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2023年3月のホリスティックラウンジ配信講座

 2月の東京・代々木のホリスティックラウンジからの配信講座「道元禅師の生涯とその教え」には、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
 3月は、その続編的な内容です。2月の講座に参加されなかった方でも理解に支障をきたさないよう、理解に必要な要点については、お申し込みいただいた方に資料をお送りします。

日時:3月5日(日)14時30分~16時(期間限定の見逃し配信があります)
内容:道元『正法眼蔵』に挑む! 七十五巻本に再挑戦

 道元禅師の『正法眼蔵』(七十五巻本)は難解なことで知られていますが、それは仏教の本質とかかわっています。
 私たちは自分がいて、自分が捉えているとおりの対象がある、これが「現実」だと疑っていませんが、仏教はその捉え方に問題があり、それこそが私たちを苦しみの世界に閉じ込めている檻だと説きます。
 問題は、言葉というものはその私たちが対象を捉える働きと不可分のため、そこから解放された境地を言葉で説くことはできないのです。
 釈尊だろうと高僧だろうと、それを説くことはできません。仏教では言葉は「月をさす指」だといいます。それを手がかりに、私たちは自分で月を見つけなければならないのです。
 そこで問題がおきます。そのような「月をさす指」が経典や高僧の語録として書きしるされると、私たちはそれを読んで知っている気になって、月を探そうとはしなくなります。
 道元禅師が『正法眼蔵』でおこなっているのは、それを本来の役割に戻すことで、それを手がかりに私たちに月をさがさせようとしているのです。
 久々に、七十五巻本に再挑戦しようと思います。

お申し込みはこちらから。


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