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キューバで暮らす#2 アパートに入居してみた (生活立ち上げ編)

引っ越しをしてから1週間。ようやくキューバでの実際の生活が始まり、バタバタとしているうちに今週も金曜が終わりました。正直、ホテルにいた時の方が毎日掃除も入るし、Wi-Fiもあるし、水ももらえるし、朝ごはんはついてるし、夜ご飯も下のレストランが開いているし、と良いことだらけだったのですが、現実逃避をずっとしているわけにもいきません。。

上の記事で探して見つけたおうちについに住み始めたのですが、今週は生活が始まってこれがない、あれがない、などの問題が見つかったりで少し落ち着かない1週間でした。備忘録的に現状を書いておこうと思います。とはいえ良いニュースもあり、先週の半ばに突如国営のレストランが開くこととなり、今週から例えば私がいたホテルの下のレストランが宿泊客じゃなくても入れるようになりました。11月15日の観光受け入れ再開に向けて怒涛の緩和が続いていきそうですがそれについても最後にちょっと触れたいと思っています。

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Wi-Fiがなさすぎてテレワークは捗らず読書は捗る

まずホテルを出て一番大きいのはWi-Fi問題。一応携帯の4Gはつながっているのですが私の家は電波がめちゃくちゃ悪いのでそれもなかなか繋がらず、ほぼネットなし生活を送っております。この記事の投稿も一度パソコンで書いたものをBluetoothで携帯におくり携帯から体裁を直して投稿。。この記事を上げるのにも一苦労です。

これほどネットがない生活って、スマホを持った10年前から初めてのような気がするのですが(前回のキューバ旅行を除けば。)読書が捗るメリットはあります。先週の土曜日に知人に借りて村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの上下巻を借りましたが、1日で読み終わりました。このアパートに来て一週間、日中は仕事してるのですが村上春樹を4冊読了。もともと読書好きなので、デジタル・デトックス!といえば聞こえは良いのですが、困るのはテレワーク。テザリングしようにも電波が弱すぎてメールを返すのがやっと。結局テレワークと言いながら1日の終わりにオフィスに行き、完全に1日家で仕事をできた日はありませんでした。

Wi-Fiの契約は行ったのですが通常1ヶ月から2ヶ月、ルーターの輸入に時間がかかると6ヶ月から1年(!)かかるらしいので気長に待ちたいと思います。ホテルを出る前にiMusicに音楽をダウンロードしてきてよかった。そしてテレビはつながるのでひたすらサッカーの試合を見たり、よくわからないけど流れている映画を見たり、B B Cを見て暇つぶしをしています。ただこれでも、4年前には道で4Gどころか何Gも繋がらなかったことを考えると通信環境はかなり発展したのだなとは思います。

コンバット置きまくってもやっぱりGは出た

Gがいない物件探しを、というのが一番の目的で、初日に入居した瞬間に持参したコンバットを置き尽くしたのですが、2日目にいかにも怪しい薄暗い台所シンク下の棚を開けたら死んだG。コンバットが効いたのでしょうか。そして次の日にはシャワーを浴びて廊下に出るとカブトムシばりにでかい生きたGが目の前を通過。思わず叫んでドアを閉めてさめざめ涙しました。その後死体も見ていないので彼がどこに行ったのかは怖くてあまり部屋の中を見ないようにしています。Gの行方は誰も知らない。。

追加でGホイホイを設置し、さらに日本に帰国中の同僚に、おそらく嫌われることを覚悟で7つのG対策グッズをAmazonで送りつけました。それ以来幸いにもまだ再遭遇はしていませんが、あるいは見ないようにしているだけかも知れませんが、いつまた遭遇するかわからずあまり心が落ち着きません。。

蛇口が太くて浄水器が設置できない

台所の蛇口に浄水器を設置してもらう予定だったのですが、蛇口が太すぎて取り付けられない問題が発生。キューバの水は煮沸必須で飲めないので浄水器がないと飲料水もですし、料理や、歯磨きなど何かと大変。。ということで蛇口を変えてもらえないか大家さんに交渉しましたが、当然自腹で、蛇口も自分で探してこいとのこと。この物不足の国で蛇口なんて売っているんでしょうか。

同僚のキューバ人が探してきて金曜日につけてあげると言われたけどその後音沙汰もなく、結局毎日オフィスから3.5リットルの水を背負って40分歩いて家まで帰っております。重すぎてリュックの紐が破れました。水なし、車なしのキューバ生活、かなり前途多難ですが、昨日と今日は上司が車で送ってくれました。つくづく人の優しさに救われます。

観光再開に向けて緩和が進むキューバ国内

そして、最初に少し書きましたが、先週ごろからキューバは緩和モードに入ってきました。国営レストランが開き(1月ぶりだそうです!)、聞くところによるとビーチも今週から再開するようです。相変わらず夜間の外出禁止(夜9時から朝5時まで)はおそらくあるのかと思いますが、民営レストラン、旧市街のお店、バー、カフェ、劇場や美術館などの文化施設の開業など次に何が開いていくのかも楽しみです。また、新聞によると10月からエアカナダをはじめとする国際航空便の再就航があるようなので色々ニュースをチェックしたいと思います。

と、こんな感じで一難去ってまた一難という感じの日々を生きております。あまり何かがないことにがっかりしないようにあらゆることに対する期待値を下げつつ、ちょっとずつ慣れていこうと思います。もう一つアパートに来てから困るのが食糧確保。家の下にもスーパーがあるのですが、今キューバではコロナの規制と物不足による行列でスーパーに入るのも一苦労らしいので、この1週間インスタント食品で命を繋いでいたら、明日優しい上司が車で少し遠くの外貨のスーパーに連れて行ってもらえることになりました。やったー!追って、キューバの食糧事情やスーパー事情についても書いていきたいと思います。

さあ週末だー!

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ホテル滞在中に出会った日本人の方におすそわけして頂いたビッグなアボカド。野菜を食べれる機会もなく大事な大事な貴重品。ちょうど食べ頃を美味しくいただきました!

記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。