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mmm jewelryさんで(ほぼ)100本ノックしてきた話💍

こんにちは、湖森です。

先日、新宿伊勢丹にてmmm jewelry 茉莉華さんのお話し枠に行ってまいりました!

ガールズさんたちのmmmさんのアクセサリーに関する投稿を拝見していて「いつか私も茉莉華さんのお話し枠に行ってみたいな~」と思いつつも、そこはかとない対人恐怖症とアクセサリーに対する知識のなさ、試着経験の少なさから「今はまだ刻(とき)ではない…」とずっと先延ばしにしておりました。

が、赤坂にてムーンプランナーさんの入門講座を受けた際にウィッシュリストを書き出す際に「茉莉華さんのお話し枠を受けたい」と書いていたところ、その日の夜に読んだyuさんの素敵なこちらのnoteを読んでいたら俄然居ても立ってもいられなくなり。

mmmさんのインスタを拝見すると、ちょうど新宿伊勢丹のPOP UPをされていてお話し枠にまだ空きがあるとのことで「ええい、ままよ!」という勢いで申し込みをさせていただきました。

当日は万が一電車の乗り換えを間違っても大丈夫なように(※乗換が本当に苦手)早めに新宿に到着しておきました。

とはいえ、大学時代は渋谷まで4年間通学していたので赤羽・池袋・新宿・渋谷にだけは自分はちゃんと行けるようです。
上野とかはちょっと頑張らないとムリです。前日の入念な乗換イメトレが必要になってきます。

最近は常にA5サイズのノートを持ち歩いているので、お昼ごはんを食べながらなんとなくの現在の気持ちを日記として書いていました。

読み返してみると、「何が好きとか、何が似合うかとかよくわかんないから不安…。つい心ではなく頭で『これはオシャレなのかな?』とか『自分が身に着けてて変じゃないかな?』と考えてしまう…」というようなことを書いています。

本当にわからない。
妄想したり、イメージ画像を集めてコラージュしたりするのは得意だと思うし楽しくて好きなんだけど、じゃあそれを実際に身に着けるのか?自分が着るのか?という現実的なところになるとなんだか急に熱が冷めてしまう。
P(Plan)過激派なので。

妄想の上では「好き!」という気持ちが高ぶっていたのに、実際に身に着けてみると「なんか違った…」「あんまり似合わないかも…」ということが多い。

それは試着をする上で通過点として当然あるようなものなんだけど、その小さな小石程度のつまずきに全身全霊で凹んでしまう。

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申し込みの時点で茉莉華さんに「試着の経験値低め、目を養いたいです」という旨とまずは耳飾りやネックレスよりは自分の目に入る指輪から入っていきたいという希望をお伝えしました。

たくさん試着写真を自撮りするとのことで、茉莉華さんからも事前にお話しありましたがお話し枠に行かれる方はスマホの容量と充電は万全の状態で行かれたほうがいいかと思います…!

私は先日お風呂にスマホを水没させてから、スマホを買いに行くのを面倒くさがってiPadを持ち歩いて生活しているのでデジカメで馳せ参じました。
(ここ最近ずっとスマホがないと職場の人たちに話したら悲鳴を上げられた。「みんな、スマホ依存症すぎるぜっ…!☆」と思ったけど、私もモノがiPadに代わっただけでずっとiPadを見ていることに後で気づいたのであった。)

お時間になってmmmさんの出店スペースにお邪魔し、ご挨拶ののち早速試着を開始!

