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メンヘラ転活進捗③振り出しに、戻す

転職活動開始から1ヶ月以上が経ち、なんと内定が出ました。
とてもスピーディな進展、心のどこかで焦って不安だった気持ちがとにかく、1つ目の内定で落ち着いた。

現職の最終勤務日も近付いてきていて、引継ぎも詰め詰め。
最後まで実感はわかなかったけれど、最終日は周りに笑われるくらい、わんわん泣いてしまった。

泣いて泣いて泣いて…
いただいた内定はお断りすることに決めた。
正直に言う。
私がしようとしていることは、ルール違反。
内定をいただいて、もう既に私から入社意志があることは伝えてしまっている状態。
単純に内定をもらってそれを蹴るということではなく、普通に一度結んだ契約を打ち切ると言うことになる。

相手の企業は既に採用を打ち切っているかもしれないし、私が入社するという前提で動いているはず。
せっかく私を受け入れて、私を歓迎し、入社してくれると決めてくれた方の想いを全て裏切る行為で・・本当に申し訳ない。

けれど、いただいた内定には焦って返事を出してしまっていたことに気付き。
自分の人生、少なくとも10年近くは働きたいと思っているその職場に対して疑問や不安を抱きながら入社することは出来ない。

最終勤務日が近づく中で、とてつもない不安が心の中に浮かんでは消え、浮かんでは消え、自分がパニック状態に陥っていることに気が付いた。
(うまくいかないかもしれない)
(ここで積み上げた全てを私は一回諦めるんだ)
(全部むだになっちゃうかも)
(あれ、なんで辞めたかったんだっけ)
正直うちの会社の人はとても優しい。
辞めたくない、離れたくない、一緒にいたい。
そんな想いが心の中に溢れて消えて、必死でそれを押し込んでいた。

自称メンヘラOGの私。
元々気質として落ち込みやすかったり、感情の起伏が激しい部分は今後も治ることはないと思う。
「自分」とは、どうしたって最後まで付き合っていかなきゃいけない。

中でも特に厄介な状態、
つまり、自分が長期間落ち込んでしまったり、パニックになったりするタイミングには共通点がある。

「本当の想いを無視して、その場を乗り切ろうとした時」

これに尽きる。
寂しい想いを無視して泣くのを我慢した時。
不安を無視してある程度の条件を飲み込んだ時。
やりたくないことを無視して社会人として大人として妥協しすぎた判断しようとした時。
私の心の中にある本当の気持ちがどうしても無視できなくて、結果的にもっとひどい状況まで自分の心を追いやってしまう。

今回の内定に関して。
不安、不満、自分の希望ではない要素が本当はいくつかあった。
決定的ではなかったものの、やっぱり心のどこかで自分の決断に自身を持てずにいた。

なのに。

「早く就活を終えたい」
「安心したい」
という気持ちだけで内定OKを出してしまったのだと思う。
この先数年分の自分の気持ちよりも、ほんの数ヵ月の不安から抜け出すことを選んでしまった。
次に受かるところがあるかもわからないし、不安で、「自分の意思を優先する」選択が出来なかった。

この気持ちのまま入社したとして。
私はこの不安をずっとずっと抱え、納得できないまま仕事を始めることになる。

最初に出た内定をそのまま受け入れる。
これは、大人として間違った決断や選択とは思わないし、それで成功する人もたくさんいるのだと思う。
不安があっても不満があっても、切り替えて、忘れて、次の場所で頑張ればいい。

でも、私は残念ながらそう出来るタイプではない。
異常に記憶力がよくて切り替えには時間がかかる。
そんな私がここまではっきり不安や不満を抱えている状態で頑張れるわけ、ない。

ここで下すのは、私の人生の大事な選択。
まだ時間はある。納得できるまで頑張ってみたい。

そう思えるくらい成長できた自分が今は誇らしい。

自信を持って、全てを振り出しに戻そう。
不安要素のない職場なんてきっとないだろう。
でも、このまま進むことができないまま不安なまま続けるより前向きだ。

私はとても前向きに、
自分の意志で、
全てを振り出しに戻す。

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