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負荷をかける

年の瀬に「セッション」という映画を見た。
「やばい」映画だ。
ただ、ハラスメントや体罰が問題となって負荷をかけなくなった時代に
もってこいの映画だと思った。


1 負荷をかけることの大切さ

子供の頃、父親は私に
「部活でもなんでもいい。
若いうちにこれでもかと自分に負荷をかけろ。
その経験が、その後の人生で辛い時しんどい時になにくそ!
あの時できたから!と思えて頑張れる。」
と言っていた。

確かにその通りで、
仕事を始めたころ、休みの日も仕事をしていた。
御前様など当たり前。
仕事ができないこと・任せてもらえないことが悔しくて
その時思いつくことをやれるだけやっていた。
だからこそ、その後仕事で辛いなど思ったことは一度もない。
その時と比べたら、全然だ。

わざと自分に負荷をかけることで人は成長できる。
負荷をかけず成長できる人を私は知らない。

2 限界を知る

今、パワハラやセクハラが世の中で敏感だ。
指導できなくなる上司も多いだろう。
仕事を与えて負荷をかけることさえ躊躇させる世間の目。

私は、褒められて育った世代と怒られて育った世代の間の世代だ。
厳しい先生もいたし、上司もいた。
殴られたり、怒鳴られたり、正座させられたり、、、

厳しい先生や上司が
嫌いな人なら、
なにくそ!認めさせてやるわ!もっとできるようになってやる!と燃え
好きな人なら、絶対認めてもらうぞ!と燃えた。

悔しさと辛さがバネとなっていた。
決して、心が強いわけではない。
泣きそうになる時だってあった。
でも、
指導をしてくれるということは、私に期待しているということだ。

できない人には厳しくしても意味がない。
できると思っているから腹立たしいのだ。
だから怒る。叱る。
怒るにしても叱るにしても労力がいること。
ありがたい話である。

言われなくなったら終わり。
言ってもらえなくなったら、諦められているか、期待されていないかだ。

心が折れていく仲間も何人か見てきた。
一度折れても這い上がって来た人も見てきた。

限度はあるのかもしれない。
一回これでもかと負荷をかけ、自分の限度を知り、
もう無理の手前で逃げることも、方向転換することも大切だ。

そのバランスを取るためにも負荷をかけるは重要だ。

3 カリスマ的な人尊敬できる人と出会う

娘が日本舞踊を習い始めたが、
その先生がすごい!

舞台で、人の目を惹きつける。
目が離せなくなる。
会場を魅了するとはこのことだ。

そして、ちゃんと厳しい。
お稽古で子供の気持ちが乗っていない時は教えない。
ちゃんと叱ってくれる。

娘も、ギャン泣きするほど怒られたことがあるらしい。
でも、娘は日本舞踊が好きで好きでたまらない。
怒られても、泣いても、踊りが好きだ。
そして、先生に褒められると、本当に嬉しそうな顔をする。
心から尊敬しているのだろう。
そして、先生も本気で教えてくれている。

どんなに厳しい言葉でも
尊敬する人からの言葉はバネにしかならない。

私もそんな上司や先生と出会ってきた。
尊敬する人やいい先生と出会うことは
人生の最大の財産となるはずだ。

難しい世の中。
ただ、ずっとこのパワハラに怯える時代は続かない。
今、いかに努力するか
いかに、がむしゃらに向き合うかで
今後大きな差がつくと思う。

おまけ

子育てと仕事を両立している方へ
私も子育てしながら仕事をしている。
今、自分への負荷をかけるいい時期だと個人的に思っている。
タイミングの悪い子供に集中力が途切れ
毎日時間に追われる日々。

でもその中で自分のやりたいこともちゃんとする。
何を優先するか考え、
自分にとって大切なことを見失わない。

時間の使い方も家事の合理化も一番考える時期。
今自分に負荷をかけることで
今後子供がどんどん大きくなっていった時
自分の使える時間が増えた時
最大限力が発揮できるのではないかと思っている。

体を壊さないように
この時期を最大限活かしてみようと思う。

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