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ホテルの可能性。

東京や大阪、福岡など。

国内外から多くの人が集まる都市。

もしくは、国外に出て行く際の
ターミナルともなる都市。


これらの都市で行われる経済活動を
大いに支えている事業。


ホテル事業です。


今回はそんなホテル事業が秘める、
新しい可能性というものに着目して
考えていることを共有させていただきます。


それではさっそく、、、。


まずはじめに、ホテルの始まりについて。


ホテルの語源は、
旅人・客・宿主を意味する
ラテン語の「ホスぺス」からきています。


ホスペスとは、中世のヨーロッパにおいて
兵士、旅人などが宿泊するために
教会がつくった施設のことを言います。


尚、この「ホスぺス」は、
ホテルの核心ともいえる
「ホスピタリティ」という
言葉の大元になっているといいます。


ホスピタリティとは、

ポティス(力・権力・所有)と、
ホスティス(他人・外人・敵)という言葉の
2つの合わさった意味をもっており、

客人を保護するもの」という意味があります。


今では街中に溢れる「ホテル」には、
このような根源が存在しているのです。


なんだか、
ポケモンセンターみたいですね、、、笑


そこで皆様が持つ、ホテルに対する印象、
ホテルに求める価値というものと
照らし合わせて考えてみたいと思います。


現代の日本の社会におけるホテル事業は、

シティホテル、ビジネスホテル、コミュニティホテル、
リゾートホテルなどをはじめとし、


この他にも様々なタイプのホテルがあり、


近年では、カプセルホテルやゲストハウス
なども非常に充実し、

より複雑な位置関係が生まれています。


しかし、今あげた様々なタイプのホテルは、
あくまで「その都市に滞在する為の施設
としての機能が大元にはありました。


前回の記事で紹介させていただいた
知人から伺ったお話の中で、

ホテルの根源でもある、
客人を保護する」というワードを
思い浮かべるお話がありました。


その内容とは、
モチベーションを求めてホテルに泊まる
というようなものでした。


ホテルに宿泊することで、
きめ細かいサービスを受け、
感度の高い空間で数日過ごす。


そこで過ごす時間によって、
その生活に見合った自分でいたい、という
自身のモチベーションが高く保たれる。


その方はきっとホテルというもの対して、
癒しや休息以上に、
生きていく為に必要な活力」を
求めている、そのようにも感じます。


このような視点からホテルというものを見てみると、
また違ったホテルの在り方が浮かんできます、、、。


もちろん現代の日本の社会では、
2020年の東京オリンピック開催を視野に入れると、
「宿泊施設」としての機能は必要不可欠なものです。


しかし、「その都市に滞在する為の施設」
ということのみを考えて建てられたホテルたちは、
その後どのような末路を辿るのでしょうか?


〇〇風というような「表層のイメージ」を重視し、
表面上のみで人々の癒しを刺激するような、

そのようなデザインによって生まれるホテルが
これからの社会において求められるべきなのでしょうか?


建築、インテリア、ブランディングなどを含め、
ホテルというものを「生きていく為に必要な活力」を
満たすための場として考えた時、

ホテルは一体どのようなカタチとなり、
どのような価値をみいだすのでしょうか?


なんと言えばいいのか、


傷ついたポケモンを癒しにいくように、
傷ついた人々の身も心も癒しに行けるような、


そのようなホテルが持つ本来の価値を
取り戻せるような。


ホテルの可能性、、、


今後も考え続けます、、、。

それでは、本日も最後までお付き合い
ありがとうございました〜!


#日記 #デザイン #インテリア #インテリアデザイン #商業 #建築 #お店の未来

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