konakalab

名城大学で教員をしている小中です.小中研究室なのでkonakalabと名乗っています.…

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名城大学で教員をしている小中です.小中研究室なのでkonakalabと名乗っています.システム制御理論が専門ですが,インターネット上ではスポーツ統計の人っぽく振舞っています.

マガジン

  • 美術館・博物館・展示会・スポーツ観戦の記録

    美術館や博物館や展示会やスポーツ観戦に行ったことを忘れたときのために記録しておきます.

  • 読んだ本のメモ(書評というほどしっかりしたものではない)

    書評というほどしっかりしたものではない,読んだ本のメモです.主に自分のメモ用.

  • スポーツデータのあれこれ by konakalab

    名城大学小中研究室で行っているスポーツデータに関する成果をいろいろとまとめたものです.

  • 研究発表(一般向け講演や出張を含む)

    主に本業に関連する報告です.

最近の記事

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スポーツ観戦体験による自己紹介

スポーツ観戦体験を羅列する形式での自己紹介です. 観戦体験は,現地/中継,回数・頻度で分類します.種別や会場も併記します.現地観戦経験ありで中継を見たことが無い,という競技は多分無いはず. 回数はうろ覚えです.中継ではフルマッチでなくても,ダイジェストよりも十分長く観戦して要所を抑えていれば「観た」と甘めに判定しています. 競技や種目の区分は適当で,記憶から抜け落ちているものも結構ありそうです.あと,対象は原則としてプロや国内トップリーグです.学生スポーツはあまり観ない

    • 名古屋大学博物館に行ってきました.

      9年も在籍していてその後も何度も行っているわが母校,名古屋大学.博物館も持っています(2000年開館.私の在学は1996年から2005年なのでそれこそいつでも行けた.苦笑).地下鉄駅の掲示板で特別展の案内があったり,「いつか行こうかな…」と思いはやn年.近すぎると行かないんですよね.今回は久々に大学の研究室OB会があり,その0次会として訪問しました. 豊田講堂の横,大学の中心で地下鉄出口の近くにあります. 今だとドローンと呼びそうなVTOL そういえば在学中に「名古屋大

      • 「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」を読みました

        ともに臨床心理士である著者とその奥様の,タイトルにもなっている「自閉症の子供って津軽弁話さないよね」(書籍内では津軽出身の奥様の津軽弁で書かれている)という会話からスタートする,ASD(自閉スペクトラム症)と方言の関係のついての研究成果をまとめた本. 臨床現場での気づきから始まり,徐々に調査対象を広げていき,得られた知見から仮説が修正され,合理的で一貫した説明を伴う解釈へと進んでいく様子が分かりやすく描かれています.方言の持つ社会的な機能とASDの特性が関連付けられていく様

        • Jリーグは何試合目までの結果で何がわかってしまうのか?

          概要Jリーグ,3試合目までの結果で結構なことがわかってしまう. 本編2024年のJリーグ開幕しましたね.まだ2試合ですが,私の贔屓チームは成績が芳しくなくて,ううーん,という気分です.それでも「まだ2試合っしょ」という気分でもいたのですが,手元で試合結果を定期的に集計しているので色々調べてみました. 今日調べる内容は,「開幕n試合目の勝点と最終順位の関係」です.特に込み入ったテクニカルな処理はなく,ただ集計するだけ.でもあんまり見かけ無いなーと思い作業してみました. n

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        スポーツ観戦体験による自己紹介

        • 名古屋大学博物館に行ってきました.

        • 「自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く」を読みました

        • Jリーグは何試合目までの結果で何がわかってしまうのか?

