されている。今もである。

日本もそうだが、戦後復興を人類は繰り返してきているとも言える。ある意

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セルフ文殊の知恵を勧めるわけ

セルフ文殊の知恵を勧めるわけ

最近、仕事でよく使うようになった言葉がある。
3人寄れば文殊の知恵。
子供の頃から知っている言葉だが、改めてネットで調べてみた。
デジタル大辞林から引用する。

《文殊は知恵をつかさどる菩薩》凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだということ。

シンプルで分かり易い。
人間の知恵は奥が深い。仕事でも知恵のある人と仕事を常にしていたいと思う。
反面、個人で突出すると、他の知恵や意

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久しぶりにネクタイをしてみて想うこと

久しぶりにネクタイをしてみて想うこと

季節はすっかりクールビスになった。
いつの頃からだろうか、この季節に世間がネクタイをしなくなったのは。
確か、今東京都知事の小池氏が始めたように記憶している。

実は、コロナ禍以前、私はクールビスをしていなかった。
何か、世の中に逆行しようという意識ではなく、単純に、自分のスタイルを変えたくなかったからだ。このブログでも以前書いた記憶があるが、私は、海外でもそうしていた。
ベナトムでもアフリカでも

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オンラインでのダラダラ会議はナンセンス

オンラインでのダラダラ会議はナンセンス

なかなか、オンライン会議は難しい。
私は、この形式を活用し始めてから15年は過ぎた。
新興国ベトナムに毎月半分近く滞在していたので、日本の社員との社内MTGは、オンラインが主体だった。ただ、世間は大企業の一部を除き、まだそういう時代ではなかった。

コロナ禍により、一気にオンラインでの会議が広がった。2年前から、在宅勤務をすることが当たり前になって、テレワーク難民なる言葉も生まれた。

私の持論は

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他人も変わらないし自分も変わらない

他人も変わらないし自分も変わらない

人は変わる。
人間は人生の中で実に様々な体験をし、人間づきあいを通じて変わる。
人間は成長するのが自然体だ。
ところが、他人を変えようとすると、当たり前の話だが、思う通りにはいかない。
私が社会人になって、初めて部下を持ったのは26歳の時。それまでは、部下はいなかった。一応、上場会社のゼネコンには就職したものの、建設業が大不況で、4年間部下が入社してこなかった。転職した先で初めて部下を持ったわけだ

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パンかごはんは結構大きな私のテーマ

パンかごはんは結構大きな私のテーマ

日本人が米を食べる量が減り続けている。
人口が減ってきている背景はあるものの、最大の要因はパンを食べる人が増えてきたからであると思う。

農林水産省によると、1962年の国民1人1年あたりのコメの消費量は118.3㎏である。この年がピークのようだ。年々減り続けてきて、2020年には、50.7㎏になっている。たまたまであるが、私が生まれた年をピークに減り続けている訳である。

様々な人が減少の要因を

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一人で仕事する力はありますか?

一人で仕事する力はありますか?

日本人の特徴のひとつ、それはチームワークである。
新興国だけでなく欧米などの先進国においても、このことは多くの人に知れ渡っている。

経営やビジネスのやり方における日本の典型的な特徴でもあるが、ビジネス以外の分野でも同じように認知されている。
その代表的なものが、スポーツだ。野球は言うまでもなく、サッカーやラグビー。世界大会などで日本が好成績を挙げると、常にチームワークが話題になる。私はもちろん、

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体が軽い日とそうでない日

体が軽い日とそうでない日

朝起きて、今日は体が軽いと感じる瞬間がある。
一気に気分が乗ってくる。
起きてすぐにわかるものではないが、朝のルーチンであるストレッチや軽めの筋トレをしていたらすぐにわかる。

こういう感じは、この数年前ぐらいからだ。
というのも、私ぐらいの年齢になると、皆さんも共通していると思うが、だんだんと昔と違う事を痛感すると言うか、納得すると言うか、当たり前になってくる。

そもそも、人間の体力は40代か

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中小企業では何でもできた方が良いわけ

中小企業では何でもできた方が良いわけ

中小企業には中小企業の仕事のやり方がある。
もちろん、それは強みとなるものもあれば、弱みとなるものもある。

有名なSWOT分析でもすれば、S(強み)とW(弱み)はすぐに見える化できるのも中小企業の特徴でもある。
そして、圧倒的に弱みが多い。だから、大企業や公的な中小の支援組織との関係性が重要にもなってくる。
あまりにも言い古された言葉だが、元請け下請けの構図の下請けの立場の中小企業が大半である。

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自分にできなくても誰ができるかを考える

自分にできなくても誰ができるかを考える

仕事力というのは、なかなか曖昧な言葉だ。
例えば、職人さんだったら、全部自分ができて初めて仕事力があると言うだろう。
私の親父は、農家だったが、超こだわりがあったと思う。
それは子供心に感じていた。

多分、誰のアドバイスも受けない、頑固一徹の親父だった。まさに昭和の親父の典型だったと思う。私は次男なので、農家を継ぐ通りはないのだが、私が創業して数年の時、つまり30代の後半の時、たった一度だけ、私

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本を創ることのもがきと醍醐味

本を創ることのもがきと醍醐味

今、本を集中して創っている。
2022年は、数冊の自著を発刊するつもりである。
一冊はすでに3月に発刊した。タイトルは“新興国の人材と健全に向き合う”である。
概ね、今年出版する本のテーマは新興国人材、情報セキュリティ、中小企業のDX、シニア関連、企業のアライアンス、そしてリスクテイクについて。
概ね今の本業に使うことがほとんどである。そして、それぞれの本も関連性がある。
私は20年ほど前に最初の

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農業ぐらい難しい仕事は他にない

農業ぐらい難しい仕事は他にない

世の中には実に多くの仕事がある。
仕事はすでになくなったものもあれば、新しく生まれる仕事もある。
一方で、未来永劫変わらない仕事もある。
そして、仕事には難易度がある。
簡単な仕事もあれば、難しい仕事もある。
それは、自分の仕事スキルによっても変化する相対的なものでもある。

私も色々仕事は経験してきた方だ。ITをベースに、BtoBの仕事を中心に40年働いてきたので、実際自分がしたかどうかの枠を超

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