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ノルウェーで芸術にふれるの巻〜北欧旅行③

オスロに到着。
オスロと言えば、「ムンクの叫び」なのかな。
でも、まあ、それは置いといて。

今回はフログネル公園のお話。
別名ヴィーゲラン公園という、グスタフ・ヴィーゲランという彫刻家がオスロ市の依頼で自身の作品だけで造った公園。
この公園については、Furuさんのnoteを貼らせていただきます。
(Furuさん、勝手にお借りします。有難うございます。)

私は美術に関しては、なんの謙遜でもなく本当に教養がない。
中学の教科書に載っている有名どころの作者と作品名くらいは判るけれど、ダカラナニ?という程度。
ホントにいい歳をしてお恥ずかしい限り、、、

今回、初めましてのグスタフなんたらさん。
私が知らないだけで有名なんだろうか?
それすらも分からないが、ツアーの行程にあるんだから、仕方ない。
行ってみましょか、、、。

今回は、全くの美術知識無し人間が、偉そうに少々語ります。
間違っててもあーだこーだ言わないで(責めないで)ください。


ガイドさんの解説は約1時間。
・ヴィーゲランさんの生いたち(家は家具職人)
・公園造作の経緯。
・もちろん作品の説明も。
解説は、美術オンチの私でも楽しめるくらいに解りやすく面白かった。
それどころか、帰国したら必ず図書館に行って、グスタフ・ヴィーゲランに関する本を借りてみよう!とまで思ったのだ。
(注:買わないです、借ります!笑)

そのヴィーゲランさんの作品がコチラ。

「モノリッテン」
121体の老若男女が一本の石に刻まれており、
右回りにあかちゃんから老人までの人間の情景が
表現されている。
北欧の神話を元に、子どもから老人まで
人間の静や動を表現!
私が個人的にツボってしまった
「とにかく明るい安村」もどき
こんなにキレイな公園

コレの何が良いの?と思った、そこのアナタ!
私も最初はそう思った(笑)

最初は「えっ?」と思ったし、全部裸なので、本当にちょっと気持ち悪い、、、
(この公園の彫刻は人間660体ほぼすべてが裸。)
写真に撮って残すのも憚られる、まさに「なに、これ?」像も多数あるのだ。

しかし、ガイドさんの解説が良かった。

ヴィーゲラン作品は服を着ていないものがほとんど。
彫刻像に服をつけると、デザインで時代や地位が限定されたり、身につける服で貧富も表してしまう。
裸で表現することで、ヴィーゲランは人間ほんらいのありのままの感情を映し出すことを目指している。

ガイドさんの解説より

この解説を聞いて、私の中の先入観がストンと落ちた。

そういうことか。
千年前の人も私達も、王様も庶民も、富める人も貧しい人も、生きるということはみんな一緒。

芸術作品には裸像はあるあるだけど、いつもなんで裸にするの?と思っていた。

東京の国立西洋美術館の「考えるひと」も裸なのはそういうことなのかな?
(実際はどうなのか知らないけど!笑)

*****

美術って、どう感じようが正解はない、のだとは思う。
だけど、正解に辿り着けずとも、考えるポイントを示してもらえたら自分なりの鑑賞は出来る。

私の空っぽの引き出しに、ノルウェーのグスタフ・ヴィーゲランという名前と作品が少し収まった。










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