のもちゃん

数年前夫が脳出血で半身麻痺になり、介助のかたわら保育士資格を勉強しR4に合格。 アラフ…

のもちゃん

数年前夫が脳出血で半身麻痺になり、介助のかたわら保育士資格を勉強しR4に合格。 アラフィフで保育園に新人として勤めています。 現在、復職した夫と高校生中学生の子どもの4人暮らし。 日々、つらつら思い浮かんだことを書いています。 SF  収集心 適応性 内省 公平性 ポジティブ

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アラフィフが初めて保育士として勤めて丸1年をふりかえった話

令和4年1月に保育士資格の合格通知が届いた。 早速、ハローワークで条件の合う保育士資格を活かせる仕事を、 いくつか探して面接をお願いした。 最初に受けた保育園に内定し、春から働くことに決まった。 けっこうスムーズに決まったので世間がいうように、 保育士不足なんだな……と思った。 ニュースの影響もあり、世間の保育士の仕事はネガティブなイメージがある。 が、当然のことだが、 私の経歴と面接をきちんと考慮した上で採用になったわけで、 頭数そろえればいいというわけではないことを、

    • 恋物語

      「恋物語」というワードを聞いて まずぱっと思いついたのが、 40年前の原田知世主演映画 「時をかける少女」だった。 その2年ほど前の映画、 薬師丸ひろ子主演の 「セーラー服と機関銃」 も続いて思い出した。 後々まで知られる この有名な二本の映画が 上映されたころは まだ小学生で、 だいたいのあらすじは知ってはいるけれど、 いまだにきちんと観たことはない。 なので恋愛がテーマの映画なのかさえも 本当はよくわかっていない。 原田知世も 薬師丸ひろ子も 今でもキュートな容姿

      • 真夜中

        大人になって幾分の時が過ぎ、 体力に自信がなくなってきてから 夜更かしをすることはなくなった それでもたまに 家族みんなで夏の夜空の天体観測に出かけたときや、 仲のよい友人たちとの飲み会の後に食べた ファミレスのパフェの美味しさは 特別なきらめきを持って 記憶を彩ってくれている 遠い子どもの頃の 夜道を歩く心細さや、 精霊流しが終わったあとの 道々に散らかった爆竹 闇夜に切り取られた情景に その頃の想いが重なる これからずっと先、 年老いてから思い返すのは 子どもが幼

        • 愛があれば何でもできる?

          19年前、一人目の子どもを産んだ時 新生児特有のクタッとした 柔らかく小さな我が子の寝顔を見つめながら 考えていたことは 「がんばらないこと」 だった。 昨日までは顔も知らなかった我が子。 これから始まる子どもの人生を 成人するまでともに過ごし サポートし続けるために息切れしないこと。 この思いは子育てしている時、 度々思い返していた。 「愛」があれば何でもできる。 正直、「愛」というものを実感できていないのだけど、 「愛」という大きなものは その時々の状況によって

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        アラフィフが初めて保育士として勤めて丸1年をふりかえった話

          『後悔』

          私は少し前に思い立って 「しなかったら死ぬ時に後悔することリスト」 を書き出してみたことがある。 ・もっと子どもたちに笑いかけてあげればよかった ・もっと映画を観ればよかった ・もっとたくさん人と語り合い、つながりを大切にすればよかった ・もっと生きることを楽しめばよかった ・もっと笑えばよかった ・家を心地よい空間に整えればよかった ・もっと自分の顔と身体を愛してあげればよかった ・もっと自分を信じればよかった ・自分には能力があると自信を持てばよかった ・どんどん美しく

          風に身をまかせ

          山の麓のダムの近くに ベンチがいくつかあるだけの 原っぱの広場がある 休日の朝 赤いタータンチェック柄の レジャーシートを持って 広場に行く 誰もいない原っぱで レジャーシートを広げ 一日が始まろうとする 空の下でゆっくりと 身体を動かし呼吸をする 大空から風が吹き抜けてくる その風を肌に感じながら 自分の心身が大きく 開き放たれていく この空と風が吹き抜ける中で 身をまかせ 私が在ること知る 特別な時間

          風に身をまかせ

          失われた時間

          コロナ禍が始まろうとする数週間前に夫が倒れた。 半身麻痺の障害が残る症状で 入院が半年ほど続き、 その間、私は家のことと子どものこと、 そして仕事を済ませてから 毎日、病院へ面会へ行った。 急な状況の変化とこれからの生活のことで 心身が疲弊した。 その年は健康診断の数値が悪く、 低音難聴と診断された。 あれから4年。 とにかく無事に一日が 終わるよう必死だった。 夫のことで たくさんの手間と時間がとられ、 自分を失くすような感覚に 陥ることもあった。 正直、この生活か