ズラリと華やかに並べられたたくさんのTwist ringシリーズを試着していくことに。

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当日はガールズさんや茉莉華さんのアドバイスを元に、左手の爪にはネイルをし、右手は素爪で行って、どちらの状態にも合う指輪が見つけられるようにしていきました。

1本ずつ指輪を手に撮り、左手にはめてパシャリ📸、右手にはめ直してまたパシャリ…。
というのをすべての指輪にしていきます。

そして、「好きかも」と思った指輪だけは別のケースに入れていくという作業を繰り返します。

「試着ニガテ!」という自分でしたが、スイスイ進む試着の「作業感」にあっという間に「試着楽しい!」という気持ちに切り替わっていきます。

試着ってじっくりそのアイテムに向き合ったりあとから振り返ったりというのも大切なんだけど、「数をこなすからこそ見えてくるものもある」んだ…ということに気づく。

実は最初はmmmさんのアクセサリーはきらきらとしていて可愛い(カッコイイのも勿論あるけど)ので、自分には上手くつけこなせないかもなあ…という不安がありました。
アクセサリーをあまりつけて生活したことがないので、自分の身体の一部がキラキラしているということに目が慣れていないというのもある。

Twist ringは真ん丸の石にネジネジとした上品なリングの合わせで、ズラっと並んでいるのを見たときはどれも似た雰囲気のものに見えていたのです。

しかしね!全然違った!
実際に自分の指にはめてみると、1つ1つ全然違う表情を持っていて、だからこそ「これはしっくりこないかも…」「あ、これすごくイイ」というのがわかるんです。(私個人にとっての感想として)

この辺から「試着」の凄さ、大切さをヒシヒシと感じ始める…。

特に自分の中で「こういう雰囲気のは『スキ』箱に入れていこう」などは考えずに、とにかく1本1本と向き合い、自分の気持ちをよく観察していく。

そうして全てが終わった頃には、開始から20~30分経っていました。
選んだのは13本。

茉莉華さんからは「判断するのが早い!」と驚かれました。
「自分の中に明確に判断基準を持ててる気がする」とも。
13本もわりと少ないほうとのこと。

ふとネツイイのスギサキさんのカラーレッスンでも、たくさんある色んなフェルトに手を置いて「アリorナシ」を自分で決めていく作業のときにも「判断が早いね」と言われたことを思い出しました。
あのときも選んだフェルトが3枚しかなくて、こんなに少ない人今までにいなかったよと言われたのでした。

判断基準、あるけど言語化できてないだけだったのかも…?

そして、選んだものをお次は好きな順に並びかえていきます。
同率のがあったら同じあたりに置けばOK。

選び残した13本をあらためて1本ずつ試着していって、順位を決めます。

それで「これが1番で、あとは、にさんしごろくしちはち…13です!」とお伝えしたら、「すべてに順位つけた人あまりいないですよっ」と🙈照

ここからはお話しの内容の順番が前後してるかもなのですが…(楽しすぎて記憶が曖昧)

「自分の好み、わかってるけど言語化できてないのかもです」とお伝えしたら、「残りのお時間は言語化の時間にしてきましょう」ということに。

「なぜ1番にその指輪を選んだのか?」ということと、「選んだものと選ばなかったものの中には、デザインはまったく同じなのに石の大きさが違うもの、デザインもサイズもまったく同じなのに石の色が違うものがあった。『こっちは選ばなかったんだな~』というのが不思議だったんだけど、なぜ?」ということを聞かれました。

茉莉華さんにそう言われて初めて試着したものの中にはほぼ同一デザインがあることに気がつきました…。

1番に選んだものは、光る様子が美しかった・透明感がいいなと思ったという理由。

選んだ13本の中でもさらに上位にきているものの共通点は「透明感があるけど少し濁ってる」…?

透明感が好きなのか?
いや、好きな自覚はあったのだけどアクセサリー選びにおいてこんなに上位に主張してくるほど重要視してたのか…!

