#287　焼き芋

　孫のしょうへい(小6）やりかこ(小5）は、下校後は自分たちで留守番をすることができるようになった。そのため、孫の放課後のお世話の日を、月に数回に減らしていった。

　「お父さん、お米が少なくなりました。お願いします。」と娘からのラインが送信されてきた。私は、お米やサツマイモを持って孫の家に行った。
　
　妻が用意した焼き芋ももって娘の家に行った。焼き芋をトースターで暖め、子どもたちの帰りを待った。

　「ただいま」と言って、子供たちは帰ってきた。「焼き芋やで。安納芋やで。」と私が言った。しょうへいはすぐに、焼き芋を半分食べ、残りの半分をサランラップに包んで、お小遣いとして200円を持って急いで遊びに行った。りかこは、「おばあちゃんの焼き芋や。大好きや。」と言って食べていた。「お芋は食物繊維を含んでいるからええわ。」ダイエットに関心がでてきたりかこは言った。

　夕方、テニス教室にりかこを車で連れて行ってあげた。おじいちゃん、テニス教室行く日は、りかこの家に来てほしいわ。日暮れが急に早くなってきた。昨年も同じことを言っていた(＃160　ホッとするねん）。今もこの時期が来ると心細くなるのだろう。

#子どもの成長記録