さらば、青春

高校を辞めたわたし。
青春とさよならしたわたし。

・学校帰り、夕焼けに包まれた田んぼ道を
 窓全開のバスに揺られるあの時間

・一番乗りのグラウンドで冷たい空気を吸い込む時

・雨の日の室内練習

・掃除の時間、机を後ろに下げるクラスメイト達の
 あのごちゃごちゃ感

・全校集会の体育館

・誕生日の登校

・「明日早く起きて宿題しよ」の感じ

・冷たい制服に腕を通す感覚

・お母さんの愛情こもったお弁当

・リュックにつけたいキーホルダー選ぶ時

・朝登校した時に先輩と「おう」ってなるとき

・帰りのホームルームで、「先生の話長いな」のとき、もう隣のクラスは帰ってるあの感じ

・同じ中学だった人とバスで久しぶりに会った時

はやめの限界が来た。こんなはずじゃなかったけど涙が出てきた。

自分は高校に通っていた一年、本当に楽しませてもらったし、幸せだった。友達もいて、優しい先輩もいた。

でも学校生活っていつなにが起こるかわからないもので、次の日突然一人になることだってある。

クラスでも、部活でも。
同時にうまくいかなくなることだってある。

友達とわたしが笑っている景色がもうそこにはない。

最高の青春を知ってしまったからこそ、突然の別れは痛すぎるものだった。

お母さんのお弁当。愛情がこもってて、あたたかくて、「がんばってね」って言われているような、あのお弁当もなくなった。

嫌いになってもいいはずのあの人たちの
笑顔が忘れられなかったり、
辛い景色がフラッシュバックしてきたりを
交互に繰り返す日々。


辛かったら、居場所がないと思ったら、離れてもいい。それは逃げじゃない。

自分自身でも辞めたこと後悔していない
自分を守らなきゃいけないと思ったの。

最高の青春を振り返って。

今を大切に生きたいね、とにかく。
一瞬一瞬がそのときのものでしかないんだと
そのときの自分にしか得られない宝物だと。

失うものがあれば得るものも勿論あるわけで、
それはそれは今後の人生においてとても役立つものを得られたなと思っている、今日この頃。

浸ってしまったなぁ、久々に高校のことで泣いたな

でも、わたしって。
あの人たちのことは嫌いになれないけどね?
心のどこかでは、わたしが1番、誰よりも幸せになってやる!って思ってんの。

その幸せのかたちは、どんなに簡単なものでも
わたしにとって幸せだと思えれば、どんなに貧乏な暮らしでもいいと思ってるよ。

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