というか選ばれたものはきっと無意識にゴールドのリングばかりだと想像してたのですが(イエベ秋なので)、1番に選んだものはシルバーリングだし、他にもシルバーは数本上位に食い込んでるな…。

ちなみに順位としては1位、2位と続いていますが、その間にはわりと圧倒的な差があって、1位のものは「もう間違いなく、これしかない!」と確信できるほどに心に響いたものでした。

上位は透明感があって涼し気な感じ。
1~7番目まではどれも淡くて白っぽい色みのもの。

ここでもビックリ!
最近の私はダークサイドに堕ちつつあるので、てっきりダークな重めの暗い色をチョイスすると思ってたのだ。

上位リング、すべて無防備なほどに柔らかい色み。

大きさだけが違う同一デザインのリングは、なぜ大きいほうを選んだかというと「そっちのほうが指の太さ(コンプレックス)が目立たない気がしたから」。
小さいサイズのほうは指の幅感が強調されるような気がした。

このリングが8番目。
これ以降は不透明の、しっかりした色みの石たちのリングが続く。

「この辺りはコンプレックスをカバーしてくれるリングたちですね」と茉莉華さん。
すごく納得してしまった。

「この辺りはどういうイメージなんですか?」と問われ、「なんだかマダムっぽい豪華なイメージです」と答える。
私の中のコンプレックスをカバーしてくれるYAZAWAはマダムなのか…?

「性別のイメージで捉えるの、面白いですね。こっちのほうは?」と上位7本について聞いてくれる茉莉華さん。

試着しているときは考えもしなかったけど、そう聞かれるとそれぞれに明確に性別を感じている自分がいた。

「1~4番目までは絶対に女性です。落ち着いている感じの人、早朝の空気を感じて、この人は早起きです。」

白湯とか飲んでそうな感じ、と口には出さないけど思っていたら茉莉華さんが「白湯飲んでそうな?」とおっしゃって、「そうです!」と興奮してしまった。

私的には神社をおさんぽしているときに感じる清浄なイメージと同じようなものを感じた指輪たちでした。

「5~7番目までは中性的な感じ。ニュートラルというか、中立的な。」
1~4番目とそこまで変わらない、同じく白っぽい感じのリングなのに不思議と自分的には明確な違いを感じる。マジで不思議。しかもこの違いは実際に指につけてみないと自分でもわからなかった。

「何時に起きますか?」と聞かれ、「この人たちは昼夜逆転してます」と答える。なんだその謎設定(いまさら)。

昼夜逆転に茉莉華さんがウケてくれて嬉しかった。

この人たちは1~4番目の人たちがおだしから取った体に良いスープとか飲んでるのに対し、「お腹が空いたらグミ」みたいな今どきの若者感があります(「あります」ってなんだ)

多分私の中では本郷奏多くんのイメージなんだと思います。
白くて透明感あって中性的で、どこか退廃的な感じ。

「8番目以降のマダムは何時に起きますか?」と問われ、「マダムは好きな時間に起きてますね」と即答する私。
知らぬ間に練られていた人物設定。

マダムは好きな時間(たぶんもう昼間)に起きるし、好きな時間に寝る(美容のために基本は早寝だが、ときにはスナック菓子片手にサブスク視聴nightで夜更かしすることも。自由なのだ)。

ファッションのほうの試着も大の苦手で、まだ洋服は好きなものに出会えていないということもご相談していたら「この人たちならどんな服を着るか?というのを想像してみるのもアリ」というアドバイスをいただけました。

あ!それはすごく想像しやすい…想像の民ダカラ…。

「白湯を飲んでいる涼し気な女性は平日のルックにして、昼夜逆転の中性的な感じとフリーダムなマダムは休日ルックというのも楽しい」という案をいただいて、そっか!平日(=仕事の日)と休日(=家でまったり/おめかししてお出かけ)で制服をわけるという考えはなかった…とわくわくしました。

私はあまり体のラインが出る服が得意ではなく当日もゆるめの服だったので(インナーがピタッと系だったのだけど出てから暑いのに気づき、インナーのほうを脱いだ)、伊勢丹のメンズ館も覗いてみるのがいいと思いますよ~と茉莉華さんより。

