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仕事は自分で創れ

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2021年7月の記事一覧

人間はありがたみをすぐに忘れる

人間はありがたみをすぐに忘れる

今や仕事でパソコンを使わない人は少ない。
社会全体のIT化がさらに進展してくると、人間がパソコンを使うのではなく、ロボットやRPA(ソフトウェアのロボット)が人間の代わりをするのが当たり前の時代も間近だ。

とはいえ、まだしばらくは、仕事ではパソコンが主役で、人間とパソコンの付き合いは当面続きそうである。
パソコンの性能は日進月歩であり、40年近く前に日本にもパソコンが登場して以来、劇的に進化し続

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志は人間の役割、知恵はITでカバーできる時代

志は人間の役割、知恵はITでカバーできる時代

ITにしてもAIにしても、その進化のスピードは常に想像を超える。

私が働きだして約36年。ずっと、何らかでITに関わってきた。
汎用コンピュータでの運用の仕事が私のコンピュータとの関わりの始まりだった。
ムーアの法則の話すら最近はあまり耳にしなくなった。そして、今は量子コンピュータの実用化の時代だ。

人間は進化の過程で、様々な科学技術を発展させてきたが、このITほど、社会的、経済的なインパクト

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ストレス社会を生き抜く力の鍛え方

ストレス社会を生き抜く力の鍛え方

ストレスのない人はいないと思う。
働いていると、ストレスの話題があちこちに溢れている。そういう私も長年に渡ってストレスと付き合ってきている。

周囲からは、近藤さんはタフだよね。
という印象が強いと思う。
しかしながら、実際はそうでもない。
子供の頃からストレスは人一倍感じる方だったと思うし、そもそも、人のことが気になるタイプなので、そういうことがストレスの最大の要因だったように思う。

スポーツ

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個々がどう生活したいかでテクノロジーを選択する時代

個々がどう生活したいかでテクノロジーを選択する時代

デジタルディバイドは、IT業界ではよくつかわれるが、一般的ではない。

デジタルは概ねコンピューターのことを指す。今のようにスマホが日本中に行きわたる前から、使われていた表現だ。

パソコンが登場してからすでに40年近くになろうとしている。パソコンを使うことをデジタルの世界と表現して、アナログとデジタルという対比で使われてきた。

最近の若い世代は、初めて仕事で使うのがパソコンになるので、自然とな

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教えるのが好きだから教える仕事をしているのか?

教えるのが好きだから教える仕事をしているのか?

学校の先生は、私がなりたかった職業の一つである。正確に言うと、今でも諦めてはいない。
もちろん学校の先生をするには教員免許が必要だから、そういう意味では私はとっくに手遅れだ。

では、学習塾がしたいかというとそうではない。若い頃は、画期的な学習塾を創ろうと思ったことは何度もある。
学生時代の家庭教師のアルバイトをした時に、色々と考えたことがあって、それを具現化できると思っていた。今ならITを使えば

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順調に壁に当たっていますか?と自問自答してみる

順調に壁に当たっていますか?と自問自答してみる

人生は年輪のごとく。
多くの先達が人生を年輪に例える。

森林にある大木の樹齢を聞いて驚くことがある。
樹齢1000年。とてつもない時間だ。 

だから、多くの日本人はこういう大木に神が宿ると考える。私もこういう感覚が分かるようになってきた。

人間を年輪に例えるのはとても分かり易い。人間も樹木も太陽系の中の地球上に存在する。季節変動と共に人間も樹木もその環境から様々な影響を受ける。自然から受ける

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仕事の基本スキルはどんな仕事でも身につく

仕事の基本スキルはどんな仕事でも身につく

仕事で何が大切かというと、基本スキルと、私はすかさず答える。
基本無くして応用無しの典型である。

もっとも、人間がすることは全てそうで、勉強もスポーツも楽器をマスターするのも全部同じである。基本的なこと、基本的なスキルの基礎ができると、応用は幾らでも出来る。

ではなぜ、人は仕事に限らず人生そのものにとって大切な基本を、なかなか身に付けることができないのだろうか?

