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怒涛の2021年を終えて。「転」な1年でした

遂に2021年もあと1日ですね。

「年越し」という人類の年表を更新する節目を、みんなで迎える瞬間の、このソワソワする「師走」らしい感じがとても好きです。


昨晩はCarstayの忘年会で、今日から12/30~1/3の5日間はお休み。

年末年始はゆっくり自分の時間を作れるので、このnoteでは毎年恒例の1年間の振り返りをしてみたいと思います。


2021年サマリ

今年を漢字1文字で表現すると「」。

1年間、転び続け、転がり続けて、その度に、数多くの方々に支えていただき、導かれ、何とか今の場所へ辿り着くことができた、そんな1年間でした。

ざっと振り返ると、こんな感じでした↓

ー 転換期 ー
1月:🏡 経営合宿1st開催|バンライフステーション開始|Mobi Lab.失敗
2月:💻 J-WAVEさまと"動くラジオ"企画|モバイルオフィス"動く個室"提供
3月:🌊 取締役に田端、営業責任者に野瀬が就任|京急電鉄PR|29歳へ
ー 移行期 ー
4月:🐕 イベント出展|創業者との別れ|ハイエース納車|信託SO発行
5月:🎁 オフィス移転|「長期割引制度」発表|「MAP検索機能」リリース
6月:🏄‍♀️ 第4期START|CS 向田入社|経営合宿2nd開催
ー 混沌期 ー
7月:🎧 VANLIFE DJ発表|Burning Japan出展|結婚3年目で1人暮らしに
8月:🛠 PC故障・買換|モビゴン事故・修理|ワクチン接種 
9月:☔️ 取締役田端の解任|週間エコノミスト掲載|モビエボ出演
ー 奔走期 ー
10月:🎸 avex Miyuuさん長期貸出| 日経トレンディ掲載|GoPro連携
11月:🔥 VANLIFE SAUNA発表|広島県三原市 包括連携締結|IVS2021出展
12月:💨 資金調達1stクローズ|Carstay2025発表|採用活動開始


ー 転換期(1〜3月) ー


四半期ごとに振り返ってみます。

まず、Carstayの恒例行事として、毎年1月と6月の年2回、経営合宿を行うことを決め、第1回は千葉県富津市金谷にある施設「まるも・voido」で開催!


そして、2020年に実施した「バンシェルター」に続き、コロナ禍におけるモビリティの可能性を証明するべく、3月に取締役に田端、営業責任者に野瀬が就任し、さまざまなプロジェクトを立ち上げリリースしました。

・京急電鉄さま × Carstay

・J-WAVEさま × Carstay

・三菱地所さま × Carstay


一方、2020年夏から構想と準備を進めていた企画「Mobi Lab.」は失敗

具体的な物件も決め、本社移転をそこへ計画していたものの、私の営業力が至らず企画倒れに。Carstayの2021年目玉プロジェクトとして進めていたので、大きな挫折を味わいました。


ー 移行期(4〜6月) ー


さらに、逆風は吹き続きます。3月の緊急事態宣言の解除に合わせて、ゴールデンウィークのCarstayへの予約が増えたものの、4月下旬の再度の宣言発令に合わせて、予約キャンセルが相次ぎ対応に追われる毎日。

そして、私のマネジメント力不足により、共同創業者・取締役の岩本が体調不良になってしまい、Carstayから離脱するという出来事が起きました。岩本は、私が彼の人間性に惹かれて口説き、大手企業から転職してもらい、一緒にCarstayを立ち上げた仲間。彼との別れは、私にとって、これまでの人生で起きた別れの中で最も辛い出来事でした。


さらに、社内のムードメーカーであった岩本の離脱に続いて、次々と正社員メンバーが退職しました。

このとき痛感したのは、スタートアップのCXOにとって、メンバーとの1on1やコミュニケーションの場のデザインは最優先業務の1つであるということ。頻繁にオフィスを離れ、これらを疎かにしてしまった自分を責めました。

そこで、手狭になってきたオフィス移転と共に、これらをしっかりやり切ると心に誓い、新宿から横浜へ本社を移しました。


これらの出来事により、一時は組織崩壊の危機に直面しましたが、有難いことに、退職したメンバーが業務委託として、継続して関わってもらえるようになったこと、そしてそんな状況でも、私を信じてついてきてくれたPdM牧野、TLタンのお陰で、何とか繁忙期を乗り切ることが出来ました。


そして、このタイミングで6/1に3人目の正社員・カスタマーサクセス(CS)担当として向田が入社。

未経験にも関わらず、驚異的な学習力により、彼は数ヶ月でほぼ全てのCS業務をマスターし、その結果、サービスを安定稼働させ、ユーザーのお困りごとを解決できる体制をつくることができました。


このタイミングで、「長期割引制度」や「MAP機能」のリリースなども発表しました!


