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UiPath Friends Festival 2022

koko です。ソフトウェア自動化ツール UiPath という会社で約5年弱勤務してます。今年の春から、UiPath Friends という日本の UiPath ユーザ向けのコミュニティにいわゆる"中の人”として参加しています。

UiPath Friends Festival の概要


イベント終了時に大手町会場にて

2022年10月22日土曜日に、UiPath Friends Festival 2022 という1年間の目玉となるコミュニティイベント (通称UiFes) がありました。朝から夜まで、UiPath ユーザーが自動化ノウハウについて、様々な視点から発信し合い、お互いにお互いから学びあったり、学びの過程や成果を共有し合ったりするイベントで、今回は、東京の会場、福岡の会場、オンライン参加(ライブ配信)というハイブリット形式での開催されました。

参加登録者数は400人以上で総勢約40名くらいの UiPath ユーザーが登壇という形でアウトプットをしています。
登壇ユーザーのみならず、会場、オンラインでの視聴者も積極的に Twitterで #UiFes #UiPathFriends で学んだことや感想、メンバーの成長や発見を一緒に祝福したり、称賛したりとアウトプットしています。

ライブ配信されたコンテンツは下記から確認できます(目次つき)

UiFes のアジェンダ

UiFes の大まかなアジェンダはより一般的な言葉で表すと、こんな感じでした。

  • UiPath Friends 女子部の AI x RPA の画像識別について

  • 米国開催の世界最大のオートメーションカンファレンス参加体験談

  • UiPath Friends 基調講演

  • ユーザのライトニングトーク (LT)

  • UiPathの最新製品情報

  • UiPath でのライブコーディング

  • 日本各地での自動化状況

  • 自動化ワークフロープロジェクトテンプレートの活用方法

  • 表彰式 (1) UiPath Japan MVP & (2) UiPath Friends コミュニティ

  • UiPath Japan MVPの技術セッション

UiFes のアジェンダの詳細は、イベントサイトや配信動画のから確認できます。

UiFes の成り立ち

UiFes がどうやって成り立っているかというと、有志のユーザ―たちが共通の目的を達成するために、本業プラスアルファの活動として、みんなで協力して、イベントの企画、準備、運営を担い、この本番を迎えています。
ですので、このイベントで配信された内容だけでなく、このイベントへ至るまで、各々のメンバーによる軌跡があり、その軌跡の集合体が UiFes だと思個人的に思います。

誰もが一度は仲間と何かを成し遂げるために一生懸命に活動した経験やその過程でのワクワク感や成し遂げた時の達成感を味わったことがあるかと思います。今回、UiFes に関わった皆さんもそんな心持ちではないかなと、勝手に想像しています。

UiFes で印象的だったこと

UiFes を通して感動したことはたくさんありましたが、個人的に、また ”中の人” という立場で印象的だったことをいくつか挙げています。

誰でも楽しめるきっかけがいっぱいあること

土曜日にこのイベントへ参加しよう、オンラインで視聴しようと思った人は、UiPath のことをもっと知りたいとか、UiPath を通じた仲間や出会いがほしいとか、自社で導入検討していて、情報収集したいとか、何かしらの目的があります。目的が違うので楽しい!と思うツボは異なるかもしれません。ただ、受け身だけでなく、ちょっと積極的になれると、楽しめるきっかけは無限大の一日だったなというところが印象的でした。

きっかけをつかんだ方がたくさんいたこと

会場で会話した方々との話の中で、印象的だったのが、自分の心の声を聞いて、行動に起こしたというような話。
具体的には…
「去年はオンラインで視聴する側だったけれど、関わりたい!と思い、コミュニティーの運営メンバーになり、今年は運営メンバーとしてイベントに関わりました」
「会場に行こうかどうか迷いましたが来ました。来てよかったです」
「遠方に住んでいるのですが、たまたまこの週末に東京に出てくる用事があり、これは会場に行ってみるしかないと思い来ました」
「登壇すると決めたから、足りないなあと思うところを一生懸命にキャッチアップして、本番うまく発表できました」
など。

UiPath は愛されているなあということ

私自身、UiPath に所属してずっと走り続けている理由は、やはりグローバルの経営陣や日本法人CEOの長谷川さんのビジョンに共感でき、かつ自社製品に愛を感じているからですが、ユーザーの皆さんにも愛されているなということを強く感じた一日でした。 UiPath グッズで盛り上がっている様子もそうですし、UiPath の新機能だったり、製品の細かい仕様について、楽しそうに会話しているユーザーの皆さんをみて、ほっこりしました。
SaaS 製品に注力しているという事実、そしてオートメーションという比較的新しい業界でどんどん新しいことへ注力しているため、ときには一歩二歩先を見据えた製品の在り方に驚かされることが多々あっても、それでも UiPath が好きだというユーザーに囲まれていて、本当にありがたいことだなと思いました。

