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車椅子の息子の一日はこのような様子です

車椅子の息子も、いつの間にか小学校5年生になりました。
誰の役に立つのか分かりませんが、小学校5年生の車椅子の息子の一日を書いてみました。
車椅子の子供が10歳くらいになると、こんな生活になるという一例です。


・朝

毎朝、自分で支度をしています。
ようやく、息子一人でトイレに行き、用意された朝ごはんを食べて、着替えることができるようになりました。
息子は、朝の支度が終わると、「やれやれ、やっと仕事が終わった」という様子で、Switchを取り出してきて。そこから小学校へ行くまでずっとゲームをしているのですが。
ゲームのことは置いておいて、下半身を自由に動かせない息子がひとりで朝の支度ができるようになった、というだけでも親は助かっています。
(ここまでくるのに、10年かかったーーー)

・登校

小学校までは、毎朝、車で送っています。
家から小学校までは1キロしか離れていないので、「歩いて行こうよー」と毎日誘いますが、朝は歩くのを嫌がりますね。
帰りは徒歩でもそれほど文句を言わないのに、なぜか朝は徒歩を嫌がります。なんでなんだろう。

・小学校にて

小学校5年生になった今年も、肢体不自由児学級が継続されたので、車椅子の息子は肢体不自由児学級に在籍しています。
ですが、小学校5年生ともなると、国語とか算数とか理科とか、勉強の授業がほとんどで。歩けなくても歩けても授業には影響がないので。
ほとんどの時間を交流学級と呼ばれる30人ほどいる普通のクラスで過ごしています。
低学年の頃は、車椅子の息子だけ、クラスとは別行動する時間が毎日ありましたが。学年が上がるごとに、クラスに参加させられています。

・下校

車椅子の息子の下校時間に合わせて、親が小学校までお迎えをしています。
といっても、帰りは友達と歩いて帰りたいらしいので、親はただのランドセル持ち係。
さらには、友達にお母さんと一緒に歩いているところを見られたくないのか、ランドセルを親に預けると、「先に家に帰っていいよ」と言われる。
なので、1箇所ほど信号があって見守りたいので、信号を無事に渡ったところを見てから、先に帰るようにしています。
今のところ、無事に帰ってくる。

・放課後

友達と遊ぶことも多くなってきました。
でも、車椅子なので。
車椅子のまま一戸建ての友達の家に入るとか、公園で遊ぶとかは無理で、同じマンションに住む同級生を家に呼んで遊んでいます。
友達と遊ぶといっても、Switchでゲームするか、iPadでゲームするか、YouTubeでゲームの攻略を見るかのインドア3択なので。
ゲームで興奮して大声を出す以外は静か。
友達との会話も、たいていゲームの中でしていて、
目の前にいるんだから、直接、話せよと言いたくなる。

・習い事

週一回のドラム教室以外は、習い事はしていません。
学校での授業に困っていないようなので、塾にも行っていません。
そもそも、リハビリ通院と、定期診察の通院と、週二回の放課後デイサービスと、1週間の予定がぎっしり詰まっていることもあるので。
これ以上は余裕がないかな。


というわけで、以上が小学校5年生になった車椅子の息子の一日です。
書いてみると、息子は車椅子といっても、中学受験をしていなくて、習い事にも積極的じゃない小学生と同じような生活をしているかもしれません。
ではまた。


(追伸)
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