アートボード_1-100

ぼくの中にある、、、。



効率よく、合理的に。

無駄なことをするな。


このような社会がある中で、


嫉妬や妬み、怠惰など、ぼくの中には、
様々な「不条理」が存在しています。

それはきっと、人間誰しにもある
人間特有の「感情」だと考えています。


今回は、「ハンドスカルプチャー」という
ひとつの課題を通して感じたことを、
共有させていただきたいと思います。


それではさっそく、、、。


今回の課題は、角材を手で触れながら、
「感覚的に美しい」と思えるカタチを
生み出すという少し変わった課題です。


今までは一本の線を、
ひとつのカタチを生み出すために
「意味を与える」ということを軸に
デザインを学んできたぼくにとって、


今回の課題は、特に頭を悩ませる
課題の一つでした。



直感的に、、、
そんなカタチの出し方ってありかよ、、、



なんとも言えない、むず痒い思いを
押し殺しながら、角材と向かい合います。



角材を眺めて、触れて、また眺めて、、、

直感的に削って、磨いて、、、。



今思うと、
人ともこんなに向き合ったことないのでは?
と思うくらい角材と向かい合いました。笑



そして、気づいたときには
このカタチが生まれていました。



そこに生まれたカタチには理由はない。




ですが、ぼくにとってこのカタチは、
すごく愛着のある、なんとも言えない
とてもあたたかいものです。



カタチが出来上がって
ぼくは、こいつと一日デートをしました。



街中を一緒に歩き回る中で、
こいつはいろんな表情を見せてくれます。


ドアノブにぶら下がってみたり、
木の中に混りこんでみたり、
コードにひっかかってみたり、、、



愛くるしすぎる、、、。


たまりません、、、、。


このカタチはぼくの中にある、
ひとつの不条理だと考えます。


人間の中にある嫉妬や妬みという、
決して合理的ではない感情と同じように、

存在価値を疑われるようなもの。

意味がないと思われているもの。



ですが、
ぼくにとってはかけがえのない、
大切で、愛おしい、
カタチであり、感情です。



今の世の中は、ほとんどが、
「意味のあること」で出来上がっています。



それは、人々が、


よくわからなくても起きてしまう現象に対して、
恐怖を抱き、不信感を抱いていることも
関係しているのかもしれません。


自分の中にあるよくわからない感情や、
合理的ではない感情、

様々な「不条理」を、
見て見ぬ振りをします。


だけどきっと、そこには何か、
人間らしいあたたかさが存在している。



人間はきっとそんなに合理的な
生き物ではない。



いろんな「不条理」を抱えながらも、
それでも正しくあろうと、必死に生きている。



だからと言って、「よくわからないもの」を
有無を言わせず切り捨ててしまう、
それはあまりにも悲しい事です、、、。



「よくわからないもの」「意味のないと思われているもの」
そんな、社会から切り捨てられてきた感情やカタチ。



それらのものを救い上げたい。



それらのものにこそ、現代の社会には必要な
「あたたかさ」がこもっている気がします、、、。




という事で今回は、
ハンドスカルプチャーを通して
感じた事を共有させていただきました。


最近の文章はなんだか非常に主観の強い
内容となってしまっていますが、、、


本日も最後までおつきあい、
ありがとうございました!








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