UiFes の裏側

事前準備

この春から、UiPath Friends のイベント開催にあたり、ベンダー側の身として、コミュニティマネージャーのアシスタントをしています。
主には、配信や設営サポート、配布物の整理、当日の運営サポートだったり、時には UiPath セッションとして登壇したりしています。

とはいえ、イベントそのものの企画、準備、運営はコミュニティの運営メンバーが有志で行っていて、イベント直前は、運営メンバーやセッションに登壇するメンバーたちは、連日のように夜遅い時間まで作戦会議を行っています。
今回、たまたま、コミュマネと別の社内打ち合わせがあった流れで、とあるセッションの作戦会議にお邪魔しました。
複数人でセッションをする場合は、どういう流れで行くか、誰が何を話すか、など綿密に話し合い、お互いにどうすれば、伝えたいものが伝わるかをディスカッションしたりしていました。こうやって、ユーザーの皆さんの間で助け合いながら、より良いものを作り上げていこうという前向きなエネルギーが本番であふれているのを感じました。

また、ベンダー側の立場でいると、コミュニティマネージャーの振る舞いも自然と気になってしまいます。コミュマネの渡辺さんもユーザー視点でユーザーの皆さんがどうしたいのかというところを大切にしつつも、的確なアドバイスや見解を率直に伝えていて、視野の広さを感じました。

リハーサル

そして、本番の1週間前の土曜日にリハーサルもありました。今回はプロによる配信だったので、ステージのばみりやカメラチェック、配信画チェックなど、業者の方々も交えておこないました。
土曜日とはいえ、朝早くからおやつの時間まで、運営メンバーと登壇メンバーが参加されていました。当日を楽しみにしつつ、今回は一般参加者もオフィス会場参加だったので、その動線やオフィスまでの案内図はどうすればいいか、控室はどうするかなどの細かいところまで、運営メンバーが色々と先回りをしてくださり、当日がよりスムーズにいくようにと準備しました。

番外編

番外編として、今回私自身 MVP 事務局として、UiPath Japan MVP メンバーを紹介する役割がありました。そんな重要なところに関われて嬉しかったというのは本音ですが、唐突だったこともあり、お名前を間違えてはいけないとか、最適な紹介文で正しく伝えなきゃと原稿を読むのを繰り返し練習しました。また、コミュマネ渡辺さんの表彰式セッションでお伝えされていた、「セレンディピティ」の意義をどうしたらわかりやすく伝えられるかなど、お互いの見解を話し合いしたのもいい思い出です。

私個人の感想

学生時代は舞台芸術専攻だったこともあり、本番までの準備や当日の Show must go on (何があってもショーを止めてはいけない)という空気感が好きです。今回のイベントはまさにそんな舞台芸術やフィルムと通ずるところがあり、準備から本番までとても有意義な経験でした。
ただ、視聴者公開型のテレビ収録というような感じで、ステージ上ではカメラで撮影中でありつつ、同じ空間で視聴者が見ているという、今までに経験したことのないスタイルでした。それを踏まえ、人前に立って話すという観点では、率直にもう少し頑張れたなと反省しています。今回の経験を活かし、次回はこのスタイルでも最大限のパフォーマンスをできるように頑張ります。視聴者という立場では、配信されている画も楽しめ、色々なアングルで登壇者の発表を垣間見ることができたのは最高でした。次回頑張ろうと思ったところは、タイムリーな Tweet です。配信は会場の視聴席からみたり、配信動画を見たりと両方できるのですが、今回は裏方仕事にばかり気が言ってしまったので、次回以降は裏方仕事と Tweet を二刀流を目指します。

最後に、ユーザーコミュニティに参加されている皆さん(運営・登壇・視聴者すべての皆さん)や配信サポートや各種業者の方々、コミュマネの渡辺さんのリーダーシップ、会社メンバーに感謝です。
皆さんの熱い思いとウェルカムな空気感や色々な人を巻き込める(魅了できる)不思議な力、ポジティブなエネルギーがさらにポジティブな何かをもららしてくれているということを体感でき、とても幸せです。




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