見出し画像

メンヘラが転職活動を成功させました。2(今も反省している3つの失敗について)

メンヘラ(精神ボロボロの状態)でも転職活動できるよ。
ひいては、退職も出来るし環境は変えられるよ、という想いを込めて描くシリーズ、最後の記事です。

▲で、転職活動中に感じた「よかったこと」を書き残したのですが、
最後は「反省点」です。
全部で3つあります。

①企業からの返事は思った以上に時間がかかる

書類選考にしろ面接にしろ…結果が出るまで思った以上に時間がかかりました。
5月の大型連休に被っていた時期だったこともありますが、「結果は目安として1週間~」とか「10日程度~」とか。
これが本当に“目安”でしかなくて、2週間後に結果が来たり、こちらから連絡してやっと結果がをもらえたり…とにかく時間がかかりました。

書類選考(大量)⇒1次面接(5~6社)⇒2次(最終)面接(1~2社)と進むとして、書類選考から1次面接のフェーズを繰り返すだけでも1ヶ月かかります。

私は途中一度全ての選考を辞退してもう1度書類選考段階からやり直したので、さらに時間がかかりました。笑

焦ってしまい、気持ちが不安定になりました。

書類や面接の選考結果目安なら+2~3日、転職活動全体なら数か月プラスで想定しておいたほうが良いと思います。
その分お金がかかることへの不安には、頼れる行政や制度なども視野に入れ後悔のない判断が出来るように心の準備をしておけば大丈夫です◎

②オンラインでの会話・ビデオ通話に慣れておいた方が良い

私が受けた1次面接の8割は、オンライン面接でした。
コロナ禍に浸透したオンライン文化は今後も廃れないでしょうから、こういう人が多いはず。

逆に言うと、1次面接から対面面接の企業は、
・人柄、雰囲気を重視
・書類上には表現しきれない条件(向こうから提示したい部分)がある
などの特徴があったように思います。
私が就職した会社は後者で、その条件に私も納得して就職しました。
だからって構える必要はないと思いますが、企業の1つの特徴ではありました。

そしてオンラインでの面接は、返事のタイミング、緊張感、聞き取れる言葉などに「慣れ」が必要でした。
リモートワークなどで慣れている人は必要ないかもしれませんが、私はあまり経験が無かったので…
友達と電話するとか、ボイスチャットでの対話ゲームに参加するとか、
オンラインで人と話すことに慣れておく機会を作っておけばよかったと反省しました。

③「なぜ辞める」のか、自分の心の中にしっかり言語化しておく

どんな転職サイトでも、自己分析の大切さや重要性は語られていますね。
ただ…向き合う企業によって、退職や転職の理は言い換える必要が出てきます。

もちろん全て素直に語るのであれば、それはそれで良いと思います。

ただ、”人間関係”や”残業の量”や”単純に向いてない仕事だった”とか。
辞める理由を素直に語った場合、短い時間で採用者を見極めなきゃいけない企業にとっては、その理由が私たちの評価の大部分に直結してしまいます。

人間関係が嫌になった、ことは、「より自分自身のスキルアップに集中できる環境に身を置きたかった」とか「お客様に丁寧に向き合いたかった」とか。
そういう言い換え・見られ方のコントロールというのが転職に置いて必然になるわけで(嘘をついているわけじゃなく、前向きな言い換えにすると気持ち的にも楽です)。

そういう言い換えばかりを意識していると、少しずつ流されてしまって自分の気持ちや、転職する理由を見失いそうになるんです。

でも自分の人生の大切なタイミング。
なぜ辞めるのか。
その、素直な理由を心の中にきちんと留めておいて、大事な判断をしなきゃいけない時や、迷ってしまう時には思い出して欲しいと思うんです。

「私は、これが嫌だったから大事な決断をしたんだ」
「私は、あれが辞める理由だったんだ」

転職したかったそもそもの理由。
自分の素直な強い想いをちゃんと覚えておくと良いと思います。
最終的な判断や決断の大事な決め手になるはずです。

◆まとめ◆

転職活動を終えまして、今優しい先輩方(と厳しい先輩方)に囲まれながら自分で日々、
「転職して良かった」
と思える毎日を過ごしています。

精神的にボロボロの状態で、再び精神的にボロボロになる素質(元々メンタル系の病気だった性質)を持ったまま転職活動をしました。
正直に言って簡単ではなかったですし、ある程度辛かったです。

でも、やってよかったと思います。
転職して良かったと思うと同時に、「”転職活動”をして良かった」と思っています。
世の中に数え切れないほどある企業にほんの少し触れて、
自分自身の見られ方や大人の社会の仕組みを学びました。
この刺激は私の人生の大きな経験値になるはず。

そして改めて思いますが、
スキルアップとか、年収アップとか、経験とか、学びとか…転職活動に前向きな理由なんて必要ないですし、前向きじゃなくても転職活動できます。
ただ、ほんの少しのコツと、心の余裕を持つことが大事だと思います。

もしも今会社を辞めたいとか、転職活動をしなきゃとか思っている人がいるのなら、何よりも一番大事なのは、
「ちゃんと、体と心を休めること」。

転職活動をするにも、仕事を辞めるにも。
次に進むことを考える前に、
今、その場で、休むことが必要なタイミングがあると思いますし、そこを飛ばして転職活動をしてしまうと本当にきついです。
私も転職を考え始めて、まず前職のペースを落としてから退職の決意をして正解だったと思います。

身体と心のSOSに従うことは、必要なこと。
悪いとか良いとかではなく、必要なことだと思います。

みんなそれぞれのペースで、生きていきましょう。
私も引き続き、のんびりにこにこと生きていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?