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耳を澄ますと

コロナ禍の頃から、耳読というものを知り
スマホの読み上げ機能やAudible、
そしてVoicyアプリなどで
家事をしながら、
そして車の運転中に聴くようになった

読書の時間がなかなかとれない私にとって
それはとても便利な機能で
たくさんの本や情報に触れることのでき
充実したインプットの時間を増やすことになった

そのことで多くの知識と気づきを
耳から得られることができ、
自己成長のきっかけにつながった

だけどあまりにも多くの時間をインプットに費やしていると
本来の自分を知らず知らず置いてけぼりにしてしまうようになった
上質で大量の知識のストックを抱えているわりに、
行動は空回りして
焦りを感じるようになった

「静」の時間を持つため瞑想をするようにした
からっぽのわたし
それを感じるひとときはとても心地よい感覚だった

そして、この「書く習慣」アプリも
自分を取り戻す時間になった

毎日出る課題に対して
何を書くか頭と心のなかでぐるぐるさまよっているとき
音は消えた

自分の中の忘れていた記憶や感情と向き合うために
わたしへと耳を澄ますようになった

そうしているとからっぽのわたしから
「わたし」が湧きだし
形になってあらわれてくるのだ


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