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龍とそばかす姫

今日はAmazonプライムで、「龍とそばかす姫」をみた。映画館で上映していた時からずっと見たかった映画の一つでした。Amazonプライムの有料で見られるようになったのを発見し、やっと時間を作ってみることができた。

映画の内容は一言で言うと「生きることに対して勇気をもらえる」ものだった。
自分の記憶のためにも、映画の感想を書いて行こうと思う。

物語は四国の田舎町に住んでいる少女の話から始まる。
とても悲しいことに、少女は幼き頃に母親を亡くし、そのことから何事にもふさぎ込んでしまう性格になる。学校でも友達は少なく、大好きな歌も人前で歌う自信がない。いつも他人の目を気にして、自分が望んでもいないのに人の影に隠れた人生を過ごしている。

そんな時、友人から「ネットの世界(メタバースのようなもの)」に誘われ、現実とは異なるもう一つの世界での人生がスタートする。現実は冴えないが、ネットの世界では、美しいアバターに、大好きな歌が評価され、美人で有名な歌手に成り立つ。
この少女のように、ネットの世界では、現実世界から逃避したい人も沢山いるのだ。

ある日、ネットの世界の中で「龍」と呼ばれる、暴れ者と出会う。龍は最初悪者かと思っていたが、近づいて話すたびに「何かに傷つけられ、苦しんでいる」事情があることがわかった。現実世界で何かが起こっている。
探ってみると同じく母親を亡くし、父と後々の3人で生活をしていたが、父からの暴力を受けていたのだ。そんな現実の苦しさを訴えるかのように、ネットの世界では助けを求め、それでも本当に助けてくれる人とは出会えず、無力感をぶつけていた。

物語はそんな2人が現実で助け合い、お互いに現実で生きていく勇気をもらいあう形で終わる。(物語の終わりまでの詳細は割愛)

ここからは私はが感じた感想を書いていく。

私たちも同じだと思うが、「生きるということは容易いことではない」。

自分が意図していない不幸な出来事もひとつや二つ、生きていれば経験することだ。そして、「なぜ自分だけ?」と悲しみ、その境遇を恨み、私たちは2度と同じことが起きないよう対抗する術を身につける。

そういった良いことも辛いことも含めて、私たちは毎日を一生懸命に生きている。

映画を見て思ったことは、「辛い出来事」に直面した時、自分だけではなく、皆何かしら同じように辛い出来事を経験し、抱えていることを思い出すことが心の支えになるのではないかということ。そして、皆辛い思いがあるからこそ、自分の悩みを1人で抱え込まず、誰かに打ち明ける勇気を持っていいのではないかということ。

私たちは、辛い経験をしているからこそ、他人の辛さにも共感でき、気持ちを楽にしあえる仲間ではないか。

また、主人公の少女のお父さんが「傷ついているからこそ、人に優しくできる」と言っていた。

辛いことひとつなく生きていくよりも、辛いことを経験することが私たちの優しさにつながる。

だから、これからも辛いことに沢山直面すると思うけど、周りの人と助け合い乗り越え、他者への優しさに変えていきたい。

皆様からいただいたサポートは大切に使わせていただきます!これからも勇気が出るような記事や学びにいただける文章を書いていきます!よろしくお願いします(*´∀`*)