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未経験からミドル・シニアエンジニア(年収800~1000)になるための最短ステップ


自己紹介と私がエンジニアになった経緯

初めまして。
私は現在、日本に拠点を置く外資系IT企業でエンジニアとして働いており、年に数十回の採用面接も行っています。給料は同世代と比べて高く、フレックスタイムでの勤務やリモートワークを利用しながら働いており、多くの人から羨ましがられることがしばしばです。しかし、私も現在の30代前半になるまでは、エンジニアとは程遠い職に就いていました。エンジニアになる前は、給料は現在の3分の1で、残業は毎日2時間以上するのが当たり前でした。通勤時間も片道1時間半、毎日疲れて帰って寝るだけの何の目的、目標もない人生を送っていました。
そんなある日、未経験からエンジニアとなり、20代で年収1000万以上を稼ぐ友人に出会いました。彼の働き方、得ている満足感、そして成功に心を動かされ、どうすればそのようなキャリアを築けるのか、彼に必死で学びました。また、エンジニアを目指す道のりで、多くの現役エンジニアや同じように未経験からスタートした人たちと出会い、役立つ情報や一般的な考え方、学び方を多く聞くことができました。
これらの経験を踏まえ、ステップバイステップで着実に進むことで、私は理想とするエンジニアへと成長しました。この記事では、私が未経験からエンジニアになるために経た道、そして多くのエンジニアの意見をもとに、エンジニアとして最短で成功する方法をお伝えします。
タイトルで「ミドル・シニアエンジニア、年収800~1000万円」としたのは、この程度なら日本の企業で、かつ特別なスキルがなくても実現できるからです。もちろん、日本のシニアエンジニアや外資系企業、海外で働くエンジニアの年収はこれを超えることが多いです。しかし、未経験から数年でそこまで達するのは現実的ではなく、リスクやデメリットも伴います。
そこでこの記事では、現実的に可能でありながら野心的な目標であるミドル・シニアエンジニアとしての年収800~1000万円をどのように達成するかに焦点を当てています。一度この目標を達成すれば、さらに上を目指すための自信と基盤が築けるはずです。まずは現実的で最短かつ最善の方法を試し、ミドル・シニアエンジニアへの道を歩み始めましょう。

最初にお伝えしたいこと

まず、この記事では他の記事とは異なり、どのプログラミング言語を学ぶべきかという私自身の経験に基づいたアドバイスをお伝えします。多くの未経験者が最初に直面する問題は、どのプログラミング言語をメインに学習すべきかを決めかねることです。未経験者の場合、当然最初にどのプログラミング言語をメインに勉強すれば良いかわからずいろんなものに手をだしては何も身に付かずに終わると思います。
例えば、未経験者の場合たいてい最初に誰かにアドバイスされたり、検索すると出てきるのがWebページを作るための技術HTML、CSS、JavaScript(またはTypeScript)であったり、日本だと中小企業やベンチャーでよく使われているRuby、Ruby on Railsであったり、最近はAI、データ分析みたいなのが流行りなのでPythonをやったら良いと言われることが多いと思います。
確かにこれらのプログラミング言語は未経験者にとって学びやすく、プログラミングスクールでも広く教えられています。そして、SESや日本の中小企業を目指す人には、これらのプログラミング言語でのスキルも十分に役立つかもしれません。しかし、より速く、より確実に良い企業に就職し、ジュニアからミドル、そしてシニアエンジニアへとステップアップしていくことを目指すならば、これらの言語だけに頼るのは適切ではないと私は考えます。実際、私が関わった採用面接では、これらの言語のみを扱える、経験が浅い候補者を採用することはほとんどありません。
では、どのプログラミング言語をメインに学ぶべきかというと、私の経験上、最も有用だと考えているのはJavaです。

Javaを学ぶべき理由

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