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ノーベルのアイスが溶けるの巻〜北欧旅行⑤

さてさて。
とうとう3カ国目、スウェーデンのストックホルム。
前日に王宮や市庁舎を観光をして、今日は自由散策。
どこへ行くかは決まっている。
ここはノーベル賞の街。



おトイレだけね

まずは、受賞者の宿泊するグランドホテルストックホルム。
ブッキングドットコムの検索で、最安値で70,000円、、、
前日のガイドさんが「ここはおトイレが無料で使えますよ。」って教えてくれていたので、、、

ごめんなさい、おトイレだけお借りします。

川を挟んで王宮の眼の前に建つ。

正面の入口にまずポーターさん。
ううっ!
隙のないポーターさんに圧倒その1。
にこやかに迎えてくださる。
このラフな東洋人夫婦がおトイレ狙いで訪問してきたことは明らかであろうに、彼の穏やかな笑みはまるでゲストを迎えるかのよう。
スマイルはプライスレスなのですね。
でも、その笑顔が眩しくて、ここは小走りに階段を上がる。

重厚なフロントと大理石に圧倒その2。
もう落ち着かない!!
オットはというと、ほおーー!とか言っちゃって、なんなら写真でも撮りそうな雰囲気。
こういうオットは本当に嫌だ!笑
オットを急き立てて通りぬける。
野生の勘で迷うことなくおトイレに直行!

おトイレの入口ドアは、手を掛けるまでもなく、、、
自動で開いた!

中は、ゴージャス!!!
(圧倒その3。)

大理石のクセがスゴい。

用をたす。
広くて(東洋のオバチャンがチンチクリンだから?)トイレットペーパーに手が届かない。
大理石の洗面で手を洗い、、、
おっと!手をふくペーパーが分厚いじゃないか!!
(そんじょそこらのレストランのナプキンより分厚い。)

用が終わるともう退散したくてたまらない。
私の服装は場違いなんだってば!!
それなのに、オットはいつまで待っても出てこない。
コイツ、絶対写真を撮っているに違いない。

案の定!
はい、コチラが男性用。

滝が流れているらしい、、、

ついでに、コチラが女性用。
(まあ、他に人がいなかったら、私も一応撮るよね!笑)

左は化粧室、右が個室。
コーナーに積んであるのが、例の分厚いペーパー‼

お帰りの際のポーターさんがまた笑顔。
いつか親族がノーベル賞を取ったら堂々と泊まりにきますね!
、、、心の中で誓う(笑)

椅子の裏が見たくて

次はノーベル博物館。
王宮の近くにあり、ノーベル賞に関する展示とカフェ、ショップがある。
お目当ては展示物なんかじゃない。
(なんか、とは失礼な。)
なにはともあれ椅子!
受賞者が訪れサインしていく椅子の裏だ。

入口で「カフェOK?」とオット。
これまたにこやかな受付嬢がニッコリ。
肌の透けるように白い、金髪の美しい受付嬢。
でも、なぜあなたは鼻ピアスなの、、、。
小鼻にピアスではなく、牛さんスタイルのリングの鼻ピー。
(鼻ピーを否定するのではありません、そのままで美しいのに、、、という私見です。)

鼻ピーに気を取られているうちに、すぐ横のカフェのレジへ。
メニューはスウェーデン語。
Google翻訳を起動させたいのに、私達の後ろにレジ待ち行列が、、、。

行列を作っては申し訳ない。
ここは何も分らぬが、とりあえず一番上のを2品注文してみた。
レジのお姉さんが「アイスは?」と言った気がしたので、
「イエス!、アイスプリーズ!」と私。
(分からないけど、アイスを注文できたのは良かった)

おばちゃんウエイトレスが「どこに座る?」と。
そうか、座った席の椅子しか裏返せないしなぁ。
神経衰弱のように念をこめて、「ここ!」と。

誰だかわからない、2006年の受賞者さん。

席に着くやいなや、おばちゃんはパンとクリームチーズをトンと置き、
スープコーナーに目を向けた。
何を注文したのか分からないけど、スープとコーヒーはフリーで取れ、と目が言っているようだ。
スープを取りに行くと、もうアイスクリームがやってきた。
ノーベル賞受賞者晩さん会で出されるデザートのアイスクリームだ。
メダルチョコのオマケまで付いている!!

メダルチョコは大事にお持ち帰り。

美味しそうなアイスクリーム。
でも、まだ、メインはこない。
なんでアイスが先に来るかなぁ〜。

5分経過・・・

えーっと、そもそも何を注文したんだ?

10分経過・・・

これはおかしい。
ようやく、オットを使いに出す。
「メニューをGoogle翻訳してきてよ。」

私たちが注文したのは、パンとスープとコーヒーのセット。
そしてアイスを一つ。
(以上、オシマイ!笑)

アイスはバニラとラズベリーが程よく溶けあって(笑)、とっても美味!

もちろん、帰りにメダルチョコは10枚購入いたしました。

チャンチャン!笑


おまけ

前日の王宮見学の帰り。
ノーベル博物館の裏口に数名のSPと1台の高級車。
裏口からオーラを放つ一人の女性が出てきた。

ガイドさんが、「ヴィクトリアさんや!」と。
裏口から出でいらっしゃったのは、ヴィクトリア王太子(次期女王)。
私達に気がついて、とても気さくに手を振ってくださった。
ガイドさんが「なんたらかんたらヤーパン(我々は日本から観光で来ました)」と叫ぶと、一度は車に入られたのに、もう一度出てこられて、
「アリガトウ」とおっしゃった。

スウェーデン国民から熱烈愛されているらしい。


素敵な王太子は親日家だそうです。


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