マダムはモード、メンズ感ある服も着るのでは?という話になり、「あぁ…マダムならきっとかっこよく着こなすなあ」という確信を持ちました。

途中、茉莉華さんにPDCAのことについて「きっとPとCは得意だけど、DとAは苦手ですよね?」と見抜かれたのですが(わかりやすい?)、「Do(試着)をやったら、むしろ爆速でどんどん進んでいって服とかも合ったものを見つけられる人な気がしますよ」と言われ、ホントに!?と浮かれてしまいました。

スギサキさんからも「こだわりが強い」と言われてたけど、確かに自分のこだわりを絶対に譲らず、そしてこだわりに叶うものがあると信じて試着を続ければ最愛のクローゼットを作れるのかも…。

なんだかこだわりが強いあまりに「なんか違う」と思うものが多くて、だからこそどっかで妥協点を見つけなきゃいけないから「なんか違う」と思ったものすら「これは素晴らしいものなんだ」と思いこむようにすることはままあって。
そうすると自分の気持ちに嘘をつくことになって、いつしか自分が本当は何を好きで何を求めていたのかわからなくなったり…。

試着100本ノックというのはそこにすごく有効にきくアクションだなと思います。

話は逸れるけど私はキャベツとレタスの見分けが幼少期から今までまったくつかないのですが、この話を人にすると「キャベツは色が○○で~、レタスは~」という説明を十中八九されるのです。

「いや!そんなん、その場にキャベツとレタスの両方がない限りわからんだろ」と幼少期からイライラしてたのですが。

そう、両方ないとわかんない。
比べないとわかんないのです、私は。

それが自分に合ったものがわからなくなった人への対処法なんだと思います。(いや、私個人の話です)

途中、最近思ってる「気さくそうとか優しそうと思われて他人から距離を詰められるのが嫌なので、結界を張りたい。モードで武装したい。」ということをポロリとお伝えしたら、「外部からの何かに心自体が意に介さないのなら、結界はいらないのかも?」(正確な言い回しではなく意訳です)というお話があって、

確かに…!

とビックリしました。

「何言われようと知ったこっちゃありませ〜ん」とか「来る者拒みますけど、来るの自体はご自由に〜✌️」というマインドでいられたら、鎧はいら…ない…?

これまでの人生、あまりにも「拒絶」にリソースをさきすぎて、本体の強化に努めたことはあんまりなかったな…

自分の心は弱く、他人は不用意にこちらのフィールドに足を踏み入れてくるものだと思っていたので。

私は自分が何を考えているのか他人に知られたくないという思いが、ものごっつい強い。

あまりにも強すぎて「『知られたくない』と思ってることすら知られたくない」状態にまである。

職場にて長期の病気療養で復職したときに「湖森さんはポーカーフェイスだから心配だよ」と言われて、だったらもうちょっと演技でもつらそうな顔を見せておけばよかったと思った。心配されたくなかった。(我ながら意味不な思考回路)
優しさでそう思ってくれてる人にすらそう思ってしまう自分に、自己嫌悪した。

復帰日には黄色い明るいトップスを着ていった。元気だと思われたかった。
同情や心配をされることにめちゃくちゃ嫌悪感がある。

そうしていつも明るく、「悩みなんてないですよ〜」という感じでユーモラスに生きていると人が集まってくる。

愛されまくっちゃうくらいに愛されてしまう。

大学生の頃、部活の合宿に行った時には朝から晩まで部員の面々に常時絡まれつづけ、一人になりたくて「トイレに行く」と言えば「私も行く」とゾロゾロとついてこられた。

和室の大部屋でみんなで布団を敷いて寝る時になると「絶対に端にしてほしい、でないと寝られない」と主張し、全員で布団をひっつけて寝ることに嫌悪感があったので一人だけ布団を離して離れ小島になって寝た。

数日めで「もう耐えられない」となってしまい、夜の飲み会にて下戸ながらブドウ酒をストレートで飲みまくり、正気をなくし前後不覚になることでメンタルを守りきった。(守れてるか?)

