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IT活用の羅針盤

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「もっと効果的にIT活用をしたい」「このようなリスクに対応したいが、何をすれば良いの?」などIT活用に関する情報が満載です。
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#営業

DX時代の購買履歴を活用する商売ってどう?

まあ、マーケティングの仕事をしたことがあるとか、CRMに詳しいとか、営業で突出した実績を残しているとか、こういう人には釈迦に説法だとは思うが・・・。 RMFというマーケティング、顧客分析の手法がある。 少しだけ解説すると、 RはRecency、MはMonetary、FはFrequencyであり、日本語では、Rは最終購買日、Mは購買累計額、Fは頻度となる。 このRMFという指標を用いて、優良顧客(あるいはロイヤルカスタマーという言い方もある)を発掘し、手厚くフォローやサービス

ITを使うと仕事ができるようになるのか?

ITを使わずに仕事をする人は、今どれぐらい、いるだろうか? スマホもITツールの一つとして考えると、何らかで仕事にITを使っている人は、日々増えている。私の体験では、仕事にITを使いだしたのが約40年前である。 私が社会人になった頃に、ワープロ専用機が登場した。そしてほどなく、パソコンが普及しだした。それまでは、汎用コンピュータやオフコン(オフィスコンピュータ)を使う、オフィス業務がITを使う仕事だった。経理や販売管理と言った管理系業務の効率化のためのツールに過ぎなかった。

判断基準の共有とIT活用

企業における情報共有化の実現は、もはや永遠の課題だろう。 もちろん、情報共有化は目的があって初めて意味がある。しかし、企業の情報共有化は、油断するとすぐに目的化してしまう。 つまり、情報共有することが目的になってしまい、余計な労力や仕事を増大させることになる。昔、グループウェアが流行り出した20年以上前、一番の取り組みは、スケジュールの共有だった。ほどなく、こういう社長が話題になった。 その社長は、全社員にご自身のスケジュールを共有、つまり、公開したのだ。社員が200名ほ

オンラインでのダラダラ会議はナンセンス

なかなか、オンライン会議は難しい。 私は、この形式を活用し始めてから15年は過ぎた。 新興国ベトナムに毎月半分近く滞在していたので、日本の社員との社内MTGは、オンラインが主体だった。ただ、世間は大企業の一部を除き、まだそういう時代ではなかった。 コロナ禍により、一気にオンラインでの会議が広がった。2年前から、在宅勤務をすることが当たり前になって、テレワーク難民なる言葉も生まれた。 私の持論は、もう20年以上前から、テレワークに限らず、ITという仕事ツールは、仕事のできる

ポケベルの時代とSNSの時代の違い

先日、オンラインでブレスタフェスタを開催中に、ひょんなことからポケベルの話になった。 ブレスタフェスタ 老若男女が参加しているのがブレスタフェスタの特徴でもあるが、試しに聞いてみた。 やっぱりではあるが、概ね今の40歳以下は、ポケベルを使ったことはない。 30歳以下ぐらいになると、そういうものの存在すら知らない。当たり前と言えば、当たり前なのだが、ポケベルの話題だけでも結構盛り上がるものだ。 なぜ盛り上がるかと言うと、きっと新鮮なのだ。それと、時代のギャップというのが興

30分の商談が当たり前になってビジネスはどう変わるか?

コロナ禍が始まって以来、すでに1年半が過ぎた。最近は、テレワークもある程度は定着しては来たが、なかなか、オンラインを使ってのビジネス推進には、慣れない人も多いし、必要以上のストレスになることもある。 私も、コロナ禍以前に比べても、劇的にオンラインでの仕事が増えた。 もっとも、私の場合は、海外での仕事が多かった関係で、もともと、社員とのMTGやお客様との面会も全体の4割程度はオンラインだった。 そんな中、最近、私の周りではすっかり定着したことがある。それは面会の時間が劇的に

オンラインで営業がどこまでできるか考えてみる

この1年、オンラインでの営業がどこまで進んだだろうか? 経済ニュースを眺めていても、大手企業の営業がオンラインに切り替わっている事例もチラホラ見受けられる。 私は営業の仕事を専属ではしたことがない。 今は社長業をしているので、結果的に営業活動をしていることは多々ある。 創業時は、仕事を獲得しないと始まらないので、営業職の経験は全くなかったが、とにもかくにも仕事を取る。これのみで数年間はがむしゃらに動いた。 結果、時代背景も手伝って、IT関係の仕事が思いのほか取れた。どん

私がITに関わってきた意味と私の人生と仕事

ITは相変わらず世間を騒がせている。 もう何年になるだろうか? ITって結局何? と聞かれてもなかなか正確には説明できない。 例えば、車って何?と聞かれると、これはとても説明が簡単だ。 実際に身近であり、ちょっと家の外に出ればよっぽどの田舎でない限り、車がそこにあるし、走っている。例えば、日本で車に乗ったことがない人を探すのは大変だ。 ITは車のような分かりやすい乗り物ではない。では、サービスなのかと言われても、サービスでもあるが、やはり基本は科学技術の塊だしテクノロジー

ユーザー企業がソフトウェアサービスを出来る時代の到来

IT業界にも、ソフトウェアのオーダーメードという考え方がある。 いや、あったという方が、今では正しいかもしれない。 話は変わるが、私達が着るスーツの世界を考えてみる。今、流行りなのがオーダーメードのスーツである。昔、オーダーメードのスーツは高かった。だから、既製品のスーツが良く売れた時代が長かった。 このスーツの歴史を簡単にまとめるとこういう感じだ。 昔はオーダーメードでスーツを作っていた。その後、リーズナブルな既製品のスーツが一気に売れるようになった。そして、またまた、オ