        マガジン

        • 美術館・博物館・展示会・スポーツ観戦の記録
          24本
        • 読んだ本のメモ(書評というほどしっかりしたものではない)
          12本
        • スポーツデータのあれこれ by konakalab
          88本
        • 研究発表(一般向け講演や出張を含む)
          20本

        記事

          明治神宮に行ってきました

          (2023年6月訪問) 代々木駅近くで昼過ぎに予定があったので,午前中どこに行こうかなーと地図を眺めていたところ「明治神宮の境内に入ったことが無い!」と気づきました. 特別参拝に興味がありましたが時間が合わなかったのと,多分もう満員だったと思います. ミュージアムでは明治神宮の成り立ちがわかってよかったです.拝観料から連想すると展示室がコンパクトですが,隈研吾氏の設計の建築を見学する代金とお賽銭と思うこととします. 立川の昭和記念公園内には昭和天皇陛下に関する展示室があ

          明治神宮に行ってきました

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.著者はイングランドで4年間サッカー選手のスカウトをされていた田丸さん.noteアカウントをお持ちで本書についての記事も書かれています. 元は光文社さまでの連載のようです. 無料公開の記事もあるようです.私は今知りました(笑. プロクラブのスカウト経験者が実体験を語っている本なので面白いところしかないわけですが,本書序盤で特に印象に残っているのが試合を見ている量. 職業柄学生に

          「スカウト目線の現代サッカー事情~イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方~」を読みました.

          AFCアジアカップ2023予測振り返り

          予測はこちら. カタールの連覇,ヨルダンの躍進,日本のベスト8など,波乱の印象があったかもしれない本大会ですが,予測精度はどうだったのでしょうか. 予測精度の評価には実際に起きた回数と,それが起きると予測した確率の合計を比較します.提案手法での予測勝・分・負の合計はそれぞれ33.5, 10.6, 6.9でした.実際は33,10, 8だったので少しだけ上位を過大評価していた(予測した割には強いと思っていたチームが勝っていない)ことになります.が,その差は小さく統計的な揺らぎ

          AFCアジアカップ2023予測振り返り

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(2)

          (1)からの続き. 訪問後いい時間になったので夕食.シナゴーグ内で宣伝されていたコーシャのお店(シナゴーグから徒歩2分)へ行ってみました.「コーシャ」は,ユダヤ教で食べてもよいとされている食事のことのようです.イスラムのハラールや仏教の精進料理のようなものでしょうか. 数年前から,「右から横書きがなんかかっこいい」というだけの理由でヘブライ文字とアラビア文字を何とか文字と認識できるように練習してきたので,シナゴーグでもレストランでもヘブライ文字の解読を試みます. 3行目

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(2)

          マルキーニョス・ディスタンス/レボリューションズ

          (「マトリックス」は1作目のみ履修済みです) 概要Jリーグでの同僚関係の距離を1年ぶりに再計算してみた. グラフの中心性の指標をいくつか計算してみた. その結果,あのレジェンドがやっぱりいまだにJリーグの中心であることが判明した. 本編この記事はこれら↓の続編です. 元ネタはtkqさんの名作↓. エルデシュ数の説明は面倒くさいので上記の過去記事をご参照ください.また,self-containedとするために以下の記述は重複が多いです.過去バージョンに見覚えのある方

          マルキーニョス・ディスタンス/レボリューションズ

          AFCアジアカップ2023を予測してみた

          概要日本は全体1位の評価で優勝最有力候補 アジアで24チームの大会はやっぱり… 本編来週(1月12日)にAFCアジアカップが開幕します(2024年開催なのに大会名が2023なのがちょっとめんどい).これまでの大会同様張り切って予測しましょう. 直近の大規模大会はもちろんワールドカップですが,大陸選手権であることと大会形式から,EUROの方が特徴が近いと思います. ソースコードを流用有効活用して今大会の予測に臨みます.ちなみに,EURO2020はかなり予測精度が良かった