人の多いところにいるとすぐナーバスになってしまう。

長時間、一人の人と向き合って話していると具合が悪くなってしまうことがある。

人混みの中を歩くことと電車に乗ることが怖くて、大学で講義を終えても帰路につくことができず、途方にくれて校内のベンチに座っていたときのみじめさを今も覚えている。

放っておいてほしい。落ち着きたい。
それが私の一番の願いなんだと思う。

でも、じゃあ一人になって自由になんでもできるとなったら「コレがしたい」ということはあまりない。

お散歩したいし民俗学だって学びたいし、美味しいもの食べたりしたいけど、でもそれらに対する気持ちよりも「放っておいてくれ!」という気持ちへのエネルギーのほうが強い。

何かを突き放し、拒絶するときにしか力が湧いてこない。

そういう人生でいいんだろうか?とふと思った。

何をされても壊されず、穢れないものがあったら攻撃や干渉なんてどうでもいいと思えるのかもしれない。

だから透明感があって、でも弱々しい儚さではなく、強く自分自身で光りつづけるこの指輪に惹かれたんだろうか?

この指輪を購入したい旨を茉莉華さんに伝えたら、「じっくり考えてみるのが良いと思いますよ。宿題を出します!まずカフェに行ってゆっくりして、そのあと上の階のどこか気になったお店で試着をしてきてください。脱いだりが必要な試着は大変なので、そのまま着られる羽織りもので大丈夫ですから。写真を撮ることができるなら、撮った上で言語化してみてください。この2時間だけ取り置きしておきますから」と言ってくださった。

mmmのスタッフの方と一緒にオススメのカフェを教えてくださって、伊勢丹のエリアマップで場所まで教えてくださった。

「この指輪をつけてる人はどんなファッションをしていそうですか?それを考えながら試着してみてください。」という言葉で送りだしてもらった。

教えていただいたカフェは、本館3階のメンズ館への連絡通路前にある「LADIES & GENTLEMEN」 。

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なんとなく冷たくて爽やかなものを口にしたくて、レモンスカッシュを頼むことに🍋
薄く濁る黄色が美しい…。

一度、あの指輪に感じたイメージを整理したくてノートにキーワードを書き起こしてみることに。

・さらさら
・白
・透明、半透明
・光
・早朝
・白湯
・清浄
・神社の静けさ
・深呼吸
・正す、整える
・涼しげ
・白いトップス
・モスグリーン
・淡い水色
・緑と青の中間
・シアー、オーガンジーのシャツ
・センタープレスのボトムス

ブランドでいうと「itochi」とか「マーガレットハウエル」とか。

itochi
itochi

⚫︎ i t o c h i (イトチ)
東京⇄愛知県一宮を拠点とするファッションブランド。
itochiにはお洋服のデザインをそのまま文字で表現するようなコンセプトはありません。
クリエイティブについて大事にしているルールがあるだけです。
「何よりもまず高揚感があること」
「コミュニケーションが生まれること」
「余白があること」
「曖昧で未だ定まっていない状態が美しいと思うこと」
「相反することが混ざっていること」

itochiインスタより


マーガレットハウエル

自然や人々そして場所のなかに見いだす「オーセンティックであるもの」にいつもインスピレーションを得ています。
それは私のコレクションの素材を選ぶ時も同じです。
例えば、手織りのハリスツイードや不規則にスラブの入ったアイリッシュリネンの手触り。
このような布地を織っている熟練した人たちと、そこに広がる風景との繋がりを考えると胸が熱くなります。

— マーガレット・ハウエル

さて、気持ちも落ち着いて水分補給もできたのでメンズ館をまず覗いてみることに。

上品でクラシカルで、ときには可愛らしいデザインのものもあったりして、想像していたよりも入りづらい空気はありませんでした。

とはいえ、男性販売員さんに試着のお願いをするのはやや難易度が高かったので、また本館に戻り上の階から攻めていくことに。

この指輪をつけている人はたぶん夏場はハンディタイプのミニ扇風機ではなく扇子を使うだろうなと思い、ちょうど扇子のお店があったので色々持たせていただく。

扇骨の本数や素材によって扇いだときの風の具合が違うと聞いて実際にやってみると、確かに柔らかい風、硬くて芯のある風と違ってて面白かった。

私は柔らかい風が好みかな~。

着物・浴衣のお店もそばにあったのでかごバッグもいくつか試着させていただいた。
上から見たとき楕円っぽい形のよりは、長方形のやつのほうが全身鏡で見たときにしっくり来たなあ。

