スリムになる呪文
(読了目安5分)
「もうちょっと痩せたい!」と思っているみなさんに、「スリムになる呪文」を教えます。
いままで痩せられなくて苦労してきた人でも、心の中でその呪文を唱えるだけで痩せられるとしたら、嬉しいですよね。
マジメに読んでもらえれば、きっと納得してもらえる内容だと思います。
ではいきましょう。
◎前置き
まずは前置きに少しだけお付き合いください。
さて、今よりもうちょっと痩せるためには、「腹八分目」とか「おやつを食べない」などが有効です。
これが実践できれば体重はもちろん減りますし、身体にもいいですし、世界の食糧不足問題だって緩和されます。
また、スリムなあなたを見る周囲の人たちも気分がいいでしょうし、彼氏だってできやすくなります。
そこで質問なんですが、スリムになりたいみなさんは、いま、「生きるため」に食べていますか?
それとも、「口を楽しませるため」に食べていますか?
どっちでしょうか。
以下、ちょっと考えてみてください。
お腹いっぱい食べないと死んじゃいますか?
おやつを食べないと死んじゃいますか?
生きるために食べるとしたら、おいしいものを求めて何万円も使ったり、開店前から店の前に並ぶ必要がありますか?
それから、「食べないと体力が維持できない」とか「食べないと頭が冴えない」と言う人は、目の前にあるものが「嫌いなもの」でも、それを食べるでしょうか。
こう考えてみると、生きるためではなく、口を楽しませるために食べている場合がほとんどだと気づくと思います。
太めの人は、口を楽しませるために食べ、太ってしまったということです。
マスターは、生きるために食べるのは「あり」だと思いますが、単に口を楽しませるため(娯楽やストレス解消のため)に、必要以上に食べるのは「なし」だと思っているんです。
たとえばおいしい肉料理を食べるのが「娯楽」のためだとしたら、人間の娯楽のために殺される動物の立場はどうなるんでしょうか。
たとえば、いまあなたに大切な存在の彼氏がいるとします。
その彼氏が、たとえば「進撃の巨人」に出てくるような生き物の「娯楽」として食べられたらどうですか?
しかもあなたの彼氏を食べた太めの巨人が、「あーあ、食べ過ぎたぁ。また太っちゃう、食べなければよかった、吐いちゃおうかな」なんて言っていたら、悲しくないですか?
太めの人が食べるのは、必要以上に食べているから太るわけです。
ですから、太めの人が口を楽しませるために食べるのは「なし」なんです。
あなたが生きるために食べているのか、単に口を楽しませるために食べているのか判断するのは簡単です。
あなたがいま、理想の体重かどうかチェックすればいいんです。
理想の体重なら、生きるために食べていると考えていいです。
逆に、他人に言えない体重なら、口を楽しませるために必要以上に食べているということです。
ですから、ダイエットをしたいと言っている人が、口を楽しませるために食べるのは、愛ではないんです。
念を押しますが、理想の体重をキープしている人が「おいしく食べる」のはいいんです。
「理想の体重ではないのに食べる」、これが愛ではないということです。
◎スリムになる呪文
では、「スリムになる呪文」です。
その呪文を完成させるには、みなさんの協力が必要です。
まずはあなたが嫌いな食べ物を思い出してください。
「絶対ヤダ!」というものです。
だれにでもひとつぐらいありますよね。
そして・・・その食べ物の名前を、以下の○○○に入れてください。
「これが○○○でもいま食べるか」
これで「スリムになる呪文」の完成です!
しかもあなた専用の呪文です。
あなたは今、目の前にあるデザートを食べるかどうか悩んでいるとします。
「どうしようかなあ、食べたら太るしなあ、でもおいしいしなあ」という心境で、デザートを見ているわけです。
そのとき「これが○○○でも食べるか」と自問してみると、生きるためではなく、口を楽しませるために食べようとしている自分に気づくはずです。
この呪文は、「それは自分にとって本当に必要なものなのか」を見極めるための呪文なんです。
「もしこれが○○○なら食べない」と思うなら、自分にとってそれ以上の食糧は不要なものですから、食べなければいいわけです。
この呪文を唱えると「食べないと体力が維持できない」とか「食べないと頭が冴えない」と本気で思っている人でさえ、実際は口を楽しませたいがために食べているだけだと気づくこともあります。
「食べないと体力が維持できない」「食べないと頭が冴えない」などと本気で思っているなら、たとえ嫌いなものでも食べるはずだからです。
スリムになりたければ、この呪文を今から20年でも30年でも唱え続けてください。
マスターの場合は、「ちょっと食べ過ぎかな」と思っているとき、これからさらに食べようとしているものに対して、「これが納豆でも食べるか」と唱えると、「自分は娯楽で食べようとしてるんだな・食べ物を粗末にしちゃうよな」と、すんなりやめられます。
繰り返しますが、腹八分目にしたいときや、おやつが欲しくなったときは、「これが○○○でも食べるか」・・・この呪文を唱えるようにしましょう。
これであなたは今よりもスリムになり、今よりも愛を発信できるようになります。
◎それでも食べたい人は
「生きるためには娯楽が必要、食べることが娯楽なんだからそれもありでしょ」なんて思う人は、好きでその体重を維持しているのか、また、体重を尋ねられたら自分の体重を笑顔で答えられるかを自問してみてください。
「やっぱりムリ、痩せたい」と思うなら、本心は別のところにあるということです。
呪文以前に、「口を楽しませたい」という欲の根本を見つめることが必要です。
そして結局のところ、「寂しさ」「ストレス」という言葉がキーワードになるはずです。
ストレスを抱えないようにするためには、人間の不完全さや自分の小ささを知ることが大切です。
そうすることで、他人に対して寛容になり、人間関係がうまくいき、ストレスがなくなっていき、結果、「過食がなくなる」という感じです。
愛とはなにかを真剣に考えることで過食はなくなりますので、「長く愛される人になる」ということは、「長く過食をしない人になる」ということでもあります。
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