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廃校のリノベーションが地域活性化に繋がる!?近藤組が取り組むプロジェクト「豊照(とよてる)ベース」とは?

こんにちは!

今回は、私たちが新しく取り組んでいる豊照とよてるベース」というプロジェクトのご紹介をします。

以前、木戸中学校の生徒さんが当社にフィールドワーク訪問したことを記事にしました。

SDGsにおいて近藤組が取り組んでいる「飢餓ゼロ」の部分で、少しですが今回ご紹介したい「豊照ベース」について触れています。よろしければこちらもご覧ください。

この豊照ベースは、近藤組が以前から様々な地域の方たちと協力し、準備してきた大切な事業

とても素敵な事業なのでたくさんの方に知って頂きたい…!ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しいです。


新潟市総合計画2030(ニーゼロサンゼロ)とは?


豊照ベースをご紹介する前に…。

新潟市が描く未来のビジョンと重点戦略について触れていきます。

新潟市には「新潟市総合計画2030(ニーゼロサンゼロ)」という計画があります。

これは令和5年度から開始された、新潟市における最上位計画。

新潟市のまちづくりの理念(考え方)や、新潟市の目指す都市像を示す、新潟市の総合計画のことです。

そこには新潟市の描く未来のビジョンが下記のように書かれています。

■まちづくりの理念
みんなで新潟市の強みを活かし、人口減少時代に躍進する
『活力あふれるまちづくり』、『持続可能なまちづくり』を進めます

■目指す都市像
『田園の恵みを感じながら 心豊かに暮らせる 日本海拠点都市』

引用元:「新潟市 新潟市総合計画2030」

そして、新潟市総合計画の重点戦略には下記の10項目があります。

①都市機能の充実と拠点性の向上
②地域企業の経営力強化、 新たなビジネスや成長産業の創出・育成
③豊富な田園資源を活かした儲かる農業の実現
④魅力と拠点性を活かした交流人口の拡大
⑤新潟暮らしの魅力発信と多様な支援による移住・定住の促進
⑥誰もが個性と能力を発揮しながら、心豊かに暮らせる社会の実現
⑦子どもと子育てにやさしいまちづくりと新潟の将来を担う人材の育成
⑧仕事と生活の調和( ワーク・ライフ・バランス)の実現
⑨脱炭素・循環型社会の実現
⑩安心・安全で災害に強いまちづくり

引用元:「新潟市 新潟市総合計画2030 重点戦略について」

新潟市総合計画の重点戦略の10項目の中で、私たちが特に着目したのは②、⑥、⑦、⑩の4項目

②地域企業の経営力強化、 新たなビジネスや成長産業の創出・育成
:働き方改革などの職場環境の整備
 人材確保・育成に向けた支援
 起業・創業しやすい環境づくり

⑥誰もが個性と能力を発揮しながら、心豊かに暮らせる社会の実現
:地域団体・市民団体の活動支援
 活動の担い手育成・確保
 持続可能なコミュニティづくり
 雇用促進と就労支援の充実

⑦子どもと子育てにやさしいまちづくりと新潟の将来を担う人材の育成
:良好な教育・保育環境の確保と質の向上
 子供が安心して過ごせる居場所づくり
 社会全体で子育てを応援する機運の醸成

⑩安心・安全で災害に強いまちづくり
:地域防災力・減災力の向上
 避難体制の充実
 危機管理体制の整備

この4項目を実現するために作られたのが、「豊照ベース」です!

「豊照ベース」って一体なに?新潟市のビジョンや戦略との関係は?

ここからは私たち近藤組が取り組んでいる事業「豊照ベース」についてご紹介していきます!

⚫︎「豊照ベース」とは?