下の階に降りて、「このまま天井が落ちてきたら串刺しになって死ぬ」という感じのフロアで、モード系のブランドも含めチョロチョロ見て歩く。

かっこいいけど、なんだかしっくりこない???

と、途中で「SILKKI」さんというシルク製品ブランドの出店スペースの前を通りかかる。

https://silkki.shop/

シルクの産地である群馬県桐生市から生まれたブランドさん。
「SILK」とKIRYU(桐生)の「KI」でSILKKI。

受注販売中というシャツが、内側がシルクで外側がリネンになっているという凄いシャツ。

https://www.instagram.com/p/C6dCh1Pp8Mc/?utm_source=ig_web_copy_link

サイドからお尻にかけて「ポワン」とした広がりがあって、なんだか安心感があった。
着心地は言うまでもなく素晴らしい。
前のボタンを全開けして、羽織として着るのもよさそうだった。

ネットでの受注はおいおい、とのことでした。

そして、すぐお隣ではいくつかのブランドさんが合同ポップアップをしていてこれまた好きな雰囲気だったので除くことに。

合同ポップアップかと思いきや、「Loop & Loop」さんというところが経営している複数のブランドのポップアップに、個人の小物作家さんの作品も置いてある…というスペースだったよう。

その中に、「entwa」というブランドのお洋服が並んでいて「すごい好きな感じだし、あの指輪の雰囲気に似ているな~」と思っていたら、販売員さんが声をかけてくださって、「先ほど試着室に入られたときにお靴を見かけたのですが、もしかして『NAOT』のですか?実はうちは『NAOT』と同系列のファッションブランドなんです。」と。

〔entwaのコンセプト〕

「日常と発見をつくる」
体の動きに沿う、曲線を取り入れたシンプルなデザイン、 遊びは素材と小さなディテールで。
いつまでも想像力が膨らむ、ほんの少し特別な日常を。

HPより

当日履いていたのは、去年の「生活のたのしみ展」に出店されていたNAOTさんで購入したOLGAというシューズ。

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そういえば、そのときにも販売員さんに同系列でファッションブランドも展開しているってご案内あったな…。

entwaの24' SPRING / SUMMERの中でも、特にこの2つのルックが気になりました。

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これは今度、店舗のほうに行っていろいろ試着してみたいな。

さらにこちらのポップアップに出店されていた、ガラス作家・八木麻子さんの作品も胸キュンでした。

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窯の中でガラスを溶着させたあとに加工する「キルンワーク」を用いてつくられるガラス作品たち。

ぼんやりとした半透明なガラスたちを眺めていると、自然と「ほわわん」とした心地に。

淡い黄緑色のプレートがすごく可愛くて衝動買いしてしまいそうになったんだけど、ひとまず今は試着に徹したいなと思いなんとか抑えきった。(でもいつか…!)

そうしてまた1階のmmmさんのスペースに戻って、カフェが良かったことと素敵な試着ができたことをお伝えしました❤

購入の際、指輪を入れるケースの色を3種類から選べるのですが、淡いピンクと黄緑色の「ふんわり桜餅」という感じのカラーリングを選びました!

ひと箱ずつ指輪を置かせていただいたら、こちらの配色が一番ピッタシだった!