基本と応用に分けて改めて考え

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外部メモリーを上手に使えば脳の負担は軽くなる

外部メモリーを上手に使えば脳の負担は軽くなる

記憶より記録。
私が長年仕事で実践している仕事の基本である。
それと同時に、私の推奨する会社運営の仕組みの根幹の考え方でもある。

最近、オンラインツールで新たな機能が追加された。録音の許可をしますかという類の確認が出るようになった。
オフラインの世界では、通常、一般的な仕事の打合せを録音することはない。また、会場セミナーでは、視聴者が録音することは原則禁止だった。

それが今のように、オンライン

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発信者の意図を考えることが情報感度を磨く

発信者の意図を考えることが情報感度を磨く

情報と人間との付き合いは、かなかな厄介で大変な時代だ。
そもそも、人間が情報を生み出していると言っても過言ではないが、現代は、自らが生み出した情報に振り回されているとも言える。

人間は社会的動物であり、人類誕生以来、人間同士が連携して生活してきたし今はチームや組織に属して活動もしている。

様々な方法で、お互いのコミュニケーションをとりながら、安全で安心な暮らしや活動を実現している。このコミュニ

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常に例外を考える思考訓練が欠かせない時代

常に例外を考える思考訓練が欠かせない時代

人間は思い込む動物である。
どんな聡明でキレキレの現役の人でも思い込みに支配される。いままでも、何度も私自身が陥ったこともある。

今の常識は未来の非常識ということもあるし、よくよく考えてみたら、ひとつの思い込みが15年前から更新できていなかったりする。
当然、年齢を重ねるとそういう傾向が強まる。

一方、子供の頃、特に赤ちゃんにさかのぼれば遡るほど思い込みはない。前提知識も邪念もない。だから、子

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過去のしがらみを引きずる時代の生き方

過去のしがらみを引きずる時代の生き方

最近、ずっと考えていることがある。
それは、人と人のつながりの記録のことである。

私は仕事柄、ITを長年使ってきたし、それをビジネスの源泉にしてきた結果がある。だから、記録の時代にある人間がこの社会に適応することが重要で、今は急激な変化に人間が苦悩していると思っている。

象徴的な意味で、しがらみという言葉を考えてみる。

デジタル大辞林で調べてみると、なるほどと納得する。
1 水流をせき止める

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社会の目からデータの目へ変わる期待感

社会の目からデータの目へ変わる期待感

人の目や社会の目が気にならない人は、いるだろうか?

自分は他人からどう見られているだろうかと、沢山の人が気にして悩んでいる。特に思春期はそうだと思う。一方、70歳を超えて明るく元気な人は、そういう悩みを微塵も感じないような達観した雰囲気がある。
年齢がそうさせるのか?長い人生経験の中で会得した何かがあるのだろうか。

そういう私は、世間の目や人の目は、気にしないのではなく、どうして気になるのか?

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なぜ、アフリカの子供たちは無邪気に純粋に思うのだろうか?

なぜ、アフリカの子供たちは無邪気に純粋に思うのだろうか?

アフリカに行って、子どもたちと接した時のピュアな感覚は、いつまでも心に残っている。

私はこの数年で、10回近くアフリカを訪れた。
現地法人があるルワンダが一番多いが、あとは、ウガンダ、ケニア、エチオピアだ。
できるだけ早く、54か国全てに行きたい気持ちが強いが、この1年はお預けである。

新興国のどこに行っても、感じることは多様で沢山ある。日本の昔とオーバーラップする懐かしさがあったり、その地域

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現代人の最大の悩みは時間の使い方かも

現代人の最大の悩みは時間の使い方かも

いつからだろうか、時間のことを毎日気にするようになったのは。
私は、少なくとも学生時代、時間は無限にあるように感じていたし、時間に追われて何かすることはあまりなかった。のんびりタイプだった。

社会人になってからも、数年間は学生時代の延長だったので、残業をほとんどしなかった。それだけ期待されていなかったというのもあるだろうし、仕事にそれほど真剣に取り組んでいなかったとも思う。
生活するための給与を

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