豊照ベースとは、明治6年に開校した新潟初の小学校「豊照小学校」を新しい形で再活用する事業構想名です。

豊照小学校は、湊小学校・栄小学校・入舟小学校、そして豊照小学校と4つの小学校が1つの小学校(日和山小学校)に統合され、平成27年に閉校しました。

142年間もの間、大勢の方が学ぶ場として地域の皆さんから愛され続けてきた豊照小学校。

しかし、閉校したことから再開発の対象になり、やむなく取り壊されてしまう可能性も出てきています。

そこで私たちは考えました。

この旧豊照小学校を今後も維持したい…そして、活用する計画を立てられないか?と。

そこで、廃校した豊照小学校を新潟市のビジョンや戦略に沿ってリノベーション

老若男女人種問わず、地域の皆さんが集える憩いのコミュニティスペースとして再生・活用することを決めました。

今回ご紹介する「豊照ベース」は、そんな想いから計画されたプロジェクトなのです。

豊照ベースの運営理念

”新潟市の方向性と合致し、地域に根差したまちづくりに貢献する”

上記で説明したとおり、新潟市が考える未来ビジョンに沿いながら運営していきます。

このプロジェクトを通して、私たちには何ができるか?何をするべきか?

新潟市の強みを活かしながら、心豊かな明るい未来の実現を目指し、少子高齢化(人口減少含む)の対策も兼ねています。

豊照ベースの4つのサービス

「働く」
ギルド酒場:「酒場」という名前ですが、独自の職業案内所になります。その方のスキルに応じて仕事を割り振りしています。
保育所:ギルド酒場から派遣された保育資格者が、子どもたちを安全に見守る保育所です。

「食す」
食事処:シニアや子供の孤食(家族がいない食卓で望んでいないのに一人で食事をすること)を防ぎ、バランスのとれた食事を提供します。
新世界居酒屋:仕事終わりにリフレッシュできる居酒屋。仲間との楽しいひと時を過ごせます。

「学ぶ」
寺子屋:老若男女人種問わず学べる場所です。相続に関する知識や、新しい資格に関する学びが受けられます。
専門性の高いセミナー:寺小屋よりももっと高い教養を身につけたい方向け!「選択理論心理学」などの人生哲学のセミナー受講が可能です。

「遊ぶ」
カラオケ音楽室:防音設備の整った音楽室で思いきり歌い、仲間たちとの繋がりを作れます。
体育館:広い場所で自由に身体を動かせ、心身ともにいつまでも若さを保てます。

豊照ベースのメリットと社会問題解決への貢献

豊照ベースのプロジェクト実現にはメリット(社会問題解決への貢献が可能)がたくさんあると考えています!

⚫︎シニアの雇用・ひとり親支援

年齢や家庭環境を気にせず、自ら学び・自ら働く意思がある人を応援

シニアの方は雇用される環境があることで、やりがいを感じ、更に健康寿命を延ばすことにも繋がります。

また、ひとり親の方にとって、仕事と育児の両立は決して容易なことではありません。

厚生労働省によると、ひとり親世帯は令和3年の時点で119.5万世帯あるそうです。
(参考:厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要」より)

そんなひとり親の人々が、安心して預けられる環境も用意できればと考えています。

⚫︎起業家支援

子育て環境の整備を行うことで、女性の起業を応援。もちろん、若者やシニアの起業・副業も応援します。

起業の夢や願望がある様々な人をバックアップできる環境を提供していきたいと思っています。

新潟県から活力と魅力が溢れる起業家を輩出したい想いがあります。

⚫︎孤食の防止

独身のシニアや共働き世帯の子どもが集まれる施設を実現。

いつもひとりだけどたまには誰かと一緒に食事をとりたい…そんな人が気軽に集まれる場所があったらいいですよね。

更に、バランスがとれた食事を提供できれば、健康促進・寿命延伸に繋がります。

⚫︎災害対策

災害に知識のある管理者を配置し、急な災害時の避難場所としても使える施設の実現を目指します。

⚫︎将来性を考えた廃校の活用

少子高齢化の現在、廃校とシニアの増加は防ぐのが難しいとされています。

この豊照ベースプロジェクトが実現・成功すれば、革新的なモデルケースとして全国展開も視野に入れながら事業拡大が見込めます!

・ ・ ・

まとめ

今回の投稿では、近藤組が新しく取り組んでいる「豊照ベース」というプロジェクトについてご紹介させて頂きました。

豊照ベースは、当社だけでなく、様々な地域の方達が協力しあいながら計画している事業です。

実際に、先月の10月22日(日)の豊照ベースプロジェクトのプレイベントでは、たくさんの地域の方が参加されました。

次回の記事ではそちらの会場風景や、イベントの様子などをご紹介できたらと思います。

みんなにも読んでほしいですか?

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