帰り道はもちろん指輪をつけてルンルンで帰りました。

パーソナルカラーに合ってるわけではのに、なんだかしっくりくる…。

帰り道の電車で、ノートに今度はお話し枠後の感想を書く。

「美しいもの・素敵なものが何なのかは本当はわかってたみたいだ。だけど、自分には身に着ける権利がないと思ってた。」

試着に苦手意識があるなら、ガールズさんを誘って行ってみてもいいと思いますよ。と茉莉華さんはアドバイスをくださった。
そして、途中でカフェに寄って、何が良くてどこが美しかったか言語化してお互い話してみては、と。

ひたすらたくさん試着してみる、そして一度振り返って言語化してみる。
靴もバッグも、このやり方で試してみようと思う。

試着旅はガールズさんとだったら心強いから大丈夫そう。
仕事周りのバタバタが落ち着いたら、ぜひゆる募したい。




求めているのは清浄で、落ち着いているものだった。

それがわかって良かった。

だけども、だからってモードを諦める必要もないよね?

モードというと私のイメージでは、モノトーンだったりスタッズやゴツめの革製品のイメージがあるのだけど、「洗練されていてスタイリッシュ」という要素を抽出するのなら、たとえば神社の中にはとにかく洗練された意匠だらけだし。

流行最先端を取り入れる「モード」と、伝統的で保守的なそれとは真逆かもしれないけど。

「美しいな」と思う和のデザイン3連発⇩

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mmmさんのこの指輪を買ってから、ふと以前ルミネのポップアップで見かけたコスメブランドのことを思い出し、twitter(←かたくなにそう呼ぶ奴)でブランド名を探してる旨を書いたら、あきやさんにリプをいただけて即解決しました。

ご存じの方多いかもですが、「nezu」さんというブランドです。

このアイシャドウのパッケージの可愛さよ…!

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アイシャドウ自体の色も色展開ふくめて、大変可愛い。

透明感(少し濁ってても可)を求めるなら着てみたい服はいくつも見つかる。
が、あまりにもイメコンスペック的なところを外しているので難儀なところである…。

でも制服案3つのうち、一つくらいはこういうテイストを目指してもいいんじゃない?と思う。

心が求めてるんだから、しかたない。

私の身体には合わないけど、きっと魂の形には沿っているのだ。

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購入した指輪は仕事中は職業柄どうしてもつけることは叶わないのだけど、朝は職場に就くまでの間つけている。
そして仕事が終わったらいそいそとバッグから指輪を取り出し、手のひらを広げて腕を伸ばして「ムフフッ」と悦に浸っている。

どんなに暗いところにいてもこの指輪はどこかから光を見つけて、呼応して光り出す。

そのことに少し救われるような気持ちがある。

ちなみに遅くなったけども、私の購入した指輪についているのは「アバロンシェル」というアワビ貝の一種とのこと。

海に由来するアバロンシェルは、ネイティブアメリカンが重視する四大元素の火、水、土、空気のうちの「水」をあらわすものとして大事にされて来ました。海からの癒しを与えてくれるアバロンシェルは、ストレスや不安感、怒りの気持ちなどを鎮めて、穏やかな精神状態へと導いてくれるとされます。眠る時そばに置いておくと、不眠のお守りにもなると言われています。

引用元

見ていると自然と深呼吸したくなってくるので、命名は「呼吸ちゃん」(?)にしようかと思ったが、暗闇からぬっと身を出したときに全身で最初に光だすのがこの子なので「一番星ちゃん」というのも良いかもしれない。

本当に素敵なアクセサリーに出会うことができて、当日は茉莉華さん・mmmの販売スタッフさん、ありがとうございました!

これから大切にともに過ごしていきたいと思います。


どうしてアクサセリー選びでは武装ではなく、こんなにも真正直に自分の気持ちを反映できたんだろう…とあとからふと振り返ったときに、過去の講演会のときの「アクセサリーはアイデンティティです」というあきやさんの声が思い出された。

アクセサリーを探すこと = 自分のときめきを探すこと。

あきやあさみさん著『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』


あの指輪をつけたときキラリと光ったのは指輪だけじゃなく、私の心も光ったのだった。








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