猫が一緒に寝てくれると、なぜ幸福感に包まれるのか
うちの猫の名前はルナ。日によって寝る場所が違う。
お風呂上がり、ルナがわたしのベッドに居るのを見つけると…つい二ヤついてしまう。
この気持ち、なんでだろう?
気まぐれな猫。今日の寝床は?
猫は気まぐれだ。同じ場所で寝る猫もいると思うけど、ルナは定期的に寝床が変わる。
いろんな場所で休めるように、ベッドは3つ用意した。
ひとつは出窓。ひとつは1階のリビング。もうひとつはわたしの部屋だ。
専用ベッドを使うときも多いけど、気まぐれに誰かのベッドで寝ることもある。
ルナがわたしのベッドにいると、心がおどる。
そんな心を落ち着かせながら、そーっと布団に身体を潜り込ませる。
身体がはみ出してしまっても、ルナを起こさないことが優先だ。
起こしたらかわいそう…というより、目が覚めてベッドから降りてしまうのを阻止したいのだ。
そのときわたしには、下心しかない。ルナと一緒に寝たい!その一心。
昨晩は布団の足元に丸まっていたので、眠りを邪魔せず布団に潜り込むことができた。
添い寝成功!やった!
幸福感に包まれながら、「ルナと一緒に寝るの、なんでこんなに嬉しいのかな?」って考えていた。
猫がもたらす幸福感
猫が人に幸福感を与えてくれるという話は有名だ。幸せホルモンが分泌されるそうだ。
猫を見るだけで、触るだけで、ヒトの身体がさまざまに反応していると思うと不思議…。
身体のなかで何が起こっているかはわらなくても、わたしは間違いなく幸福感をもらっている。その実感がある。
理由なんてどうでもいいのだけど…ひとまず、自分の心の動きを分析してみた。
まず、わたしのベッドが選ばれたという優越感がでてくる。
ほかの家族のベッドじゃなく、わたしのベッドがいいのね!
ルナに選ばれたのはこのわたしよ!
ルナはわたしに気を許してるんだから!
そんな勝ち誇った気持ちがあるのだ。そして、そんな邪心がルナに伝わらないよう、平静を装う自分もいる。
だから、無事布団に潜り込むと、ふぅ~っとひと安心。達成感を味わう。
そして、ルナを見ながら口元が緩む。至福の時間だ。
幸福感の奥にあるのが優越感だなんて、なんとも人間らしいではないか。
でも、わたしだって邪心ばかりではない。
ルナが安心して眠っていることに、微笑ましい気持ちもあるのだ。
保護猫の安心できる場所
ルナは保護した猫で、わが家に来たころは部屋の隅っこで小さくなって寝ていた。その姿はなんとなく、「おじゃましてすみません」とでも言うような、「ここに居ていいのかな」と言うような…。
人慣れしていたため、最初のころは飼い主をさがした。でも結局見つからなくて、わが家で引き取ることにした。
「ここに居ていいんだよ」って、「ここがルナのおうちだよ」って、なんども伝えてきたけど、最初は不安げだった。
そんなルナが、今ではわたしのベッドのど真ん中で寝ていたりする。ホッとする。
そばにいる。安心して眠っている。それだけで幸せだ。
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