          失われた時間

          子供のままで。

          保育の仕事で子どもたちを預かっていると、 「ピンポン♪」とインターフォンが鳴るたびに 幼い子どもたちが、「ママ!」と目を輝かせて 玄関の方を指差し、反応することがあります。 ママやパパがお迎えに来てくれた!と思ってるんですね。 そんな幼い子どもたちのまっすぐな親への絶対的信頼感が ほほえましくもあり、眩しくも感じられます。 親との関係が人間関係の土台になることを思えば、 子どもが親から愛情を与えられると信じてやまない表情に 見ているこちらも幸せな気持ちになりますし、 ほっ

          子供のままで。

          愛を叫ぶ。

          「愛を叫ぶ」といえば 小説や映画で大ヒットした 「世界の中心で愛を叫ぶ」ですが、 この映画はもう20年前に 公開されたものなんですね。 当時話題になったので 映画館に観に行ったのですが、 周りは私よりずっと若い子が多くて なんだか恥ずかしかった記憶があります。 数年前に知り合った方のお子さんの名前が 主人公「サク」と同じたっだたので 「もしかして『セカチュウ』からですか?」 とあえて略語で尋ねてみました。 すると、やはり『セカチュウ』の朔太郎から 名前を付けたとのことで

          モンシロチョウ

          保育の仕事で 幼い子どもたちと散歩をしている時に 公園でモンシロチョウが ヒラヒラと飛んでいるのを 見かける 子どもたちが 「あ、チョウチョだ」 と小さな手で指差し、追いかけていく 私も幼い頃に チョウチョを見つけて追いかけていた 子どもたちの そんな無邪気な行動に 自分の小さかった頃を思い出し、 時間の経過の速さに感慨にふける

          モンシロチョウ

          忘れられない、いつまでも。

          20代半ばの頃に勤めていた職場の上司のAさん。 そのAさんは今のわたしより10歳も若かったのですが、 とにかく頭の切れる人でした。 そのAさんの一日の睡眠時間は2時間とのことで、 それは休日も関係なく 1年通してその睡眠時間とのことでした。 理由を聞いたところ 「長く寝るとリズムが崩れて次の日も眠くなるから」 そして他の時間は全てと言っていいほど 仕事を、そして仕事につながることをやっていました。 そのことにも驚きますが、 なによりすごいなと思っていたのは Aさんと関わ

          忘れられない、いつまでも。

          一年後

          一日が365回続くと 一年が過ぎる 一日一日の積み重ねでしかない日々 2025年の新緑の時期 今の暮らしと何が変わっているのだろう もっとワクワクするような変化を期待しながらも 変わらぬ毎日を大切に 淡々と生きていく

          初恋の日

          小学3年生の時 後ろの席に座っていたアラキくんが 「いや、nomo(私)はやっていないから」 とかばってくれた それから小学校卒業するまで ずっとアラキくんのことが好きだった 初恋の日という祝日があったら 他の364日もハッピーに過ごせる気がする

          明日世界が終わるなら

          明日この世界が終わるのなら 大切な人たちとともに ありったけの勇気をかき集めて 新しい未知への世界に 踏み込む決意をしよう 「希望」 最後の一瞬まで忘れずに 一生懸命に生きた証として たくさんの愛を抱えて 新しい世界でまた あなたたちと会うんだ

          明日世界が終わるなら

          君と出逢って

          14歳の時に読んだSF小説 『レダ』栗本薫著 中学2年の時のクラスメイトの影響で 大量の本を読むようになった 最初の頃はコバルト文庫の氷室冴子、 そして新井素子の本を読むようになり その次に手に取ったのが 栗本薫の『グイン・サーガ』だった 栗本薫作品の魅力に引き込まれ そこから他の作品も読むようになり、 長編SFの『レダ』を読み始めた 小説を読む前は少女漫画を好んで読んでいた どちらかと言えば幼いところがあった その当時のわたしにとって SF小説『レダ』は正直興味を惹

          君と出逢って

          耳を澄ますと

          コロナ禍の頃から、耳読というものを知り スマホの読み上げ機能やAudible、 そしてVoicyアプリなどで 家事をしながら、 そして車の運転中に聴くようになった 読書の時間がなかなかとれない私にとって それはとても便利な機能で たくさんの本や情報に触れることのでき 充実したインプットの時間を増やすことになった そのことで多くの知識と気づきを 耳から得られることができ、 自己成長のきっかけにつながった だけどあまりにも多くの時間をインプットに費やしていると 本来の自分を

          耳を澄ますと