ー 混沌期(7〜9月) ー


7月から心機一転!これまでの反省を踏まえて、会社メンバーとのコミュニケーションや交流の機会を増やすことにフォーカスしました。

例えば、2回目の経営合宿を1回目よりも予算を増額して開催したり、社外イベントに会社メンバー有志で参加する機会を設けたりしました。


会社の業績も、8月の夏休み予約により過去最高売上となり、コロナ禍の2回目の資金調達活動を本格開始しました。

しかし、順風満帆に進捗しそうな兆しが見えていたところで、大きな問題が起こります。私の危機管理能力の欠如に起因し、コンプライアンスの課題に直面、その結果、取締役CMOの田端がCarstayを離れることに。


本件について、数多くの問い合わせが会社や会社メンバーに殺到。ユーザーやステークホルダーの皆さまにも多大なるご迷惑をお掛けしてしまい、資金調達活動も一時は中断せざる終えなくなりました。その期間、私自身も大変反省し、今後の企業経営のあり方について見直す時間をいただきました。

正直、眠れぬ夜もありましたが、数多くの方々から多大なるサポートを頂いたお陰で、何とか再起することが出来ました。助けてくださった皆さま、叱咤激励いただいた先輩方、温かいメッセージ連絡頂いた友人たち、本当にありがとうございました。このときのご恩は一生忘れません。


またプライベートでは、妻の単身赴任に伴い、はじめての一人暮らしをこのタイミングで開始。自分の生活力のなさを実感すると共に、体調不良で寝込んだ日も続いたことから、身近な家族の存在の偉大さを感じた時期でもありました。


ー 奔走期(10〜12月) ー

そして、失った信用を取り戻すべく、心を入れ替えて、10月から資金調達・営業・PRなどを再開、温めてきた企画や取り組みを発表しました!

・avexさま × Carstay

・GoProさま × Carstay

・IVS2021 × Carstay

・広島県三原市さま × Carstay

広島県三原市さまとは、実証実験の結果をもって、Carstayとしてはじめて自治体様と包括連携協定を締結させていただくことに至りました。


さらに、約半年間の交渉の結果、栖峰投資ワークス株式会社さまをリード・インベスターとして、プレシリーズAラウンドの資金調達の1stクローズを発表することが出来ました。

そしてこのタイミングで、Carstayが描く「バンライフ×自動運転」の未来世界『Carstay2025』というコンセプトアートを公開しました。


この資金調達のリリースを発表した理由は、採用活動のためです。『Carstay2025』の未来にワクワクする、未来を一緒につくりたいと思って頂けるような方に、ぜひCarstayの門を叩いて欲しい!

そんな想いで、公式noteマガジンやYOUTRUSTのページも公開しました。


特に、フロントエンドエンジニアさま、アプリエンジニアさまは、急募していますので、もし少しでもご興味がある方、副業可能な方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡いただけたら嬉しいです*


そして、資金調達の2ndクローズに際して、強力なパートナーさまがCarstayをご支援いただけることが決まりました。ニュースリリース発表は2022/1/7(金)を予定していますので、こうご期待いただけたら幸いです。

年内にやるべきことを、走り回り、転がりながら、バタバタと過ごしたていたら、あっと言う間に時間が過ぎていた、そんな最後の3ヶ月でした。


ー 個人的振り返り ー

最後に、1年を総括して、今の率直な感想を。

2021年はこれまでの人生で1番心が揺さぶられ、ジェットコースターのような日々の中で、喜怒哀楽の感情が麻痺した年でした。そして、これがスタートアップを経営すること、起業家として生きることなのだと、改めて感じました。


そして、今年の最大の学びは、”変わり続ける世界で生き残る”という命題をクリアするためには、「変化に対応するべく、私たち自身が変わり続けること」はよく言われるように大事だけれども、それ以上に、「変化というストレスに対して、精神を健康に保つべく、変わらないことを続けること」が重要ということです。

極度のプレッシャーを浴びるアスリート選手がルーティーンを大事にするように、観客の前で役を演じる舞台俳優が日々の稽古を大切にするように、仕事においても、定期的に自分の中で無意識に身体が動いてしまうような、そんな時間を必死に作ることで、何とかリズムを乱さないようにすることが出来ました。モビゴンの貸出業務はその1つでした。ありがとう、モビゴン。


また、仕事以外の時間でも、自分の欲求にはなるべく従うようにして、この時間はこの好きなことをする等、なるべく同じことを繰り返すことで、その度に気持ちをリセットしていました。

そして、仕事もプライベートも、無意識的に、仕事仲間や好きな人たちを巻き込んでしまっていたように思います。

今年私と何かをご一緒させて頂いていた皆さま、実はその時間に私は救われていました。本当にありがとうございました*


1年間という長いようで短い期間を振り返った時に、率直に出てきたのがこの感情だったので、上手く言語化できておらず恐縮ですが、感謝の想いと共にこの気持ちをいま胸に抱いています。


最後に、先日、最大級の会計業界メディア「KaikeiZine」さまに取材いただき、創業からこれまでの3年半を軌跡を、素敵にまとめて頂きました。

もし私のことをこのnoteで初めて知って頂いた方や、Carstayの3年半の変遷について気になる方がいらっしゃれば、赤裸々に内容を語らせて頂いていますので、ぜひこちらもお読みいただけたら嬉しいです*


長文駄文の取りとめもない文章となってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。


そして、今年は本当にみなさま大変お世話になりました。

来年は30歳になる年、「七転八起」の如く、飛躍の年にして参りますので、どうぞCarstayを、宮下晃樹を2022年もどうぞ宜しくお願いいたします!

それでは、皆さまどうか良いお年をお迎えくださいませ*


Carstay株式会社では、ミッションである「Stay Anywhere, Anytime|誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」を実現するため、国内最大のキャンピングカー・車中泊スポットの予約サービスを運営しています。企業さま・自治体さま・メディアさまと是非連携させて頂きたく、また新たな仲間も募集しておりますので、下記URLより、ぜひお気軽にお問い合わせ頂けましたら幸いです:https://carstay.jp/ja/contact

2021.12.30

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