          AFCアジアカップ2023を予測してみた

          スポーツとデータに関する一般向け科学読み物を書きました

          こんにちは.名城大学で教員をしている小中英嗣(こなか・えいじ)です. 実はこの1年本を書いていまして,2024年早々に発売されます(一部地域の書店ではすでに店頭に並んでいるそうです).ばんざーい. どんな本なんですか?私がここしばらく専門にしている,「スポーツとデータ」をテーマとした一般向け科学読み物です.構成はこんな感じ. 第1章 野球とセイバーメトリクス ――スポーツデータ分析のパイオニア 第2章 サッカーのデータ分析 ――スポーツデータ分析のフロンティア 1章

          スポーツとデータに関する一般向け科学読み物を書きました

          論文が出版されました:「バスケットボールの個人攻守貢献度の開発」

          論文が出版されました.2023年3本目です(2本目と3本目は同時出版).やったぜー!. Spoana #14で宣伝した論文のうち1本です. 主著者は修士論文としてこの研究を進めてくれた卒業生,第二著者が私,の構成です.この論文は私が指導した修士論文では初めてのスポーツデータ分析を題材としたもので,その意味でも感慨深いものがあります.発表でシンガポールにも行けたし. 守備の評価は難しいのです. バスケットボールは得点を多く取った方が勝ち,のスポーツです.ので,基本的に集

          論文が出版されました:「バスケットボールの個人攻守貢献度の開発」

          論文が出版されました:「対比較法を用いたパークファクター推定方法」

          論文が出版されました.2023年2本目です.やったぜ. Spoana #14で宣伝した論文のうち1本です. 主著者は卒業研究で実際に手を動かしてくれた卒業生,第二著者が私,の構成です.テーマは「野球のパークファクター推定方法をより適切にしよう」です. パークファクターとは何で,何が課題となっているのか? 野球は試合会場(野球場)の大きさが厳密に規定されていません.球場の形状やフェンスの高さに自由度があり,それにより試合結果に影響がありえます.わかりやすい例だと,外野フ

          論文が出版されました:「対比較法を用いたパークファクター推定方法」

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(1)

          2023年6月のブダペスト滞在記です. 学会最終日は昼明るい時間に終わったので,夕方は街歩きとしました. 目的地は世界最大級(世界で2番目,ヨーロッパでは最大)のシナゴーグです.面している通りの名前から「ドハーニ街シナゴーグ」と呼ばれているようです. 「シナゴーグ」はユダヤ教の宗教施設で,教会,寺院,神社などに相当します.日本ではなかなか出会うことが無い文化なので訪問先としました. チケットは9000Ft(日本円で3600~4000円).ガイドツアーとミュージアム入場券

          ブダペスト滞在メモ202306:シナゴーグとコーシャを体験したよ(1)

          ラグビーワールドカップ2023公式サイトの予測ゲームで日本2位に入りました.

          ラグビーワールドカップ2023公式サイトの予測ゲームで日本2位に入りました.自分で言わないと誰も気づいてくれないので,自慢させてください.やったぜ. ワールドカップ予測ゲームは試合単位では勝敗,得点差,最初にトライする選手を,大会全体では優勝,最多トライ,最多得点を予測し,正解(への近さ)に応じて得点が加算される,というルールでした. 結果は510点で全体303位(上位0.12%.トップは685点),日本ではなんと2位(上位0.06%.トップは524点)でした. 採用し

          ラグビーワールドカップ2023公式サイトの予測ゲームで日本2位に入りました.

          Sports Analyst Meetup#08でLTしました(題材:スポーツメトリクス開発に対比較法を使う)

          Sports Analyst Meetupとは?プロ・アマ・現場・アカデミア問わず,スポーツのデータ分析(スポーツアナリティクス)に関心のある有志で集まって情報交換をしよう,という素敵なイベントです.2019年2月に第1回が開催されたのち今回は14回目.私は第2回,第4回,第8回にLT登壇し,今回が4回目のLT登壇です. 今回もある意味の正装で登壇しました.参考:https://note.com/konakalab/n/ne90e0d3a623c?magazine_key=

          Sports Analyst Meetup#08でLTしました(題材:スポーツメトリクス開発に対比較法を使う)