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メンヘラが転職活動を続けるためのコツ

転職活動を始めて1ヶ月。
精神ボロボロの中で始めた転職活動。
いろいろ調べたものの…

「転職する人、絶対こんなに前向きじゃない」

そう確信して私なりにメンヘラ(精神的にボロボロの状態)でも転職活動に臨むためのコツを書き留めてみた。
そのnoteが有難いことに多くの人に読んでいただけたので…今回は第二弾。

どこか自分の心に言い聞かせるように書いたものだったけれど、多くの人のためになったのなら、とても嬉しい。

でもやっぱり、落ち込んでいる状態で、不安定な状態で。
転職活動をするのはなかなか厳しいものがあって、気持ち的にはあんまり安定しないまま、色々な事を感じた。
エージェントさんもふくめ、
「大丈夫!」
「がんばりましょう!」
と声をかけてくる。
でも、もう頑張ってるんだけどな、と1人ふと孤独になった時には不安になったりもする。

転職活動開始から1ヶ月ちょっと。
新しい知見を再びまとめてみた。

メンヘラが転職活動を続けるためのコツ

①私達は、企業と対等である

採用を行っている企業は、当たり前だけど
「出来るだけ良い人材を、出来るだけ安く採用したい」
と思っている。
そして、この当たり前を教えてくれる人はいない。
企業にとって1人を採用して自社の社員にするというのはとても高い買い物。1人を採用するまでに200万を投資するとか…
その人が企業に対してどれだけの貢献をするかどうかは未知数。
そして、採用し続ければそれだけその人にはお金がかかり続ける。

人の生活で言えば、ただその時必要な物を買う以上に吟味が必要。
月●万で××してくれる人と無期限契約を結ぶ…ということを自分の生活に置き換えてみると、時間をかけ、ある程度評価する意味も分かるだろう。

「出来るだけ安く良い物が欲しい」

私達だって、そう考えて買い物をする。
企業側も、もしもお金が無限に沸いてくるのなら、誰もを採用して、誰もを育ててしまいたいと思っているはず。
でも企業のお財布の紐だって緩くない。

無駄なものだから買わないわけではないし、価値がないから買わないわけじゃない。
自分が望む条件と出来るだけ合致するものを「選ぶ側」にいたっていい。

だから、私達も選んでいい。
もちろんお金がなければ高い物が買えないので…
こちらが持っているものによってある程度買えるものの幅は変わる。
でも、自分たちだって選んでいる。
面接で「給与面」「勤務地」「休日日数」「勤務時間」など…
あらゆる条件を吟味して質問しこちらも吟味するという姿勢を見せても、嫌な顔をする人はそういなかった。
逆に…対等ではなく、
【自分が選ばれるか選ばれないか怖がりへりくだり過ぎてしまう】
【自分が選ぶ側に立ち、求めすぎてしまう】

どちらかに偏った時に、そこには不和が生じて交渉は決裂する。

②こだわらなくていいかもしれない

メンヘラ状態のとき、私達は限りなく「視野が狭い」。
正解か、不正解か。
自分か、相手か。
生か、死か。
そんな風に両極端の二択の選択肢だけしか見えなくなっている場合が多い。

①の項目で私達だって選ぶ立場にいて良い、とは言ったけれど。
「選ぶ」のではなく、「こだわりすぎ」てしまって本当はそこにある選択肢を失くしてしまうこともある。

転職活動は、世界を広げる行動で、何の失敗でも終わりでもない。
自分の可能性を広げ、未来を高めるための行動。
それなのに自分の行動範囲をどんどん狭めてしまう。

落ち込んでいるし、不安で、
90社に応募して80社に落とされるような世界でそれは当然のこと。
でも…こだわる必要がない条件に固執する必要はなくて、話し合うことで解決されていくものもたくさんある。

こだわっていた年収。
土日祝日休み。
残業時間短め。

これはゼロから決めている設定ではない。
自分が掲げた条件=選択したもの。
その裏側には逆に、「捨てている選択肢」がある。

運命の人や趣味や音楽と違って、こういう条件の裏側には捨てている選択肢があるものだ。

こだわり過ぎることでたくさんの選択肢を捨てるのなら、一度こだわりすぎている条件を見直してみて大丈夫。

③「一回、勤めてみる」

この考え方に気付いて、私は救われた。
確かに転職活動を繰り返し、勤めては辞め、勤めては辞めを繰り返してしまうのは危険。
「何度も転職している」だけで不利になる場合もあるから。

でも…必ずしも、これが最後の転職活動になるわけじゃない。
何度も何度も転職活動をして、条件的に難しい場所に決まってしまったとしてもそこが最後の職場になるわけじゃないのだ。
掴んだチャンスだけがチャンスではない。
チャンスを掴まなかったからそれ以外のチャンスを捨てるわけじゃない。

転職期間が長引けばもちろん収入は安定しないから…不安定になってしまう時期もあるかもしれないけれど。

「1回勤めてみるか。
無理だったらまた辞めてもう一度転職活動に挑戦しよう」

その感覚で応募を続けてみると、意外と先入観なく次の自分のライフスタイルを選んでいけるようになる。

今、世界は大転職時代。
チャンスは一度じゃない。
何度だって挑戦できる。
一度挑戦しようと思えたその気持ちはちゃんと、力になっているはず。

大丈夫。
チャンスは何度だって巡って来る。

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