ドーベルマン@北海道の地方公務員

北海道で地方公務員をしています。 普段の生活で思ったこと、個人的の考えを書き綴っていま…

ドーベルマン@北海道の地方公務員

北海道で地方公務員をしています。 普段の生活で思ったこと、個人的の考えを書き綴っています。

最近の記事

災害時の道路アクセスについて

災害時のアクセス道路として、緊急輸送道路という路線の位置付けがあります。 緊急輸送道路は、地震等の災害時に、発災直後からの避難路や応急活動のため、救急車両や物資輸送車両等の通行を確保すべき路線として位置付けられた道路のことを言います。 緊急輸送道路の指定は、平成7年1月に兵庫県で発生した阪神淡路大震災が契機になりました。 阪神淡路大震災では、被災地域の主要なアクセス道路である阪神高速道路の倒壊や、沿線建築物の倒壊により、主要道路が通行不可となり、通行可能な道路にアクセスが

    • 乳児から小学生までの公園での遊び方

      今年の春は、風が冷たく、15℃未満の肌寒い日が続いたかと思いきや、急に25℃近くまで気温が上がって暖かくなるなど、気温の上がり下がりが大きいです。 少しずつ暖かくなってきているので、外を出歩く人が増えてきたと感じます。 今日は、太陽が出てポカポカ陽気だったので、朝から子供を連れて公園に行ってきました。 私の子は今年で年中になる年齢です。 私の子は、昨年までは、主に幼児向けの遊具で遊んでいましたが、今年は、もう少し適齢があがるような遊具で遊べるようになりました。 ただ、壁な

      • インフラ管理における地方自治体職員の減少について

        以前に、民間会社の給与アップ等に起因して、公務員人気が低下し、新卒採用の定員割れが多くの自治体で起きていることと取り上げられていました。 さらに最近は、若い世代の離職が増えていることがニュースで取り上げられています。 自治体に勤めている私の感覚でも、以前より離職が増えていると感じます。 このような状況のなかで、職員の減少がインフラ管理にどのような影響を及ぼすのかを想像してみます。 職員数減少の影響 地方自治体で職員数が減少するとどんな影響があるのか、ChatGPTに聞いて

        • 年度はじめの人の入れ替わりで意識したいこと

          新年度に入ったのが昨日のことのように感じますが、早2週間が経ち、4月も半ばになります。時間が経つのは早いですね。 私が勤めている自治体では、定期の人事異動が4月にあり、毎年この時期は、人の入れ替わりがあるため、心機一転という雰囲気が出てきやすいです。 ただ、私の経験上、心機一転でやる気を全面に出し過ぎると、新しい人達の環境では、空回りしやすいと感じます。 まわりの人にとっては、とっつきにくい印象を与えてしまいますし。 自分の上司になる人に対しては、最初に空回りをすると、

        災害時の道路アクセスについて

          公園が生み出す豊かさ

          今日の北海道は気温が上がり、長かった冬が終わり、春の始まりを感じる天気でした。 ただ、公園には、まだ雪が残っていて、遊具も冬仕様のまま、遊べる状態ではありません。 もう少し暖かくなったら、子供達が遊ぶ姿を見かけるようになっていくでしょう。 私には、保育園に通う子供がいまして、公園が好きで、遊具がある公園では、連れて行くと、なかなか帰ろうとはしません笑 大人になってからは、子供ができるまで、公園に行く機会はほとんどありませんでしたが、最近はよくいきます。 公園に行くと、私

          屋台村から始める地方活性化

          北海道旭川市に2022年7月にオープンした「旭川はれて屋台村」 この施設を運営しているのは、元国会議員で現在はタレントとしても活躍されている杉村太蔵さんが代表を務める株式会社ここはれてです。 この施設を開設した杉村さんの考えに大変納得しました。 市の中心部の衰退 旭川市は北海道の真ん中より少し上、大雪山連邦の麓に位置する自然豊かな都市で、杉村さん自陣も旭川市出身です。 杉村さんが国会議員だった2006年に北海道夕張市が財政破綻しました。 これまでは、地方の公共事業に投資を

          屋台村から始める地方活性化

          自分の認知特性に合わせた仕事の作業

          おはようございます。 ハッシュタグにあった「仕事のコツ」から題名にある私の経験談を書き綴りたいと思います。 私は言語化が苦手で、相手に説明することが苦手でした。 そんな私が仕事で意識してきたことを振り返ります。 まず言語化は重要 仕事をする上で、人に考えを示したり、作業方法を伝えるなど、何にしたって言語化力は非常に重要と考えます。 普段、仕事をしていると、モヤっと違和感を感じる時、あるいは何か上手くいかなくなった時、自分の中で言語化し、モヤっと感を言葉にしたり、失敗を見直

          自分の認知特性に合わせた仕事の作業

          保育士の価値ってもっと高くないですか?

