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「共通の敵」

新型コロナウイルス関連のニュースを見ていると、大阪府の吉村知事への世間からの評価が高いように感じます。

その理由としては、「迅速な対応」、「明確な指標を示す」など様々な要因があると思います。

でも、それだけでこの支持率の高さを説明するには少し雑な気もします。今日はその点について考えてみました。

1.共通の敵

「共通の敵」

この言葉からなんとなく察しがつくとは思いますが、ここでいう味方は吉村派に属する国民、敵は国、内閣といったところですね。

この国民にとっての共通の敵を作った(活動の中で自然とそうなった)部分が吉村知事への支持が集まった大きな要因であると私は考えています。

4月、5月の頃、新型コロナウイルスという未知のウイルスの襲来により、国民は皆、大きな不安に駆られていました。何が正解かもわからない中で、どれだけ活動をしても良いのか、経済活動が止まったら生活していけるのか、といった不安でいっぱいであったと思います。

その中で、国としての方針が明確に示されるにはあまりに時間がかかりすぎていたため、吉村知事が大阪モデルとして独自で明確な指標を示すと動き出してしまいました。

これこそが第一段階として国民が求めていたものでだったのだと思います。あまりに検討外れでは話になりませんが、ある程度論理立てて指標を示した部分に対し、国民に1つの安心が生まれました。

問題はその後の政府の対応です。

印象に残っている方もいらっしゃると思いますが、吉村知事が大阪モデルを公開した際に、経済再生担当の西村氏は怒りのこもった様子で会見に臨んでいました。

「いや、ちょっと待って。怒りたいのはこちら側なんですけど。」

こんな言葉が心の中で出てしまった人も多かったのではないでしょうか。 国としても動くに動けない何らかの内情があったのかもしれませんが、吉村さんは国民が求める行動をしたということは事実です。

この会見で吉村さんが政府から批判を受けたことにより、国民にとっての敵が明確化され、吉村知事はその敵を倒す先導者という位置付けになりました。

こうなると吉村知事としてはかなり動きやすくなりましたし、国としてもここへ敵対していても何も良いものは生まれないと感じたと思います。


このことからも何かをする際に、支持者(サポーター)を増やすためには支持者にとっての敵を明確化し、共通の敵として私は存在していると示すことが1つの方法としてあるのではないかと考えた週末の朝でした。

それじゃ、今日ものんびり頑張ろう😌

どこぞの青年のサポートをお願いします😌