          北海道では雪解けが進み、春らしい暖かい日も続いています。 私は現在、子供を保育園に預かってもらって仕事に行っています。 私の子供は年中ですが、子供は予測もできない動きをします。 特に、私の経験上は、1歳から3歳までの間は、おもちゃを豪快に床に広げて遊んだり、かと思ったらすぐ飽きておもちゃをそのままに別の遊びを始めたり、座っている私にいきなり飛び乗ってきたりと、目が離せない年頃と感じます。 先日、3歳の兄妹の子が、実家の階段で、下から二段目から転んで落ちてしまい、顔を強打し

          保育士の価値ってもっと高くないですか?

          日本中の橋やトンネルが古くなっている

          こんにちは。 今日は、日本中の橋やトンネルなどが古くなっているという話を書きます。 主に道路の橋やトンネルなどのことを書いています。 道路整備の最盛期 国土交通省のホームページに「道路の老朽化対策」というページがあります。 ここには、現在、全国で進めている道路の老朽化対策に関する国や都道府県、市町村が管理する橋やトンネルの統計データ等が掲載されています。 道路は、1950年代から1970年代前半までの高度経済成長期による道路需要の増加等により、時期が集中して整備が進ん

          日本中の橋やトンネルが古くなっている

          自治体における若手の離職について

          前回、自治体の人手不足について、日本全体の人口減少などで厳しくなっていくことを書きました。 今回は、若い世代の離職について、現場目線で感じることなどを書きたいと思います。 若い世代の離職は増加傾向 公務員の離職率は、民間企業に比べて低く、流動性が低いと言われます。 安定志向というイメージが強く、それを望んで働く、という人が多いからかもしれません。 しかし、近年は若い世代の地方公務員の離職が増えていると言われています。 総務省が出している「地方公務員の退職状況等調査」を見

          自治体における若手の離職について

          すべての今日を、支えていく

          タイトルは、株式会社ドトールコーヒーが2023年に掲げた新ブランドスローガンです。 私はドトールコーヒーの豆乳ラテが好きで、テイクアウトでもらった紙袋に書いてありました。 ドトールコーヒーでは、インナーブランディングの強化に注力しているとのことで、ユニフォームも新しくされているようです。 我々地方公務員の仕事は、職業としては広く認知されているものの、その仕事が目立つことは多くはありません。 ドトールコーヒーのスローガンのとおり、すべての方々の今日を支えている仕事に間違いは

          すべての今日を、支えていく

          自治体の人手不足について考えてみた

          今後の日本全体の人口は減少していくことがわかっていて、ほとんどの市町村で人口減少が進んでいきます。 さらにここ数年は、公務員の初任給が民間の会社に比べると安くなっている(他が上がっている)こともあるのか、新卒採用で定員割れの自治体が増えてきている印象を受けます。 少し前の公務員人気は無くなってきていると感じます。 こうした背景から、多くの自治体から「人手不足」、「担い手確保」が課題だ!という話を聞きます。 では、具体的にどこに課題があるのか、一例を含め考えてみました。 日

          自治体の人手不足について考えてみた

          測量に変革が起きている

          木下斉さんのボイシーで脅威、ファイブフォースについて解説が昨日の放送でありました。 私が携わる業種に近い測量業で、大きな変革を感じるサービスがありましたので、ファイブフォースの観点で見て書き綴ります。 iPhoneでできる3次元測量 測量は地球上の位置の把握や現況を地図にするなどの技術の総称です。 測量の中で今ある建物や道路などを地図に表すのが現況測量と呼ばれるものです。 株式会社オプティムのサービス、OPTiM Geo Scanがすごいものとなっています! OPTi

          ジブン株式会社の設立趣意について

          冬の気温の低さがありながらも、日が延びてきて、着々と春に向かっているのを感じています。 今回は木下斉さんのボイシーを聞いて、固まり切ってはいませんが、仕事の中で自分がやりたいことを書き綴りたいと思います。 地方自治体の強い組織 私は地方自治体の職員として働いています。 仕事で考えるビジョンのようなものがあります。 それは強い組織をつくることで、強い組織は強い個人からつくられるものと考えます。 強い個人が、組織のなかで同じ方向性を持って構成されることで組織も強くなる、と考

          ジブン株式会社の設立趣意について

          行政業務の外注について

          今日は札幌市に来ています。札幌市では雪像が街中に並ぶ雪まつりが2月4日から開催されます。 さて、外注は、組織の限りあるリソースを効果的に使っていくために重要だとは思いますが、外注にもデメリットがあると感じることあります。 実行力の低下 外注は、組織が苦手なことを得意な方にお願いをする、あるいは外注によって組織内の人手を浮かせるなど、大きなメリットがあります。 しかし、実務があって獲得できる経験が少なからずあるため、外注に頼りすぎると、自らが業務に取組む機会を失ってしまい

          量か質か推移を年齢別に考えてみた

          1月も早いもので下旬に入り、冬の寒さが増してきました。北海道ではこれまで雪が平年より少なかった地域にも、ドカッとまとまった雪が降り、雪は帳尻合わせのように降るもんだと実感しています。 仕事において「量か質か」のどっちを取るのか。 この話は、noteやvoicyで色んな方が話されていますが、これまでの自分自身の経験で思ったことを書き綴ります。 量と質のどっちを取るのか 前提としては、僕は両方目指しています。 ただ、年代によってこの比率は違っていました。 社会人の前半、2

          量か質か推移を年齢別に考えてみた